ウルトラマンダイナの登場怪獣(ウルトラマンダイナのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラマンダイナ』に登場する架空の怪獣、宇宙人、ロボット、その他の生物の一覧。並び順は登場話数順。劇場版『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』とビデオ版『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』の登場怪獣についてはそれぞれの項目を参照。火星に突如飛来した謎の球形宇宙生命体。命名者はシイナ・サエコ参謀。人類の宇宙進出を快く思わず、たびたび妨害をする。何体にも分離・再合体することができ、他の生物や物質と融合して怪獣化する。自身を核にして怪獣化したものは「スフィア合成獣」と呼ばれ、ビームや強力な亜空間バリアなどの能力を持つようになる(グラレーンやグライキスのような例外も存在)。同化能力の他にも、単体では人工衛星も破壊するほどの体当たり攻撃や緑色光線、3体掛かりで標的を包囲してから繰り出す捕獲能力などの戦力を持つ。第1話「新たなる光(前編)」、第2話「新たなる光(後編)」に登場。第1話の訓練学校ZEROの演習中に初登場。フドウ・タケルの機体を撃墜したが、演習に参加していたコウダとリョウ、当時訓練生だったアスカらに撃墜されて全滅。火星に登場した個体の全てはS-GUTSのガッツイーグルと交戦する直前に初登場したダイナのフラッシュサイクラーとビームスライサーの連続攻撃により僅か1分で全滅させられ、その他の個体は火星の岩石と融合してダランビア、ネオダランビアになりTPC火星基地を襲撃する。第2話でネオダランビアが倒されると今度は地球に飛来し、溶岩と融合してグラレーンとなる。それ以外の個体のうちの4体はアスカの搭乗するα号のジークで撃墜され、もう11体はフラッシュバスターで倒され、β号と交戦していた個体の一部は3体ほど撃墜されるも、残りの個体は一つに再合体すると宇宙へ逃げる。第35話「滅びの微笑(前編)」に登場。冥王星の表面に浮かぶ人面像「ミス・スマイル」をだしにして誘き寄せたTPCの宇宙船ロムルス三世号に取り付いて地球に飛来し、スーパーGUTSの移動基地クラーコフNF3000のネオマキシマエンジンと六甲山中の岩石に融合してジオモスとなる。第1話に登場したものとは形状が異なる。ダイナを敗退させた後、コスモネットを通じて人類に警告を送る。第44話「金星の雪」に登場。金星に現れ、TPCが大気改造用に投下した人工バクテリア「アイス・ビーナス」をグライキスに改造する。これまでに登場したものと違い双胴型になっている。闇から姿を現す時には女性の笑い声のような高い音を出す。また、開いた先端から火球を発射する。更にダメージを受けたグライキスを回復光線で回復させることができる。2回目に現れた個体同様コスモネットを通じてS-GUTSに警告を送る。金星の特異な環境のためにガッツイーグルの攻撃がことごとく外れるが、β号のカリヤとγ号のリョウの奮起でついにビームが命中し、爆死する。第49話「最終章I 新たなる影」に登場。第1話に登場したものと同型で、再び火星に出現。アスカに撃ち落とされた一体がネオジークの直撃を受けても爆発はせず、火星の地表をある程度滑走してからネオダランビアIIになる。その後別の大群の半数がテラノイドのビームスライサーとソルジェント光線で倒されが、もう半数もの個体がエネルギーの切れたテラノイドと融合してゼルガノイドとなる。グランスフィア以外の個体としてはこれが最後の登場になる。2・3回目に現れた個体と同様言葉を話すが、今回は「ヒカリ、キエロ」という一言のみ。第50話「最終章II 太陽系消滅」、第51話「最終章III 明日へ…」に登場。ある惑星が惑星に住む全ての生命体と一体化したもので、スフィアの本体。ナカジマは「今までとはまるで桁違いの怪物」と評する。地球を太陽系諸共飲み込むことが最終目的である。上記の3回目に登場した2連タイプのスフィア同様、闇から姿を現わす際や、後述の自身の虚像を世界各地の空に投影する際は、女性の笑い声のような高い音を出す。周囲がブラックホールになっており、冥王星などの太陽系外縁部の惑星や、TPCコスモアタッカー部隊、人工太陽試験機NSPカンパネラ、さらにはガッツイーグルのトルネードサンダーなどあらゆるものを重力場で飲み込みながら地球へ接近。その重力場の吸引力は極めて強力であり、クラーコフNF-3000のネオマキシマエンジン最大出力でも全く振り切れない。レーダーでも全く感知できないメッセージを伝えるための自身の虚像を世界各地の空に作り出し、地球人に一体化することを要求する。通常のスフィアとは異なりコスモネットを通じずに直接話すことができる。近づく者を雷で攻撃し、ダイナがこれまでに倒された怪獣達やスフィア合成獣の幻影をばら撒く。ソルジェント光線はおろかネオマキシマ砲をも防ぐ強力なバリアーを張るが、一方向にしか張れないという弱点をつかれ、先に放たれたネオマキシマ砲を防いだ隙に、ダイナにソルジェント光線を撃たれて大爆発を起こし消滅する。しかし闇の破壊で生じた重力崩壊がダイナを飲み込み、そのまま別次元に飛ばす。映画『ウルトラマンサーガ』に登場。グランスフィアがダイナに倒されてから15年後も存在していた生き残りが複数出現し、TPCの火星基地を襲撃する。タイガ・ノゾムの搭乗するガッツイーグルαと交戦するが、その最中でバット星人の円盤に捕らえられ、ハイパーゼットンの餌として捕食される。第1話「新たなる光(前編)」 に登場。スフィアが火星の岩石や砂を取り込んで作り出した怪獣で、5つの目と3本の足を持つ。外見は節足動物に近い。口からの光線でTPC火星基地をスフィアと共に破壊する。スーパーGUTSのガッツイーグルの攻撃を亜空間バリアを張り巡らせて無力化し、アスカのギャラクシースナイパーやガッツブラスターノーマルモードによる銃撃も受け付けない。ダイナ出現時の強烈な光に粉砕されるが、吹き飛ばされた破片は地上で再結集してネオダランビアに変化した。第1話「新たなる光(前編)」、第2話「新たなる光(後編)」に登場。ダランビアの破片が火星開発プラントの残骸を取り込んで再生した姿。事実上、最初にダイナと直接対決を繰り広げた怪獣でもある。ダランビアと違い、完全な二足歩行形態に進化している。ダランビアを遥かに上回る防御力と戦闘力を持ち、戦力は頭部の角から放つ破壊光線、右腕を触手のように伸ばし相手に巻き付けて高圧電流を流す放電攻撃。さらにダランビア以上の強度を持つ亜空間バリアを展開してフラッシュキックですら寄せ付けないほどの実力でダイナを苦しめる。