フレイザー文字(Fraser alphabet)とは、文字を持たないリス語に対して、20世紀のはじめにイギリス宣教師のジェームズ・フレイザーによってラテン文字を基本としてつくり出された文字である。ラテン文字の大文字を元にした左から右へ書かれるアルファベットであり、不足する文字はラテン文字を180度回転することで新たに作り出している。声調は句読点に似た記号を後ろにつけることで表す。リス語は彝語によく似た言語だが、彝語が独自の文字を持っているのに対し、リス語は20世紀以前は無文字言語だった。20世紀になると、リス語を表記するための4種類の文字が出現した。音節ごとに分かち書きされる。ブラーフミー系文字と同じように、子音のあとに母音が続く場合は、母音は書かれない。したがって A () の字は母音ではじまる音節にのみ使われる。声調はピリオドやカンマおよび、それらを組み合わせた記号で表す。記号がない場合には「中」と同じである。句読点のピリオドに相当する記号は「=」、カンマに相当する記号は「-.」と表す。2009年の Unicode 5.2 にて以下の文字が収録された。対応フォントは少数で、「Quivira」などがある。
出典:wikipedia
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