針(はり)は、先端の尖った円錐形の道具。人間にはかなり多くの用途で使用されているが、全て刺すという点で類似している。英語ではあるいはであり、日本語でもそのままピンと呼ぶ例もある。突き刺すことその物を目的とする場合、突き刺すことで何かをするのに使う場合があり、またその先が細いことから細かいところを探るような用途に使われることもある。また同様な形や性質の生物の部分や器官をこう呼ぶこともある。何かに突き刺してそれを基盤上に突き刺すことでその位置を固定する。突き出した先を平らにしたりして扱いやすくしたのが安全ピン()である。ネクタイピンはネクタイとシャツを串刺しにしてネクタイを固定する。尖った先にはカバーをつける。安全ピンは針を折り曲げて先端をカバーに収納することで突き刺す危険を無くしている。裁縫に使う針、縫い針()。細長い金属で出来ていて、先端が尖っている。反対側の端には針穴と呼ばれる小さな穴があいており、穴に糸を通して結びつけ、針で布などを突き通すことであいた穴に糸を通すことができる。ミシン針の場合は先端に穴がある。古代の針は木や骨などで作られていた。裁縫用の針は今から3~4万年前に東シベリアで発明されたとされる。糸を通す孔のない針もあり、いわゆる待ち針であるが、これは縫い合わせる布同士を一時的に止める場合などに使われる。また、布を通り抜けさせる必要がないから、安全のために後端に飾りが付けてある。針は細くて落とすと見失いやすく、また尖った先端が体を傷つけることが多い。使う際には針山に突き刺してその位置を確保する。細くて曲がりにくいことから折れることもあり、これはなお危険なのでその保存に注意する。折れた針を供養するのが針供養である。縫い物を専門に行うものを針子という。生物関連に実験道具の一つに柄付き針がある。解剖などの際に細かい部分を操作したり、広げて固定したりといった使い方がある。昆虫標本は針で止めるのを標準とし、専用の針も販売されている。ボディピアスに使われ、針を人体の一部に通すことで装身具を固定する。同様に衣服に固定する装身具も存在する。入れ墨を彫る際に使われる。身近にあるため、手軽な拷問道具としても使われる。本格的な場合は一般家庭にはない畳針なども使われる。しばしば目隠しをした状態で行われ、この場合、いつどこを刺されるのかわからず、極度の緊張状態を強いられ、指で突かれるといったわずかな刺激に対しても激しく反応することになる。出血が少ないため、肉体的なダメージは少ない一方、精神的なダメージは大きい。プロービングのための針。プローブ顕微鏡などで用いる。時計、方位磁石やメーター、はかりなどの測定器において方位や数値を指し示すために使われる。転じて事務処理などを行ううえでよりどころとなる基本的な事項や方針のことを指針という。釣りに使う針、釣り針()。正確な定義はなく棘と混同されやすいが、一般に棘より円錐形突起の底辺が少ない、つまりとても細いもの針と呼んでいる。また、針と呼んでもいいような円錐形突起も、群れを成すように一箇所にたくさんあれば、普通は棘という。これについては針 (生物)を参照のこと。鋭く尖ったものの意味でまた、小さく細くて見失いやすいことからチェスでは敵のキングと自陣のコマの効き筋の間に敵のコマが置かれた状態にすることをピンという。こうするとそのコマは、動かせば自陣のキングに王手がかかるために動かせない。これを針で刺して止めたのに見立てたものである。
出典:wikipedia
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