本所松坂町公園 (ほんじょまつざかちょうこうえん)は、東京都墨田区両国にある区立公園。赤穂事件で有名な吉良義央の邸宅があったところで、赤穂浪士によって討ち入りを決行された現場である(本所松坂町は当地の旧名)。一般にある児童公園の類と違い、遊具などはない。約98平方メートル(29.5坪)の敷地に稲荷社や井戸、桜の木などがある程度で、むしろ記念広場に近い。元禄時代の当時は付近の一帯が吉良義央の邸宅であり、その広さは約8400平方メートル(2550坪)と推算されているから、その広さをうかがうことができる。邸宅は、赤穂浪士による討ち入りの後は江戸幕府に没収され、その後住宅などが立ち並び、往時の吉良邸を偲ばせるものはなにもなかったが、昭和9年(1934年)に地元の有志らが旧邸内の「吉良の首洗い井戸」を中心に土地を購入して東京市に寄贈し、翌昭和10年(1935年)に公園として開かれたのが始まりである。昭和25年(1950年)に墨田区へ移管された。普段は住宅街のなかにあるので閑散としているが、地域主催の義士祭(12月14日)が行われる際は多数の出店などがあり、近隣だけではなく全国から多くの観光客で賑わいを見せる。また、当地には斬られ役でもある義央を偲び、公園内にある稲荷社、松坂稲荷に参拝に来るものも少なくない。
出典:wikipedia
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