江住駅(えすみえき)は、和歌山県西牟婁郡すさみ町江住にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。この駅は1933年9月、国鉄紀勢西線の周参見駅から当駅までの開通と共に終着駅として開業したが、その約2年後の1940年8月には当駅から串本駅まで開通し終着駅でなくなった。その後当駅は1959年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至る。島式ホーム1面2線を持ち列車同士の行き違いが可能な地上駅である。駅舎は線路南側に配置されており、ホームへは新宮寄りに設けられた遮断機・警報機付きの構内踏切で連絡している。古くからの木造駅舎・出札口が残っていて、駅舎内には地元の住民の俳句などが飾られており、ベンチが所狭しと並べられ地元住民お手製の座布団なども敷かれている。新宮駅管理の無人駅。自動券売機・乗車駅証明書発行機は設置されていない。このあたりでは海岸線ぎりぎりにまで山が迫っている。当駅はそのような山が江住川によって削られてできた河口の、わずかな平地の部分にある。当駅は江住の集落の中心部ではなく、端に位置している。駅前には民家や喫茶店などが数軒あり、駅前の道を東方面に少し進むと、江住の集落の中心部に出る。逆に駅前の道を見老津方面へ進むと国道に下ることができる。ここからは枯木灘の海が見える。宮脇俊三はこのあたりが紀勢本線の車窓の白眉であると評した。当駅を最寄とするスポットのうち特筆すべきものが江須崎である。江須崎は暖地性植物群落が見られ昭和28年(1953年)には国の天然記念物に指定された。駅から見老津方面に国道をしばらく進み江須之川の集落からは南方向に折れると江須崎に行くことができる。江須崎を一周する遊歩道も用意されている。1日の平均乗車人員は以下の通りである。かつては明光バスが日置(奥志原)方面へのバスを運行していたが2013年に撤退。また、熊野交通が串本方面へのバスを運転していたがこちらも2015年に撤退し、当駅付近を経由する民間バス路線は消滅した。現在、前者はすさみ町住民バス、後者は串本町コミュニティバスにて路線の一部が代替されているが本数は僅少である。
出典:wikipedia
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