さらに頭部の角で止めを刺そうとするがフラッシュキックで跳ね飛ばされ、最期はビームスライサーとフラッシュサイクラーの連続攻撃で亜空間バリアを破壊され、ソルジェント光線を受けて爆散する。第49話「最終章I 新たなる影」に登場。火星のTPC火星基地付近に出現したスフィアが岩石と合体して変身した2体目のネオダランビア。今回は前回のように火星開発プラントの残骸を取り組んだダランビアを経て強化再生したのではなく直接この姿で登場する。形状は初代とあまり大差はないが、目つきが鋭く、体色が若干黒くなっている。力もより強くなり、戦力は口から放つ赤色破壊光線と、腹這いの状態で地面を滑走し敵に突進する体当たり攻撃。更に初代とは別の形状の亜空間バリアを展開する能力を持っており、強度も上がっている。そのバリアでダイナのソルジェント光線に1発目には耐えたが、2発目には耐え切れず敗れる。また、この戦いの様子はTPC警務局火星基地に監視、追跡記録されダイナの正体が露見する結果となる。『ウルトラマンギンガ』第1話「星の降る町」、第2話「夏の夜の夢」に登場。ネオダランビアの亜種。鳴き声はネオダランビアと同じだが容姿は異なっており、眼が5つに増え、口には鋭い牙が生え、手は爪を持つ五本指になり、背中と胸にコイル状の大きな発電器官がある。その名の通り電撃を放って攻撃し、触手のように伸ばせる右腕も健在だが、亜空間バリアは使用していない。バルキー星人(SD)が不法投棄を行っていた2人組の男、山田と木村のダークな心を利用しダークライブさせ出現。ヒカルがウルトライブしたブラックキング(SD)と戦い、電撃で苦しめるが、ウルトラマンギンガには得意の電撃が通じず圧倒され、ギンガサンダーボルトに敗れる。その後スパークドールズはヒカルの手に渡る。第2話では、ケムール人(SD)と戦うべくヒカルがウルトライブする。素早さに翻弄されつつも伸ばした右腕で躓かせるなど善戦するが、液を浴びて異次元空間に消されそうになったところでギンガにウルトライブしたためスパークドールズに戻る。第2話「新たなる光 (後編)」に登場。火星から逃亡したスフィアの生き残りが高純度エネルギー貯蔵庫基地付近のマグマと融合したスフィア合成獣。体がマグマでできているため全身から高熱を発しており、その体温はきわめて高く、リョウの乗るガッツイーグルγ号の冷却ミサイルを受けて凍り付いても瞬時に復活し、ダイナですら直接触れることができない。体表は高純度エネルギー貯蔵庫基地付近に装備されている無人迎撃システムの砲弾や、TPC養成機関訓練生たちの乗るガッツウィングZEROのニードルを受けても効果がない。口から火炎を吐いて山火事を引き起こす。また、両腕の先端は鋏状になっているがこれはそれほど多用することがない。また、自身の頭上に両手を使用して一時的な炎を思わせるような赤いバリアを張ることができ、これでγ号の誘導ミサイルを防ぐ。高純度エネルギー貯蔵庫施設を破壊するため基地に迫るが、ミラクルタイプのウルトラサイキックによって空中に浮かされ、レボリウムウェーブリバースバージョンで火炎を撃ち返されて粉砕される。山火事はネイチャーコントロールで消し止められる。第3話「目覚めよアスカ」に登場。10年前に駿河湾に現れ、当時のGUTSに倒されて地中で仮死状態になっていたが、サイクロメトラに寄生されて甦る。腹部に連なる発光器官を持ち、口から針を束ねたような散弾光線を吐く。また、尻尾を敵に巻きつけながら電撃を繰り出すことも可能。サイクロメトラの能力で、傷付いても瞬時に再生できるようになっている。サイクロメトラに寄生されたために全身が爆発寸前の爆弾化しており、いつ爆発するか分からないほどの危険な状態だったが、ソルジェント光線で首に大穴を開けられ、直後にサイクロメトラが体内から抜け出したため完全に倒される。第27話「怪獣ゲーム」に登場。通信TVゲーム「怪獣コロシアム」の怪獣トーナメントでデマゴーグと戦い、倒された怪獣。子供たちの間では「怪獣コロシアム」のために実際に現れた怪獣のデータを使ったオリジナル怪獣をプログラムすることが流行っており、これはその一体である。頭部に巨大な角がつけられて腹部もオレンジ色になり、腹部の発光部も胸部に集約されている。カンガルーキックが得意で、口から光弾を吐く。最期はデマゴーグの「デマゴーグスペシャル」で体を刺し貫かれ、捕食される。第3話「目覚めよアスカ」に登場。緑色の隕石(実は卵そのもの)と共に地球に飛来した怪獣。体内に反物質を溜める袋を持ち、口からは木を1本倒す程度の光線を吐く。他の生物に寄生して操り体内に卵を産み付け、自爆することで反物質爆発を起こして星を壊滅させるとともに卵を宇宙に飛ばす。特殊な電磁波でコミュニケーションをとることが可能。劇中では3体登場。2体はガッツイーグルα号に撃たれて倒されるが、アスカがもう1体いることに気付かず取り逃がし、その個体がグロッシーナに寄生する。最期はグロッシーナから飛び出してダイナに飛び掛ったところを、フラッシュ光弾を喰らって消滅する。第4話「決戦! 地中都市」に登場。ジオシティ建設に使われていた岩石を波動で粉砕するPWウェーブに反応して現れた怪獣。PWウェーブの波動を非常に嫌う性質を持ち、原因を特定したスーパーGUTSはPWウェーブの停止をジオフロント社に要請する。一度は大人しくなったが、これに激昂したタチバナ社長が出力を最大限で発射したことで怒って地上に現れ、PWウェーブの照射装置を破壊する。出現時はかなりの空腹だったらしく、避難する人間を餌と狙って市街地へ向かう。口から火炎を吐く。あごの骨格や筋肉が全身を含めてかなり発達しており、噛み付きでダイナを持ち上げるほどのパワーを持つが、ストロングタイプの力技で畳み掛けられ、バルカンスウィングによって爆発、消滅する。第39話「青春の光と影」に登場。ヤマザキが製作したダイゲルンのクローン。突如市街地に現れ、ヤマザキが遺伝子工学研究所からエボリュウ細胞を盗み出す囮に使われる。口から吐く炎は威力が高められている。オオトモ博士が作ったクローン怪獣に見られた本物との外見的な違いは見られないが、よく見ると手の形が若干変化している。γ号のガイナーを火炎で相殺し、その変化した手でγ号を捕らえるが、フドウ・ケンジの乗るガッツシャドーの偏曲マキシマビームで自身だけ倒される。第5話「ウイニングショット」に登場。昆虫が変異したと思われる怪獣。高純度エネルギーを食糧にしており、高純度エネルギーパイプライン付近に出現する。額の緑の水晶体を点滅させることで敵の攻撃を予知して両腕の盾で攻撃を防ぐ、いわゆる予知能力を持つ。はさみ状の両腕はかなりの硬度を持ち、通常のビーム攻撃程度なら難なくはじき返し、劇中では「恐らくガイナーでも破壊不可能」と言われる。