複合選抜(ふくごうせんばつ)とは、公立高校の入学試験制度の一つで、現在、愛知県のみで学校群制度に代わる入学試験制度として平成元年(1989年)から実施されている。入学試験で一定の成績を挙げれば確実に希望する高校に行くことができるという単独選抜の特徴と、特定の高校への学力優秀層の過度の集中を防ぐという学校群制度と似た目的・機能を併せ持つが、これまでのところ他に導入している都道府県はない。これ以外は、単独選抜でのメリットと殆ど変わらない。<全日制課程一般入学における校内順位の決定方法>(1)一般入学志願者のうち、原則として、調査書の評定得点と学力検査の結果がそれぞれともに一般入学募集人員内にある志願者が「A」とされ、これに属さない志願者が「B」とされる。(2)校内順位の決定は「A」、「B」の順序で、調査書の記載事項、学力検査の結果、面接等の結果、その他の資料により総合的に行われる。(3)「A」については、調査書の評定得点と学力検査の結果を同等にみたうえで、(2)の資料により総合的に校内順位が決定される。(4)「B」については、各高等学校が次のI、II、IIIのいずれかの方法をあらかじめ選択したうえで、(2)の資料により総合的に校内順位が決定される。I (評定得点)+(学力検査合計得点)(従来タイプ)II {(評定得点)× 1.5 }+(学力検査合計得点)(内申点重視タイプ)III (評定得点)+{(学力検査合計得点)× 1.5 }(当日点重視タイプ)※ 評定得点は調査書の9教科の評定合計(最大5×9=45)を2倍にした数値(最高90点)とする。※ 学力検査は国語、数学、社会、理科、外国語(英語)の5教科で実施し、各教科20点の配点(合計100点)とする。平成19年度入試より複合選抜開始以来の各高校への志願動向や各地域の要望等を踏まえて、という選抜方法の一部改正が行われた。これにより、ため、1.家から近い地元の高校への進学を指導することがこれまで以上に容易になること、2.主に名古屋市外の一部高校における定員割れの解消、等の効果が期待されている。平成29年度入試よりという選抜方法の一部改正が行われる予定である。なおこの変更により、複合選抜としては平成28年度入試で終了した。2009年現在。2月中旬に県下全公立高校で同日に行われる。合格発表は翌々平日に行われる。全日制の一般入試の場合原則各グループ、3月中旬のそれぞれ2日連続で実施され、初日に学力検査、2日目に面接試験が実施される。学力検査が行われる曜日は月曜日と木曜日に設定されている。面接検査は終わった生徒から帰宅してもよいことになっている。AグループとBグループの実施順は5年ごとに入れ替えられていて、西暦年の末尾が9~3の年はAグループから、4~8の年はBグループから行われている。合格発表は3月下旬に行われる。
出典:wikipedia
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