01/W(ゼロ・ワン・ダブリュー)とは、コルグが1991年に発売したシンセサイザーの型番・機種名である。PCM音源方式のAiスクエアシンセシスを採用している。シンセサイザーとして基本的な機能を持ち、また元のPCM波形にAM変調により倍音を加算できる01/Wならではのシンセサイズ方式「ウエーブ・シェイピング」を持っており、ノイジーな音作りに便利であった。また高機能なシーケンサーも搭載されていて、01/W一台で音作りから打ち込みまで行え、ミュージック・ワークステーションと呼ばれ世界中の著名ミュージシャンに愛用された。メインCPUにNECのV50を採用している。型番の読み方は、『ゼロ・ワン・スラッシュ・ダブリュー』ではなく『ゼロ・ワン・ダブリュー』が正式であるとされている。開発者たちはM1の10倍いいからM10という名前にしようと提案したところ、社長に「そんな単純な名前では駄目だ」と却下され、M10を逆さまにした01Wとなったという逸話がある。PCMカードは03R/W用と共通。3.5in2DDフロッピーディスク。01W、01R/Wはフロッピーディスクドライブを装備していないため使用不可。GMPシリーズはロードすることで音色を擬似的にGM配列とすることができる。PCMカードは01/W用と共通。フロッピーディスクドライブを装備するXシリーズにはロードして使用できる。X2、X3、X3Rにはロードして使用できる。小室哲哉は01/WをYOSHIKIとのユニット『V2』のライブや、自身2作目のソロアルバム『HIT FACTORY』のレコーディングや、収録曲『TOO SHY SHY BOY』をテレビで演奏した際に使用した。しかしボディ背面のロゴを黒テープで隠して使用している。サザンオールスターズのキーボーディストである原由子は、01/W FDをサブ機として88鍵メインキーボードの上に載せ発売当時から現在もライブで使用している。I'veの高瀬一矢は、01/Wが壊れるたびに修理や、新しいものを必死に探して使用している。01/Wがないと曲が作れないとのこと。ネプチューンズのシーケンスは01/Wを使って行われていた。01/Wproは、イエロー・マジック・オーケストラが1993年に再結成してリリースした『テクノドン』による東京ドームでのライブにおいてメンバー3人のそれぞれメイン鍵盤に採用された。
出典:wikipedia
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