しかし腹部の防御力は低く、そこが弱点となっている。その防御力の高さでスーパーGUTSやダイナを苦戦させるが、ヒムロ・ユウサクに教わったダイナのウルトラフォークを腹部に受けて敗れる。第16話「激闘! 怪獣島」に登場。クローンシルバゴン同様オオトモ博士に作られたクローン怪獣の一体で、前に現れたシルドロンのクローン。体色が赤紫色になり、体が一回り大きくなっているだけでなく頭部の形状までもが若干変化している。初代と同様に額の水晶体を点滅させて敵の攻撃を予知するという能力が使える。クローンシルバゴンと戦うが、尻尾攻撃で昏倒し、口から泡を吹き敗れる。第6話「地上最大の怪獣」に登場。異常進化して知能をもった菌類。命名者はコウダ。本体は巨大なキノコで怪人体や怪獣体などの分身を生み出し、これらは本体を破壊しない限りたとえソルジェント光線を受けて粉砕されても再生することができる。フルイズミ市を中心に10キロメートル四方に菌糸を張り巡らせ、地球規模で広がっているコンピューターネットワーク「アースネット」を支配する。自身を「10キロメートルの知性を持つ地上最大の知性」と称し、10キロメートル四方に広がる菌糸体は、「人間で言えば脳細胞にも等しい」という。アースネットを通じてあらゆるネットワークに侵入することができ、コンピュータに「さよなら人類」という内容の怪文章を送付し、外部との連絡を遮断する。感染前に外部接続を遮断したコンピュータまでも支配する能力を持つ。キノコの中心部に膨らんだスルメのような形をしたコアの役割を果たす菌糸脳があり、怪獣体をいくらでも生み出すことができる。戦力として鞭状の両腕を使った攻撃を武器として使い、怪人体時では体を菌糸状に流動化させて移動する。怪人体でアスカを拉致し、β号とγ号が救援に向かうがβ号を撃墜。TPCヨーロッパ支部のミサイルを使用してグランドームを破壊しようとする。しかし3機発射したそのすべてがクラーコフNF3000とγ号に破壊され、グランドーム破壊は失敗。そして人類を破滅させる前にダイナを倒そうと、自ら怪獣体に変貌、怪獣体を複数放ってダイナを苦しめる。しかし、ミラクルタイプの透視能力で本体の位置を当てられた上、レボリウムウェーブ アタックバージョン(タイプI)の攻撃で菌糸と怪獣体を全て消し飛ばされ、本体だけで宇宙に逃げようとするが追いつかれてソルジェント光線を受け、倒される。 第7話「箱の中のともだち」に登場。小型の状態でカプセルに入っていた凶悪な宇宙生物。小型のときはそこそこ愛嬌のある姿だが、巨大化するにつれておぞましい姿になっていく。その姿での特殊能力はテレポーテーションだけである。ダイス星人の母星で暴れて、多大な被害を及ぼしただけでなく彼の娘までも殺害した。ダイス星人によって2体がブラックホールへ移送される途中に逃亡して地球に現れる。性格は非常に凶暴かつ狡猾である。1体は追ってきたダイス星人に処分されるが、もう一体は吉村由香という少女に拾われ、地球の大気の影響で短時間で巨大化し、由香を目の中に人質にとる(ダイス星人によると「人質をとるのは常套手段」)。由香はダイス星人がギャビッシュの目の中にテレポートして助け出すが、そのダイス星人を口からの光の針で殺害。口から放つ光の針、尻尾から放つ破壊光線、鋭い牙、眼からの光線でビームスライサーを吸収、強化して口から撃ち返すなど、多彩な技でダイナを苦しめるが、尻尾をダイナスラッシュで切られ、最後は通常時とはエフェクトの異なるソルジェント光線を受けて炎上する。鳴き声(ナカジマによると彼らの言語らしい)はガッツW・I・Tに不可思議な現象を与え、それを地球上の言語に翻訳(暗号分析)すると「私はギャビッシュ、私を助けて」という風になる。この発言により、自分がダイス星人に追われている弱い生物だとスーパーGUTSに認識させて騙す。第7話「箱の中のともだち」に登場。バース星雲ダイス星の特別捜査官で、テレポーテーションの能力を持ち、銃を携帯している。移送中に逃亡したギャビッシュを追って地球に現れる。かつてギャビッシュに娘を殺害されており、その憎しみからいきなり攻撃しようとしたことが災いしてあらぬ疑いをかけられる。左腕についているブレスからは標的を動きを封じて空中へと浮かばせる捕獲光線や相手を気絶させる失神光線を放つだけではなく、色々な星の言語を話せる翻訳機にもなる。また、接近戦では怪力も発揮し、アスカとリョウを一度はこれで投げ飛ばす。疑いが解けた後にギャビッシュに人質にされた由香を救うために作戦に参加するが、救助した後にギャビッシュの光の針による攻撃で致命傷を負い、由香に渡してくれと自分のペンダントをアスカに託し、光の粒子となって消滅する。殺害された娘は由香と瓜二つで、ペンダントには娘の写真が入っている。第8話「遥かなるバオーン」に登場。隕石と共にふるべ村に落下した怪獣。悪意を持たない呑気な性格だが、聞いた者を眠らせるホルンのような催眠効果のある鳴き声を発する。これによって人間を完全に眠らせ、ダイナまでも眠りかける。また噛み付く力は極めて強く、ダイナを軽く吹き飛ばしたり、強烈なパンチを繰り出すなど、怪力の持ち主でもある。ふるべ村に落下した後、鳴き声を発して村人たちを眠らせる。その後、ムスタファ・アリ博士によって、赤い色を見ると興奮することが判明。スーパーGUTSはジャイアントマスクで口を塞ごうとするが齧って破壊し、再び鳴き声を発したために、近くにいたムスタファ博士は深い眠りに落ちる。しかしマスクの中の催眠ガスが効いたため、自身も眠りに着く。翌朝、村から少し離れた場所に高速道路を挟んでオープンしたスーパーの赤いアドバルーンに興奮して暴走。アスカが乗ったガッツイーグルαがバルーンを破壊した後も前進を続けるが、威嚇射撃に驚き、再び麻酔弾を受けて倒れる。しかし慣れたためにすぐに立ち上がり、パニック状態で村の方へ引き返す。だがその先にはバオーンによって眠らされたムスタファ博士がいたため、彼を守るべくアスカはダイナに変身する。登場したダイナのストロングタイプやカラータイマー、ウルトラバルーンの赤にひたすら興奮し、最後はウルトラバルーンに引き寄せられてその隙にダイナに運ばれ、宇宙へと返される。ヒビキ隊長は眠っていれば誰も攻撃できないことから、「史上最強の怪獣かもしれない」と評する。宇宙に確かに送り返したにも関わらず、アスカ隊員はこの怪獣の鳴き声を聞いて眠ってしまった。第9話「二千匹の襲撃」に登場。落雷とともに太陽光発電基地付近の遺跡の地下の溢れ出た光の中から現れた怪獣。破片にされてもその一つ一つが分身体となって再び活動することができる。ただし焼かれた場合は例外ということをゴンドウ参謀に見抜かれる。