ウイルスセキュリティは、ソースネクスト社が販売するセキュリティ対策ソフト。「ウイルスセキュリティ」は、日本のソースネクスト社が扱うセキュリティソフトである。同社が扱うウイルス対策ソフトとしては、アメリカのマカフィー社の「McAfee.comウイルススキャンオンライン」(2001年9月から2003年10月まで販売)に続く2作目にあたり、2003年11月から販売されている。仕様決定と動作テストはソースネクスト社が、コード作成はインドのK7Computing社が行っており、同製品には、K7Computing社が販売する英語版(K7 TotalSecurity)も存在する。2006年には更新料0円のZEROシリーズを発売。ZEROシリーズは他にスーパーセキュリティ、クラウドセキュリティがある。発売当初は「期間課金型」製品(「1年間」などの利用期限が存在し、その期間中利用できる製品)として販売開始したが、後にこれに加え「OS対応型」製品(対応OSのマイクロソフト社公式サポート期間中、利用期限がない製品)も「ウイルスセキュリティZERO」と銘々されて販売開始し、現在は「OS対応型」製品に一本化されている(後述)。なお、有効なライセンスがあればどの製品からも最新のプログラムを利用できるため、名称が異なっていても性能に差異は無い。過去には、利用台数(1台用/3台用など)・対応OS・メディア(USBメモリ(Uメモ)版/CD-ROM版/ダウンロード版など)によって、いくつかのラインナップが存在していた。2012年6月に「Windows 8対応版」が発売されたことに伴い、通常ラインナップは1台用・CD-ROM版と1台用/3台用・ダウンロード版に集約された。また、2011年10月21日にMac対応版として「ウイルスセキュリティ for Mac」を発売する予定であったが、その後、発売延期となり、2012年3月30日に開発上の事情を理由に発売中止が発表された(なお、発売中止から約2年3ヶ月後の2014年7月10日に「スーパーセキュリティZERO」のMac対応版となる「スーパーセキュリティ Mac版」が発売された)。インストール、更新、ウイルスの検知や駆除の自動化等による「簡単さ」、動作の「軽さ」、OS対応型の料金体系などによる「安さ」が特長とされる。有効期限が切れると更新料が必要になる「期間課金型」のセキュリティソフトが主流だった2006年に、サポートされるOSで使用する限り有効期限が無い「OS対応型」の「ウイルスセキュリティZERO」を打ち出したことで、セキュリティソフトとしては後発ながら2007年夏に売上本数シェア1位を獲得するなど、一躍注目を集めた。当初は、ウイルス検出率が他の製品よりも劣ると指摘されていたが、同年以降、West Coast Labsの国際認証「Checkmark」の取得や、Virus Bulletinの「VB 100 Award」の受賞など、第三者機関から継続的な評価を受け機能向上を図っている。2009年5月リリースのバージョン10.0.0003では、64bit OSへの対応、トラッキングクッキー検査機能搭載、ルートキット検出機能強化、webからの攻撃に対する対応強化、フィッシング(ネット詐欺)対策の強化、高速化・軽量化、ゲームモード搭載、ユーザーインターフェイス刷新などが行われた。2011年6月リリースのバージョン11では、ウイルス検知エンジンの強化、アクセス制限の強化、オリジナル・ツール搭載、パフォーマンス向上、ユーザーインターフェイス刷新、オプション追加機能の新搭載が行われた。2012年6月リリースのバージョン12では、ウイルス検知エンジンの改良によるパフォーマンスの向上、ユーザーインターフェイス刷新、ID保護機能やレジストリクリーン機能の新搭載、セーフ・サーチ機能の強化、Windows 8対応版への有償アップグレードサービスの追加が行われた。2015年(平成27年)3月リリースのバージョン14では、ウイルス検知エンジンの改良、パフォーマンス向上、ユーザーインターフェイスの刷新が行われた。バージョン10への移行後(2009年5月以降)に報告された不具合は、ソースネクスト社の製品サポートページで原因調査中等の記載がなされたまま、長期間進展が見られていないものもあるが、いくつかの問題は、回避策の案内やプログラムの修正についての情報が提供されている。また、他のソフトウェアとの競合情報については、ソフトウェアの開発・販売側から情報が提供される一方で、ソースネクスト社からは情報提供がなされていないものもあり、情報提供が不十分な点も認められる。この商品に限らず、同社の「ZERO」製品で謳っている一部OS・特定のエディションで「対応OSのOSベンダーによる公式サポート期限」(未知の脆弱性が発見されてもセキュリティパッチが提供されなくなる期日)の表示が公式のものより3年後であるとの消費者への誤認を招く恐れのある記載(パッケージ・商品紹介Webほかで確認できる)があり、問題視されていたが、「※本サポート期間は、マイクロソフト社のオンライン セルフヘルプ サポートの提供期間に準じて弊社が定めたものです。」と、注釈を追加することで、ソースネクスト独自のサポート期間であることを提示した。ウイルスセキュリティのテレビコマーシャル。
出典:wikipedia
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