『海の王子』(うみのおうじ)は藤子不二雄による日本の漫画作品。当初(第9回まで)は高垣葵(高垣眸の二男)の原作だが、中盤以降は藤子不二雄の作品となる。1959年に『週刊少年サンデー』(小学館)の創刊号から連載され、1961年14号まで続いた。また、『別冊少年サンデー』や同社の学年別学習雑誌にも掲載された。藤子不二雄初の週刊誌連載漫画である。世界各地で起きる悪の組織による事件を海底王国カインからやって来た海の王子(以下、王子)と妹のチマがスーパー戦闘機「はやぶさ号」を駆って解決するSF冒険譚。海の王子側のキャラクターを藤本弘(藤子・F・不二雄)が担当し、悪者側のキャラクターを安孫子素雄(藤子不二雄Ⓐ)が担当するという藤子不二雄の2人の絵の特徴を活かした作品に仕上がっている。後年、いしいひさいちがパロディーとして「海の叔父」という4コマ漫画を執筆している。以下、登場人物たちの年齢はすべて不明である。はやぶさ号とは海の王子たちが駆るロケット戦闘機であり、海底王国カインのザイル博士が開発した。後にチエノ博士らによっても幾度かの改造が施されている。本来は潜水艇なのだが、翼を展開することで空を飛び、先端のドリルで地中を航行することも可能、あげく宇宙空間での行動も可能な万能の戦闘メカ。基本的にメインパイロットを海の王子、サブパイロットをチマが務めるが、後述の自動操縦装置も装備されており、チエノ博士やハナさんでもある程度の操縦は可能。「黒いおおかみの挑戦」に登場。物語開幕時、後述の太陽丸で日本に運び込まれたウラン鉱石。警告灯付きの頑丈な箱に収められている。チエノ博士曰く「日本の産業にたいへん役立ちます」という重要なものだが、黒いおおかみ一味に強奪されてしまった。しかし、王子たちの活躍で奪い返され、無事にチエノ博士の元に届けられた。そのとき箱に付いていた名刺から、博士は海の王子の存在を知ることになる。「黒いおおかみの挑戦」に登場。ウラン鉱を積んで東京湾に入港した貨物船。出迎えの群衆とテレビ中継の目の前で、ウラン鉱を狙う黒いおおかみ一味に爆破されてしまった。以上、2010年現在全て絶版。
出典:wikipedia
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