好物の電気を求めて太陽発電基地を襲撃し、ダイナ・ストロングタイプに放り投げられたところにトルネードサンダーの直撃を受けて倒されるが、その破片が二千匹の小型の分身体となり、電気を求めて東京中をさまよう。この分身体はガッツブラスター・ノーマルモードで倒せるほど弱いが、その破片からも再生し、TPCを大いに苦しめる。武器は赤い斑点部から発射する赤い電撃光線。当初TPCは、すべての分身体を集め、元の巨大な姿に戻してから陸戦部隊のナパーム砲で焼き払う作戦を実行。電力を集めてトラップフィールドと呼ばれる装置に分身体を集めるが、落雷によってトラップフィールドが故障。やむを得ず分身体に陸戦部隊が攻撃を開始するも、的が小さいため数体しか倒すことができない。その後落雷からヒントを得たアスカ(=ダイナ)のネイチャーコントロールによる協力でトラップフィールドが復旧。ついにそれごと元の1体の怪獣に戻る。その後ダイナ・ミラクルタイプと戦闘になるが、最期はダイナに何かを頼むような素振りを見せて宇宙へ運ばれ、レボリウムウェーブ アタックバージョン(タイプII)を受けて粉々にされ、ミニブラックホールに吸いこまれる。戦いのあとアスカは「あの怪獣は人工的な光に頼りすぎた地球からの警告」と推論している。更にアスカは戦いの影響で一時的に電気人間になり頭に電球をつけると点灯したり、触れたヒビキ隊長を感電させてしまうところでストーリーは終わる。第10話「禁断の地上絵」に登場。太古の地球を支配していたといわれる種族。考古学者のアキヅキ博士がアンデス地方で発見したクローン製造機によって蘇る。念波攻撃で相手の頭上に光の輪を作り出して苦しめる。更に超能力で人間のDNAをコピーして姿形を変えどのような人物にも化けることができるという能力を持ち合わせている。再び地球を自らのものにすべく、念力で地上絵からデキサドルを出現させる。デキサドルの他に2体の怪獣を復活させようとするが、スーパーGUTSの攻撃によって復活を阻止され、彼らもリョウとカリヤのガッツブラスターで超能力思念を送る装置を破壊され、吹き飛ばされたあとでデキサドルの死と共に消滅する。ローブの模様が赤いのがA、茶色いのがB、黄色いのがCであり、それぞれの額には地上絵にあるものと同じ紋章がある。第10話「禁断の地上絵」に登場。ゼネキンダール人の念力によって地上絵から出現した怪獣。パッションレッド飛行部隊やガッツイーグルはおろかガッツイーグルα号以上の高速で飛行し、ゼネキンダール人同様念波攻撃を行い、さらに飛行しながらの鋭く尖った嘴(くちばし)や足の爪を使った体当たり、口からの青色拘束光線や青色破壊光線で敵を攻撃する。ダイナ相手に善戦するが、リョウとカリヤにゼネキンダール人が倒されたため弱まり、空へ飛んだところでソルジェント光線を浴びて爆発四散する。高速で飛べるだけあって動きも素早く、動体視力もずば抜けており、パッションレッド飛行部隊の背後に回り込んだり、実体化直前の地上絵の怪獣たちを一度は破壊したガッツイーグルのトルネードサンダーや、自身を捕らえようとして掴みかかって来たダイナ・ミラクルタイプですら造作もなく避けることができる。また、一度地上絵に戻ると、S-GUTSのいかなる綿密な調査を用いても居場所を悟られることがないという利点も持っている。第11話「幻の遊星」 - 第47話「さらばハネジロー」とビデオ版『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』に登場。メラニー遊星に取り残されていた小型の怪獣。ダイナにメラニー遊星から連れ出された後は、オオトモ博士の研究所に引き取られるが、ネオザルスの一件の解決後、マスコット的存在としてスーパーGUTS指令室に居着く。名付け親はアスカ。理由は単純で、「羽が生えてるから」。鳴き声は「パムー」だが、小学2年生程度の知能を持つため少し言葉を覚えるようになり、自分のホームページ「パムパムネット」を持つようになる。生活習慣は人間とあまり変わらず、背中の羽根で飛行できるほか、記憶を映像化して投影したり、敵の弱点を透視したり、束縛された相手を解放する青色解放光線を発射したりすることができる。人懐っこい性格で、特に出会った際の経緯もあり、アスカと仲良くなる。攻撃本能をほとんど持たず、初めて出会った際、治療しようとしたアスカに一度噛みつくが、治療後に自分に噛まれて怪我をしたアスカの手をなめる。ナカジマには「よほど平和な星で育ったに違いない」と評される。アスカはモンスアーガーと戦おうとした際、ハネジローの目の前でダイナに変身したため、ダイナの正体を知ることになるが、アスカに優しく口止めされる。ファビラス星出身で、実はファビラス星人に守り神として崇められているムーキットという名前の生物であり、ファビラス星人と再会し、デビルファビラスをダイナが倒した後、彼らを導くべく宇宙へと旅立った。OV作品『帰ってきたハネジロー』ではファビラス星人のメッセージを携えて地球へと帰還した。ピーナッツが大好物らしい。黄色い卵のようなカプセルに入れられた状態で地球に到着するが、ミジー星人たちに偶然拾われる。第11話「幻の遊星」に登場。何者かに造られた宇宙戦争用の生物兵器。メラニー遊星に来た者を襲うようプログラムされている。武器は合わせた両手から発射する強力な赤色光弾。300万馬力の怪力を持ち、ガッツイーグルの攻撃を皮膚で弾き、ダイナのビームスライサーをも素手で跳ね返すなど、防御力が非常に高い。弱点である頭頂部の青い皿のような部分を、ハネジローに教えられたダイナのストロングボムで破壊されて倒され、メラニー遊星自体もモンスアーガーの死と共に崩壊、消滅する。メラニー遊星の自然環境はホログラム発生装置と幻覚ガス発生装置によって作り出されたまやかしであり、虫や鳥類は鳴き声だけで一匹たりとも姿を見せず、摘んだ花も手の中で消える。それらに惹かれてやってきた異星人をモンスアーガーによって殲滅する仕組みになっている。既にハネジローの飼い主であったファビラス星人をはじめとする多くの宇宙人が犠牲になっており、モンスアーガーに破壊されたと思しきUFOの残骸が地表に散らばっている。また、妨害電波もかかるため、無線通信が全くできなくなる。第31話「死闘! ダイナVSダイナ」に登場。グレゴール人が第四メラニー遊星から捕獲し、改造して連れて来たモンスアーガーと同型の怪獣。初代とは体色が全く異なり、今回は赤褐色になっている。弱点だった頭部の皿のような部分が強化されており、α号のジークの熱線すら簡単に弾き返す。口から火球を吐く。グレゴール人がワープアウトさせた剣状の4本の柱で作り出された特設リングの中で大暴れする。