神戸新交通株式会社(こうべしんこうつう、)は、兵庫県神戸市で2つの新交通システム路線を運営している、神戸市などの出資による第三セクター方式の鉄道会社である。本社は神戸市中央区港島六丁目6番地の1。スルッとKANSAIでカードに印字される符号はKSであり、略字は新神交である。日本国内で唯一、複数の新交通システム路線を運営している。車両基地を除く全線が高架構造で、自動列車運転装置 (ATO) による自動無人運転が行われている。路線の免特許上は軌道法に基づく軌道区間と鉄道事業法に基づく鉄道区間(第一種鉄道事業)とが混在している。新交通システムの特性上、いずれの車両も急曲線・急勾配および自動無人運転に対応できる設計となっており、車輪にゴムタイヤを使用して高加速・高減速性能をもつ。全車両が川崎重工製であり、特にポートアイランド線では同社の技術が採用された。公式な形式表記は「系」「形」ではなく「型」を使用しており、日本の鉄軌道事業者ではまれなケースである。車体側面には車両番号が付けられており、ポートアイランド線の車両では「KNT-○○○○」と表記する。車両番号の付与方法は、千の位で型式を、百の位で号車番号を、十ならびに一の位で編成番号を示す。大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。2014年4月1日改定。ポートアイランド線の南公園駅・中埠頭駅・北埠頭駅は運賃計算上、みなとじま駅と同一とみなされているほか、みなとじま駅を経由する定期券に関しても、南公園駅・中埠頭駅・北埠頭駅でも乗降可能である。中公園駅、市民広場駅発着の運賃についても、みなとじま駅発着とみなして計算した場合の運賃と比較して安い方となっている。2006年2月1日まではポートアイランド・六甲アイランド両線とも240円均一となっていた。ポートアイランド線が神戸空港まで延伸された翌2日から両線とも距離制に改定されたが、その際は既存区間が値上げにならないように配慮された。この結果近距離では値下げとなった。交通系ICカードは、全国相互利用対応カード(PiTaPa・ICOCA・Kitaca・Suica・PASMO・manaca・TOICA・nimoca・はやかけん・SUGOCA)が利用できる。など現在は、単年度収支では毎年黒字を計上しており、その意味では健全な経営状況と言える。しかし、全体で見れば健全とは言えず、これまでの累積赤字が、年々減少しているものの依然重い負担となっていると言われる。2014年度決算時点の累積赤字はおよそ201億円強にのぼっており、これは2006年度決算段階で見れば、神戸市の外郭団体の中で最も大きな累積赤字額である。北海道夕張市の財政破綻問題を受けて制定された自治体財政健全化法により、自治体本体のみならず外郭団体も財政健全化の対象としてチェックされるようになったことから、財務体質の改善は大きな課題となっている。結局2015年度に240億円から1億円への減資を行い累積損失を解消した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。