鳥取自動車道(とっとりじどうしゃどう、TOTTORI EXPRESSWAY)は、兵庫県佐用郡佐用町の佐用JCTから岡山県を経由し鳥取県鳥取市の鳥取ICへ至る、高速道路(高規格幹線道路)である。略称は鳥取道(とっとりどう、TOTTORI EXPWY)。法定路線名は、播磨自動車道と併せて、中国横断自動車道姫路鳥取線(姫路市 - 鳥取市)である。途中、西粟倉ICの南0.5km(佐用JCT起点19.2km)地点から智頭ICまでは、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路による代替区間の志戸坂峠道路である。本稿では志戸坂峠道路についても述べる。中国山地を貫き鳥取県東部と中国自動車道を結ぶ高速道路であり、兵庫県の佐用郡佐用町と鳥取県の県庁所在地である鳥取市を結んでいる。全線が国道373号の路線にほぼ沿っており、山間部を通過するためトンネルが多い。1981年に志戸坂峠道路の部分が最初の供用を開始し、2009年3月14日には鳥取自動車道の部分で最初の区間が供用を開始した。2013年3月23日に全線開通し、鳥取と関西圏・山陽地方間の道路交通事情が大きく改善される見込みである。当初は全区間が有料道路で計画されていたが、2005年、中国自動車道との接続部(佐用TB)より北が新直轄方式へ変更され、この区間の通行料金が無料となりインターチェンジ入口には鳥取道(無料区間)と書かれている。なお、佐用平福ICより南には出口がなくそのまま有料区間に行き着いてしまうため、佐用平福ICにはその旨の注意喚起表示がある。「鳥取自動車道」(鳥取道)として供用されている区間のうち、西粟倉ICの南0.5km(佐用JCT起点19.2km)地点 - 智頭IC間は、中国横断自動車道姫路鳥取線の整備区間ではなく、鳥取自動車道に並行する一般国道自動車専用道路(以下、A'路線と記す)の志戸坂峠道路(国道373号のバイパス)である。法令上は鳥取道ではないが、鳥取道と一体的に運用されている。途中の志戸坂トンネルを挟む2.5kmの区間は当面活用区間として、鳥取道の計画以前に一般道路として整備したものを暫定利用するという措置がなされ、坂根 - 駒帰間は歩行者や(自動車専用道路を通行できない)125cc以下の車両も通行できる区間となっており、東側(上り線側)に歩道がある。この区間を自動車専用道路にするには、現トンネルとは別ルートで自動車専用道用のトンネルを掘るか、志戸坂トンネルの車線幅を現行の3.25mから3.5mとするために歩道を撤去して有効幅員を拡げるトンネル改修工事を行なうとともに一般道路用に別のトンネルを掘るかの2つが挙げられる。しかし、全線開通が最優先とされているためこの件については当面見送られており、鳥取自動車道区間が全線開通した後に協議を始める予定である(同様に、全線4車線化についても当面見送りとなっている)。※志戸坂峠道路起点は、西粟倉ICの南0.5km(佐用JCT起点19.2km)地点を示す。鳥取自動車道・志戸坂峠道路の本線上にサービスエリアはないが、全線通行料金が無料の為、自由に高速道路を降りて道の駅等での休憩が可能であり、又ガソリンスタンドで給油する事も出来る。パーキングエリアは用瀬PAと福原PAの2箇所あるが、福原PAは上り線 佐用方面(南行き)にしか設置されていない。両PAともに休憩施設はトイレしかない。なお、西粟倉ICの近隣に道の駅あわくらんど、河原ICの近隣に道の駅清流茶屋 かわはらがあり、これらがサービスエリアの役目も果たしている。国土交通省管轄高速道路となっているため他の高速道路との差が出ており、標識や情報版や休憩施設等でも異なっている点が多い。志戸坂峠道路の交通情報は、日本道路交通情報センターのホームページなどには記載されておらず、渋滞情報などは本線上や周辺国道上にある情報板が頼りとなる。鳥取道区間については記載されているが、2010年3月28日の開通から暫くの間は記載すらされていなかった。積雪等で通行止めの場合、鳥取県の道路企画課・鳥取河川国道事務所の公式サイトにその旨が記載される。ほぼ全線が国土交通省管轄の高速道路であるため、鳥取自動車道・志戸坂峠道路にハイウェイラジオはない。国土交通省管轄の路側放送「道路情報ラジオ」もない。NEXCO西日本が製作している地図や中日本エクシスが製作している全国版高速道路地図の場合、建設時は新直轄方式の高速道路という形で載っているが、開通後は自動車専用道路扱いになっている。その他の地図もほとんどが自動車専用道路か国道バイパス扱いで載っている。ただし、昭文社発行の地図は、高速道路の無料区間として自動車専用道路とは区別しており、Googleマップは唯一、他の高速道路と表示が同じである。また、基本的に鳥取自動車道の佐用TBまでが他の高速道路と同じ表記であるが、佐用平福ICまでであったり、佐用JCTの分岐から自動車専用道路扱いのものもある。高速道路会社が制作している地図の場合は記載すらされないものもある。この件に関しては鳥取県側からNEXCO西日本・各地図サイトに改善するよう申請していたが、NEXCO西日本の制作しているフリーペーパー「パスティ」12・1月号から新たに「新直轄区間」という形で扱われた。志戸坂峠道路を除くインターチェンジの出口標識には、山陰自動車道でも用いられているように次のインターチェンジを書いた標識も設置している。(無料区間と有料区間を区別する役割もある)鳥取道の標識の書体は、日本道路公団が開発した独自の角ばった書体、またはヒラギノ角ゴシック体 W5(大原IC - 西粟倉IC間)を使用しているが、志戸坂峠道路の標識は、国道などで使用されているゴシックを使用しているものもある。また、鳥取道と志戸坂峠道路を区別する標識は特にない。前述したとおり、全区間が新直轄方式での建設のため、全線で通行料金が無料である。(ただし、佐用TBには出入口がなく中国自動車道へ直通するほかないため、佐用TB - 佐用平福IC間は無料区間であるものの実質的に無料では走れない区間である)。24時間交通量(台) 道路交通センサス2010年交通量(台)平日は2010年4月8日、土日は2010年4月10日に佐用JCTから大原IC間、智頭ICから鳥取IC間で観測したものである。
出典:wikipedia
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