ダイナを挑発するために地球に送りつけられ、ニセダイナの首折りを受けて消滅する。『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』第6話「ヒッポリト星人の甘い罠」に登場。主人公のバトルナイザーを狙うヒッポリト星人が操る。ヒッポリト星人のカプセルから出現し、主人公たちに襲い掛かるが、バトルナイザーの怪獣に倒される。漫画『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』や拡張シートのストーリーではこの役割はベムラーに代わられている。ステータスはディフェンスが高いが、それ以外のステータスは低め。必殺技は劇中使用した雷属性の攻撃「大破壊光弾」、IIが使用した「火炎破壊弾」、固い装甲で敵を連続で殴る「アーマードラッシュ」。第12話「怪盗ヒマラ」に登場。独特の美意識を持ち、自身の美しいと思ったものを盗んでいく宇宙人。侵略行為については「野蛮」と思っているため侵略の意志はないが、赤いセロハンのようなものを使って美しいと思った「夕焼けの町」をワンブロック丸ごと盗む。普段は等身大の姿でマントを着けているが、巨大化すると姿が微妙に異なる。自身の体内に異空間「ヒマラワールド」を作り出し、テレポーテーションを駆使するが、盗み専門のため戦闘能力は限られ、額から発射する赤いテレポート光線は時間がかかるため隙が大きく、青い電撃光線の威力はきわめて貧弱である。接近戦ではパンチ技を使用する。給水塔に偽装した宇宙船を使用する。盗んだ町は縮小し、ジオラマのようにして引き出しの付いた箱に保管する。「ヒマラワールド」には『80日間世界一周』の気球や信楽焼の狸、モアイ像などが乱立している。また、内部では時が止まっているため夕焼けが沈むこともなければ空の雲も全く動かないが、風だけは吹いている。しかも、中に乱立している物は時折、話し声、鳴き声、笑い声を出し、無線通信すら使えない。最後はダイナにアッパーカットで殴り飛ばされ、逃走用のロケットで宇宙へ帰る。『ウルトラマンボーイのウルころ』第130話「ヒマラの砂時計の巻」に登場。巨大化時の姿で登場。砂時計を使って異空間を作り出してダイナを圧倒するが、砂時計の砂が尽きると退散する。第13話「怪獣工場」、第30話「侵略の脚本」とビデオ版『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』に登場。地球侵略のためミジー星からやってきた秘密工作員。ミジー・ドルチェンコ、ミジー・ウドチェンコ、ミジー・カマチェンコの三人組で、それぞれ地球人に変身している(名前はそれぞれ第30話で判明)。ドルチェンコがリーダー格である。蜘蛛型のUFOを所有している。ビーム弾を放つ銃を所持しており、他にもドルチェンコのみ両手から電撃を繰り出すこともでき、落雷の直撃を受けても何とか戦える。かなり間が抜けており、くしゃみをした時など油断すると意思にかかわらず本来の宇宙人の顔になる。自らの意思で本来の姿に戻る際は、一丁締めを行う。正体を現したときの顔は三人とも同じだが、着ている服で見分けることができる(ドルチェンコはベージュ色の服、ウドチェンコは赤い服、カマチェンコは白い服)。さらに、実は意外と分析能力に長けているらしく、『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』ではワンゼットに対して「エネルギーを増幅させるシステムを持っているのではないか?」や「レーザーやミサイルも通用しない強固な装甲を誇る」という分析をしている。また、地球の太陽、主に朝陽と夕陽がとても気に入ったらしく、それに関しての口上がとても長かったせいで、せっかく拉致したタケシ少年やアスカをみすみす逃がしてしまう。最初に登場したときは、「ピコポン玩具製作所」という工場を隠れ蓑に、侵略兵器ガラオンを製作するなどいかにも凶悪な宇宙人を思わせる行動をとるが、前述のような間の抜けた性格であるためにあえなく失敗する。前述の失敗で見捨てられてしまったようで、二度目の登場時はガラオン再建のためウドチェンコはレンタルビデオ屋、カマチェンコがオカマバーでアルバイトをして資金を稼いでいる。この時すでにドルチェンコ以外の二人は、侵略をあきらめて地球に永住しようと考えるようになっていたが結局諦めず、借りているアパートの隣に住む脚本家ミカミヒデオを騙して、再び侵略行為に乗り出すが、またしても失敗した挙句、ガラオンはダイナによって破壊された。のちに、ミカミの実体験を基にしたストーリーに宇宙人役で出演することになったが、撮影直後に風で舞った埃によるクシャミで正体が露見してしまい、周りのスタッフや自分たちが悲鳴を上げるところで話を締める。『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』における再々登場時は、彼ら三人が宇宙人であることがとても大々的に、なおかつ、いかにも凶悪な宇宙人であるかのように過大にニュース報道されてアパートと職を失い、野宿する羽目になったりする。挙句の果てに強制的にスーパーGUTSにワンゼット迎撃に協力させられる。ワンゼットがダイナに倒されると、TPC一般隊員たちに追われ何処かに逃亡する。第13話「怪獣工場」、第30話「侵略の脚本」に登場。ミジー星人の侵略用ロボット兵器。ミジー星人3人が搭乗して操縦する。操縦方法は天井から垂れ下がった紐を引くというものであり、怒り顔の口からは時々蒸気が噴出する。動力源は電気エネルギー。本来は全長400メートルのロボットとしてピコポン玩具工場で製造されていたが、工場をタケシ少年やスーパーGUTSに発見されたため頭部しか完成していない状態で出撃する。怒り顔・泣き顔・笑い顔の三つの顔を持ち、怒り顔からは赤い光線、泣き顔からは青い光線、笑い顔からは黄色い光線と笑気ガスを発射する。特に笑い顔の笑気ガスは強力で、ダイナすら笑い転げる。両腕両足をボディに収納した状態で空中に浮かび上がり、独楽のように高速回転しながら前述の三原色の破壊光線を連射することも可能。また、猛スピードで繰り出す突進攻撃も行う。1度目は破壊光線や笑気ガス、突進攻撃でダイナを倒そうとするも、ミラクルタイプのウルトラマジックで現れた分身を見抜けず完全に翻弄される。その後は両腕と両足をボディに収納し空中に浮かびながら高速回転して破壊光線を連射するも全て外れ、ハンドシューターでダメージを受けてどこかへ逃走する。