陶磁資料館南駅(とうじしりょうかんみなみえき)は、愛知県豊田市八草町にある、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の駅である。駅番号はL08。愛知万博期間中は、長久手会場東ゲートに最も近い駅だった。駅名の由来となった瀬戸市にある愛知県陶磁資料館は2013年6月に愛知県陶磁美術館に改称したが、駅名は変更されていない。なお、美術館は隣接自治体である瀬戸市内にあり、駅からは約600メートルの距離がある。計画段階での仮称駅名は、「科学技術交流センター」であった。島式1面2線ホームを持つ高架駅。バリアフリーの対応として出入口・改札内に各1基・合計2基のエレベーターを配置。エスカレーターは場所は確保されているが未設置。安全対策として1・2番線ホームに可動式ホームドアを設置。駅周辺には広大な森林が広がり、人家などがほとんど無いこともあり、リニモ全駅の中で最も利用者数の少ない駅である。愛・地球博期間中は万博会場駅や公園西駅から万博八草駅(現・八草駅)方面の列車に乗車した乗客が、この陶磁資料館南駅で降り、島式ホームなのでそのまま反対側の乗り場の藤が丘方面の列車に乗車する現象が見られた。これは、万博会場から藤が丘方面へ向かう乗客が混雑のため座席の確保が困難なことから一度、前の陶磁資料館南駅に向かいそこからなら座って行けるという考えの下で行ったこと。これをするには、万博会場・公園西~陶磁資料館南の運賃160円+陶磁資料館南~藤が丘方面の各駅(例:藤が丘までなら340円)の運賃が必要となる。しかし、大部分の乗客は万博会場→(220円・280円・340円)区間か公園西→(160円・220円・280円)の乗車券しか持っておらず当然、区間外乗車・不正乗車の扱いとなる。そこで、この不正乗車を試みる乗客を防止するために駅のホームでは2~3人の誘導員が監視し1番線(万博八草方面)と2番線(藤が丘)を行き来できないように、バーなどを設置し対策を取った。同様に、万博会場駅や公園西駅では折り返し乗車ができないことを警告するアナウンスも流された。また、それでも不正乗車を試みる乗客には区間外(万博会場・公園西~陶磁資料館南間)の不足分の運賃を徴収した。折り返し乗車ができないことや、不足分の運賃徴収されることに納得のいかない乗客が一部には現れ、しばしばトラブルなどがあったもようである。
出典:wikipedia
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