2度目は燃料切れの状態で奥秩父山中に隠されていたが、自身のホログラムを空中に投影させたり、笑気ガスを発射したりすることはできるようであり、三上の脱稿した脚本を元にホログラムでα号とγ号を同士討ちさせた上、β号のコウダ、ナカジマ、カリヤを笑気ガスで爆笑させてから捕らえて人質にしTPCに大量の電気エネルギーを放電するように要求しようとする予定だったが、投影していたホログラムが若干乱れていたためアスカに見抜かれ、一時はスーパーGUTSに一方的に攻められる。しかし、偶然発生した暗雲から生じた落雷によって電気エネルギーが満タンになり、活動を再開。ダイナとの再戦では空中からの踏みつけ攻撃と、高速回転による破壊光線の連続使用でダイナをノックダウンするも、突進攻撃で止めを刺そうとした寸前に故障が発生した上、満タンになったエネルギーが底をつき、油断したところをソルジェント光線で完全に破壊される。ミジー星人達はなんとか脱出するが、スーパーGUTSのメンバーたちは彼らが死亡したと見なす。第30話「侵略の脚本」に登場。ダイナに敗北したミジー星人たちが新たに開発した侵略ロボット兵器。しかし予算が少ないためサイズが小さくなり、しかも作動スイッチを押したあとで13秒でショートしてすぐに壊れる。頭部はその後ミジー・ドルチェンコに抱き枕代わりに利用される。作動してすぐに壊れてしまったために、その戦力は不明。オリジナルビデオ『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』に登場。コガラオンの後に開発された侵略ロボット兵器で、さらに小型(数センチ単位)になっている。ボディの両脇にハネジローが咥えるためのフック状の金具が付いている。初登場時ではミジードルチェンコに特殊戦闘用最新メカニックモンスターぽちガラオンと呼ばれる。ラーメン丼に簡単に入ってしまうほど小さい。デハドー星人の侵略兵器ワンゼットに対抗するため、TPCに協力することを条件に釈放されたミジー星人が、ワンゼットの指揮系統を破壊するために改造し、ハネジローの運送によりワンゼットの頭部に侵入して指揮系統を担っていたアンドロイドを破壊する。その後、自身がワンゼットの指揮系統を掌握してダイナと戦うも結局制御しきれず、最後はワンゼットもろともレボリュームウェーブ アタックバージョンに巻き込まれて消滅する。第14話「月に眠る覇王」に登場。12億年前に爆発したヌアザ星の王。自らを「あまねく星々の頂点に立つ宇宙の王」と称する。月の古代遺跡(王家の谷)に埋葬されてミイラ化していたが、魂はまだ生きていた。調査のために遺跡に赴き遺骸が収められた石櫃を開けたカリヤにその魂が憑依して地球に来襲するが、カリヤに同行していた調査クルーに憑依したかつてイシリスを封印した戦士達の魂の妨害によって正体が露見し離脱。TPCの施設を利用して古代遺跡にある重力発生装置を復活させて月の地球落下を目論み、玄室にあった石像に宿り復活を果たす。遺跡破壊のために出動したα号とγ号を一蹴し、ダイナと交戦する。人間の精神を操る超能力があり、これで貨物検査による検問を突破する。また、飛行能力も持つ。本体のミイラに剣を刺さないと倒せず、両手の掌から放つ赤色破壊光弾などでダイナを圧倒する。最期は弱点を付かれてカリヤの手で本体に剣を刺され、弱体化したところにダイナのストロングパンチが直撃して敗れる。同時に古代遺跡(王家の谷)もイシリスの死と共に大爆発を起こし、消滅する。第15話「優しい標的」に登場。墜落した宇宙船からTPCに救出された地球侵略を目論む工作員で、TPCに潜入するために傷付いた遭難者のふりをする。地球人を操る緑の石を所持しており、その石を受け取った相手を自在に操ることができる。自分に好意を持ったマイを利用して機密データを入手しようとするが失敗し、ギャンザーでTPC本部を攻撃する。最期は乙女の純情な心を踏みにじったとして、リョウの駆るγ号に宇宙船もろとも誘導ミサイルで撃墜された。事件後、リョウは事情を知らないマイに「シオンはマイのおかげで無事、任務を終えて母星へ帰還した」と告げた。第15話「優しい標的」に登場。クレア星雲人シオンが放つ地球外の特殊な電磁波で操られる怪獣。電磁波の力でどこでも出現することができ、右腕から触手を伸ばし、目と右手からは光弾を放つ。初めはポイントF7に現れ、イーグルからの電磁ネットで動きを封じられるが、シオンに回収されテレポートで脱出。次にグランドームのすぐ近くに現れ、出撃したα号とβ号と交戦。β号に右手首の先端部分を切断されるが、α号を撃墜。ダイナとの戦闘では開始早々フラッシュチョップで切断された先端部分なしの触手で攻撃に出た後に光弾を乱射して、周辺を火の海にする。しかし続けて放った光弾がダイナのウルトラバリヤーで全てはじき返されて自分に当たり、劣勢に陥る。最後はソルジェント光線で倒され、山火事もダイナ・フラッシュタイプのウルトラ水流で消し止められる。第16話「激闘! 怪獣島」に登場。ザリーナ地帯の無人島に眠っていた怪獣を、TPC生物工学研究所のオオトモ博士が様々な怪獣の遺伝子を組み込んで改造したもの。胸から体温感知で敵を追尾するホーミングビームを武器に持つ。また尻尾も強力な武器であり、クローンシルバゴンとの戦いでは互いの尻尾を絡ませた綱引きのような勝負を披露し、フラッシュタイプはおろかストロングタイプのダイナさえ1度は力負けしたほど。非常に凶暴で人間の手に負えないため、人間の命令を聞くようにハネジローの遺伝子を組み込む予定だったが、その前にアスカの乗るガッツイーグルα号の攻撃で研究設備が破壊され、更に暴れだしたクローンシルバゴンを押さえるために出撃させられる。クローンシルバゴンを圧倒的なパワーで倒すが、直後に暴走し、オオトモ博士を踏みつぶす。ダイナとの戦闘でもホーミングビームを使うが、その特性を逆利用されて自分の尻尾にビームを当てて切断する。それでもビームを撃とうとするが、今度はストロングタイプのガルネイトボンバー・シューティングバージョンで押し返され、体に大穴をあけられて爆死する。第16話「激闘! 怪獣島」に登場。第17話「幽霊宇宙船」に登場。生物のプラズマエネルギーを食糧にしている怪獣。シルバック星人の宇宙船に取りついており、普段は幽霊船状態で飛行している。自身の体内にあるシルバック星人の航海日誌によると、「数多の美しい星団から魂を貪り尽くし、宇宙に死を広げる伝説の怪獣」と表記されているが、それは決して過言でも嘘でもなく、本体下部から人間の魂を抜く怪光線を放ち、これを浴びた者は身体が黒く変色して倒れる。そのためこの怪獣が通り過ぎた街は瞬く間にゴーストタウンと化す。身体を粒子状に変えての瞬間移動能力、分身能力、目から放つ金縛り光線でダイナを苦戦させるが、最期はソルジェントエネルギーを叩き込まれて消滅する。第17話「幽霊宇宙船」に登場。外宇宙にあるシルバック星からジャナルンバ星に向かって旅をしている途中でゾンバイユに宇宙船を乗っ取られ、自身もゾンビ状態になってゾンバイユに操られた被害者的な存在。口からの青色怪光線でゾンバイユの体内に迷い込んできた者の魂(プラズマエネルギー)を抜く。ゾンバイユの怪光線同様、これを浴びた者は身体が黒く変色して倒れるが、アスカには完全に作用しない。アスカとコウダにガッツブラスターノーマルモードの光弾で撃たれても、後ろに多少後退するだけでほとんど効果がないが、ダイナの光線には耐え切れず、ビームスライサーを受けて消滅する。第18話「闇を呼ぶ少女たち」に登場。聖南女子学園の生徒が呼出した生命エネルギー体。彼女らからはシジルさんと呼ばれ、普段は聖南女子学園の学園長の姿を隠れ蓑にしている。昔から人間が「悪魔」という概念で呼んでいた生物であるらしい。エリカら4人に黒魔術を授けた張本人でもある。戦力は口からの火炎放射と両腕からの電撃。更に、念動力を使ってその辺から引き抜いた数本の街灯を飛ばして攻撃することも可能。人間の魂を吸収することでその力が高まるらしいが、その超能力による吸引力は極めて強力であり、車一台を簡単に引き寄せることができる。世界を恐怖と絶望で塗り込めることが目的。ダイナ・ミラクルタイプと超能力合戦を繰り広げ、取り込んだ人間の姿を見せて手を出せないようにしダイナを追い詰めるが、自らを呼び出した少女らに力の源の魔法陣を封じられて人質を解放され、レボリウムウェーブ アタックバージョンを受けて消滅する。この怪獣が引き起こした人間消失事件が発生した場所には必ず割れた鏡があり、その場所を線で結んでいくとペンタグラム(悪魔を呼び出すための図形)の形になる。第19話「夢幻の鳥」に登場。中国で人の死や国の滅亡を予言するといわれる不吉の象徴とされる妖怪。見た目は人間の姿をした鳥だが、鳥のような形をした頭部の中に人間の女性のような顔を持っている奇怪な姿をしている。その伝承の通り不吉な予言を告げ、不気味な笑い声を出す。その正体は電離層に住む悪意を持ったプラズマ生物。『ウルトラマンティガ』でガゾートIIも現れた宇宙発電所の超電導リングを襲撃する。電気エネルギーを自らのエネルギーに変えるプラズマの塊であるため、ビーム攻撃を吸収して無効化することができる。ガッツイーグルα号、γ号と交戦した際は、ナカジマの提案したアンチプラズマ弾を受け一時撤退。その次の登場ではアンチプラズマ弾はおろかダイナのソルジェント光線をも吸収。両手からプラズマエネルギー光弾や落雷を放出したりと善戦するが、ダイナ・ミラクルタイプのネイチャーコントロールで放った落雷を吸収されてエネルギーに変えられ、最後はレボリウムウェーブ・アタックバージョンに敗れる。前述のプラズマエネルギー光弾の威力は極めて強力であり、マシン・ゼレットのバリヤーで防がれても持ち前のプラズマの影響で行動不能に陥らせるほど強い。また、アスカのガッツイーグルα号が偵察に向かった際は、そのすれ違いざまに地震によるプラズマエネルギーを吸収するために、普段隕石孔周辺や断層沿いにあるはずの地震で岩盤がずれた際に摩擦熱で生じる「地震の化石」とも呼ばれるシュードタキライトを振り撒く(鳥や人間で言えば、食事の後の食べ腐しか、あるいは用済みのごみに近い)。第20話「少年宇宙人」に登場。ラセスタ周期で5歳の少年。昆虫のホタルに似た体を持ち、背中の羽で光の粒子を撒き散らしながら空を飛ぶ。母星であるケリガン星系の惑星ラセスタが氷河期を迎えたことにより、幼い頃に家族とともに地球に移住し、地球周期で10歳の少年岸悟(きし さとる)として自分が異星人だと知らずに生活していた。変身能力を持つラセスタ星人は5歳(地球周期では10歳)を過ぎると元の姿に戻れなくなる。しかし、ラセスタが恒星ビビドラに吸収されて消滅したため、かつて祖先が交わした約束の元、母親から真実を告げられて仲間の待つトナカイ座イリスへと向かうことになる。その正体を知って彼を応援していた友達に見送られつつ旅立ちの夜に星人に変身し、巨大化して宇宙に出ようとするも、空が飛べずもたついているところをスーパーGUTSに侵略者と誤認されて攻撃されるが、ダイナに励まされて宇宙に飛び立つ。戦力は特に持たないが、テレパシー能力や超伝導研究所の建物の瓦礫の破片を投げ付ける程度の物理的な戦術を持つ。第21話「発熱怪獣3000度」に登場。ニューギニアの火山地帯に住む超高温の体熱を持つ怪獣。口から高熱火炎を吐き、現地の伝説では火山の噴火から人々を救う火の神の使いと言われている。TPC本部の地下シャフトに取り付いて、真冬にもかかわらず本部内に室温36℃以上もの酷暑をもたらす。火山地帯の変成岩が好物で、火山国・日本の地層を夢中になって食べているうちに地表付近まで出てきて、TPC本部に突っ込む。その際風邪を引いて体温が上昇し、通常2500度ほどの体温が体温を下げようとしたスーパーGUTSの冷却作戦で逆に風邪を悪化させて3000度まで上昇する。変身したダイナもその体温でまともに触れることが出来なかったが最後はミラクルタイプのミラクルリフティングウェーブで火口へ運ばれ地中へと帰っていった。その後基地内の気温も元に戻ったが、急激な温度変化に対応できず、今度はスーパーGUTSのメンバーが全員風邪をひくという結末となる。第22話「ツクヨの兵士」に登場。4世紀前半に存在した人の恐れを喰らう魔物で、「ツクヨの兵士」の守護神だと信じられていた。兵士たちはモズイの住むツクヨの泉に石を落として恐怖心を喰らわせることで、恐れることなく戦で勝ち続けていたが、恐怖を捨て去るということは人間らしい感情を捨てて破壊の権化となることを意味し、またモズイは月がツクヨの泉に映ると巨大な魔物の姿で現れるため、やがてツクヨの兵士たちによって青銅鏡に封印された。そして現代になって鏡が発掘され、その鏡面に月が写ったことで復活。さらにツクヨの泉自体は埋め立てられていたが、その上に建てられたビルの窓ガラスに月が映ったことで実体化する。この場合の「泉」というのは実際の水ではなく「姿を映す物」(つまり現代でいう「鏡」)のことを表す。口からかつて供えられた石を機関銃のように連射する。月が出ている間だけしか行動できず、月が消えると鏡面に逃げ込む。黒い煙に変化しての体当たりと怪力でダイナを苦しめるが、リョウのXXバズーカの攻撃を受けてダメージを負い、月が雲に隠れてさらに弱体化したところにソルジェント光線を受けて敗れた。第23話「夢のとりで」に登場。深海に生息する触角の生えた海蛇に似た怪獣。ただし、別名に「深海竜」とあるように実際の海蛇とは泳ぎ方が異なり、体を横ではなく、縦にくねらせて泳ぐ。海底研究基地トライトンJ2やガッツマリンの発生させる耐圧シールドに反応し、攻撃を仕掛けてくる。武器は触角から放つ赤色破壊光線と電撃、長い胴体での締め付け攻撃。さらにフラッシュ光弾やガッツマリンのハイパワーブルーレーザーなどの光線を吸収し触角からの光線を強化して相手に打ち返すことも可能。一度ガッツマリンのブレイクシャークによって生じた落盤で押し潰されるが、トライトンJ2の耐圧シールドが復活すると同時に活動を再開。水中戦に慣れないダイナをノックダウンさせるが、ガッツマリンのブレイクシャークによる総攻撃で触角を破壊され、怒って襲い掛かろうとしたところにソルジェント光線を受けて倒される。第24話「湖の吸血鬼」に登場。束良湖に降り注いだ宇宙線の影響で突然変異したマリモの特性を持つ球状動物。ヒトデのような姿をしており、丸まってマリモのような型になって移動する。マリモ状態の時は動物の血を好み、束良湖周辺で人間を襲う。スーパーGUTSに発見された後、湖から聞こえる謎の歌声に導かれて一箇所に集まり、巨大な姿に変貌する。体の中央部にある口でレーザー攻撃を吸収することができ、更にそこから強酸性のブレスや火の玉を発射する。伸縮自在の触手での電流攻撃でダイナを苦しめるが、体内の毒素貯臓器をS-GUTSに破壊されたことで形勢は逆転。最期は自ら吐いた火球をガルネイトボンバーで撃ち返されて倒される。第24話「湖の吸血鬼」に登場。前述のマリキュラの初登場時の姿。束良湖に降り注いだ謎の宇宙線の影響で湖に棲む下等生物の遺伝子が狂って突然変異を果たしたものと思われる。コマツチーフの台詞によれば「植物ではなく動物」。外見は大型同様マリモに酷似しているが内部構造はヒルに似ている。戦力は基本的に大型より少なく敵に噛み付いての吸血攻撃くらいしかないが、人間1人程度なら十分致命傷になる。この方法で当話劇中の魚の大量死事件を発生させ、コマツチーフ以外のTPC生物工学班の研究員たちを全滅させる。後にこれら大多数の個体全てが束良湖の湖底で合体巨大化を果たして大型のマリキュラとなり、ダイナやスーパーGUTSと対決することになる。なお、合体し損ねた個体がいたらしく、マリキュラ撃退後に1体の小型マリキュラがナカジマの車に轢かれる。第25話「移動要塞浮上せず! (前編)」、第26話「移動要塞浮上せず! (後編)」に登場。南極の海底に出現した高い知性を持つ宇宙生命体。見た目は巨大なクラゲ。自称「宇宙で最も優れた知的生命」で、「自分こそ地球の支配者にふさわしい」とも語る一方、人間を「想像していたよりも下等な生き物」、「滅びを繰り返すだけの生物」だと見下している。ハッキング能力を持ち、触手で絡み付くことでコンピュータを支配し操ることができる。人類の宇宙進出を快く思わず、南極の海底基地アイスキャッスルを襲撃し、マイのいないクラーコフNF-3000を水没させると同時にそのコンピューターを乗っ取る。誘導電波を利用し人工太陽試験機NSPカンパネラを南極に誘導し、地球全土を水没させ、水の惑星にしようとする。その姿はクラーコフのレーダーでも捉えることができない。またコンピューターから声をコピーすることができ、アイスキャッスルやクラーコフ内の音声データのメモリを読み取り、その読み取った音声データ内の他人の声を合成音として借りて話すことができる。劇中ではハラシマ主任、コウダ、ハラシマの娘サオリの声を借りて話し、特にサオリの声を多用する。ディゴンやレイキュバスを使ってダイナとスーパーGUTSを後一歩の所まで追い詰めるが、マイにメインシステムを奪還され、カリヤの放ったクラーコフの熱線を食らって引き剥がされる。ディゴンが全滅しその上レイキュバスがやられたことで敗北を悟って逃走するが、ダイナ・ミラクルタイプのダイナテレポーテーションで追いつかれ、ハンドシューターで戻っていく人工太陽試験機NSPカンパネラの方向に跳ね飛ばされた後、カンパネラで増幅したビームスライサーを受けて大爆発する。第25話「移動要塞浮上せず! (前編)」、第26話「移動要塞浮上せず! (後編)」に登場。スヒュームに操られる遺伝子改造兵士と思われる小型の怪獣。外見は黄色い目を持った半魚人。知能はあまり高くなく特殊能力もないが、強靱な腕力を持ち集団で戦う。スヒュームが健在する限りいくらでも現れる。その数はガッツブラスターノーマルモードが初めてエネルギー切れになるほど多い。南極の海底基地アイスキャッスルを破壊しスーパーGUTSの母艦クラーコフNF3000に潜入して、S-GUTSや等身大のダイナと交戦。クラーコフ内に出現した個体はスーパーGUTSとエジリ主任にほとんど倒され、最後の個体もマイに倒される。第25話「移動要塞浮上せず! (前編)」、第26話「移動要塞浮上せず! (後編)」に登場。スヒュームに操られる甲殻類に似た怪獣。硬い体と両腕の大小の鋏が特徴。目が赤い時は南極から成層圏に向けて発進したパッションレッド飛行部隊を狙い撃てるほど射程の長い火炎弾を、青い時はダイナをも完全に氷漬けにする冷凍ガスを吐く。南極の海水温度を上昇させ南極の氷を溶かし、さらにスヒュームを倒そうと現れたダイナを迎え撃ち、冷凍ガスで氷漬けにして戦闘不能に追い込む。しかし、駆けつけたヒビキのガッツイーグルβを撃墜しようとした火炎弾を外して氷を溶かし、誤って復活させる。2度目の対決では、すでにエネルギーが底を突きかけているダイナを再び追い詰めるが、ミラクルタイプにチェンジして人工太陽試験機NSPカンパネラの光エネルギーを受けて回復したダイナ・ミラクルタイプのミラクルロケットアタックでダメージを受け、最期はレボリウムウェーブ アタックバージョンを浴びて消滅する。『ウルトラマン Fighting Evolution3』ウルトラモード「移動要塞浮上せず! 」に登場。ダイナシナリオ「移動要塞浮上せず! 」のキャラクター怪獣として登場。火炎攻撃、冷気攻撃と状況に応じてダイナを苦しめる。火炎攻撃を発するとイベントが発生し、バトルフィールドが狭くなる。最後はミラクルタイプのレボリウムウェーブ アタックバージョンを浴びて消失する等、物語に沿った内容となっている。なお、ダイナが海に落ちると氷漬けになり敗北する場面も再現している。特定の条件を満たせばキャラクターとして操作できるようになる。『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』第3話「ジェロニモンの恐怖」、EX第13話「暴走四次元エリア」に登場。ブルトンによって異次元から呼び出された怪獣として登場。超コッヴと共に大阪城に出現し、主人公の怪獣と戦い倒される。だが
出典:wikipedia
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