『スーパーマリオカート』("Super Mario Kart")は、任天堂が発売したスーパーファミコン用ソフト。マリオカートシリーズの1作目であり、この作品で確立された各種基本フレームは最新作に至っても変わることなく受け継がれている。その完成度の高さから「カートレースゲーム」の原型的存在として現在も根強い人気を持つ。日本国内におけるスーパーファミコン用ソフトの最高売り上げを記録した。バーチャルコンソール版は2009年6月9日よりWiiにて、2013年6月19日よりWii Uにて、2016年5月9日よりNewニンテンドー3DSにて、それぞれ配信が開始された。マリオシリーズのキャラクター達がカートでレース&バトルするゲームである。純粋なレースゲームに他のカートへの妨害要素を加え、しかもそれをユニークに表現している。モードは4つに大別され、カップ毎に5つのコースでレースを行って上位4位が獲得できる「ドライバーズポイント」を稼いでカップ獲得を目指す「マリオカートGP」、敵カートからの妨害を受けることなく自らの限界タイムに挑む「タイムアタック」、そして対人要素として既存のコースをひとつ選びタイムを競う「VSマッチレース」、専用コースでお互いのカートにアイテム攻撃を仕掛けて先に相手カートに付けられた風船を3つ割ることを目的とする「バトルゲーム」が用意されている。4タイプ8人のキャラクターの中から好きなドライバーが選べる。コースは3つのカップ(キノコ・フラワー・スター)にそれぞれ5コースずつ・合計15種類あり、「マリオカートGP」ではエンジンも50ccクラス・100ccクラスから選択可能で、排気量が大きいほど自分のカートの最高速度が高いが、敵カートの速度も高くなり、難易度が高くなる。なお追加要素もあり、100ccの全カップで優勝すると新たにスペシャルカップが追加される(これも5コースあるためコースの総数は20となる)ほか、スペシャルカップに優勝するとさらに難易度の高い150ccクラスも選択可能になる。バトルゲーム以外は、全て5周でゴールインとなる。なおプレイヤーが5周目(ファイナルラップ)に突入する(携帯機と『マリオカート64』の3・4人同時対戦を除く据え置き作品の複数プレイの場合は先行しているプレイヤーがゴール直前に突入する)と、BGMのテンポが速くなる。コース中に落ちているコインを拾えば最大10段階までスピードUPできるが、他のカートとの接触で1枚、水没・転落で2枚、アイテム接触によるスピンで4枚のコインを失う。コインが無い状態で他のカートと接触すると、カートがスピンして一時的に止まってしまう。本作ではシリーズ中唯一、ゲームモードに関わらず(ひとりプレイでも)ゲーム中の画面が上下2分割されている。これは2人でプレイすることを重視しているためである。1人プレイの場合、上半分がレース画面・下半分がコース全体図もしくはバックミラーとして背後の様子(プレイヤーの操作もしくは背後のキャラクターがアイテムで攻撃する際に切り替わる)が表示される。作曲者は岡素世、坂東太郎。おばけ沼BGMとクッパ城BGM及びスターによる無敵BGM以外は過去のスーパーマリオシリーズ作品のBGMを使用しておらず、ほとんどがオリジナルのものとなっている。1Pモードで2種類、2Pモードで3種類存在する。なおGP以外では全て100ccでの走行となる。8台のカートで競争を行い、優勝を目指すモードである。1P・2Pどちらでもプレイできる。プレイヤーは、最初にクラス・ドライバー・カップを選択する。ここで選択したドライバー以外はCOMとなる。ラウンド1のプレーヤーのスタート位置は8位、2Pモードの場合1P側が8位・2P側が7位となる。ラウンド2以降のスタート位置は前ラウンドの順位となる。ゴールした時の順位が4位以内なら次のコースへ進めるが、5位以下だとそのコースをやり直し(リトライ)になる。リトライには回数制限があり、初期状態では3回(レース中はカートの台数で表示されている)。リトライを拒否したり、リトライ回数0の状態で5位以下になるとゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻る。同じ順位を3回取った場合はリトライ回数が1増える(ゲームオーバー条件と重なってもこちらが優先される)。2人プレイの場合は、片方が4位以内であれば次のコースへ進めるが、5位以下の場合は次のコースへ進む際にリトライ回数を1消費する(回数0ならそのプレイヤーだけゲームオーバー)。リトライ決定権は、両者とも5位以下なら順位の高いプレイヤー、片方もゴールせずリタイアしたならリタイアを決定したプレイヤーとなり、どちらも互いのリトライ回数を1ずつ消費する。なお、途中のリタイアは最下位と同じ扱いだが、リトライ回数増加の条件にはあたらない。プレイヤーが次のコースへ進むたびに、1-4位のドライバーへ「ドライバーズポイント」が加算され、プレイヤーが最終コースを4位以内でゴールした時点で、最終コースのドライバーズポイントを加算した総合成績を競う。総合成績発表は表彰式となり、総合成績3位以内であればトロフィーも贈呈されてデータに記録される。ちなみに、コースの設計がタイムアタック・VSマッチレースと一部異なっている部分がある。1Pモードでのみプレイ可能。コースを1台のみで走行し、いかに速くゴールできるかを目指すモードである。アイテムが配置されていない、コース構成がマリオカートGPと若干異なる等、いくつか条件もある。完走すると直前の走行の様子をビデオ再生する「リプレイ」コマンドが現れる。また、コースアウトや障害物への衝突などミスをせずに完走した場合は、「リプレイ」の時にL・Rボタンでアングルを変えながら見ることができる他、その走り方をそっくり再現する「ゴースト」が次回のタイムアタックから出現する。なお、特定コマンドを入力することで、スペシャルカップをこのモードのみ無条件に出現させたり、ゴーストのデータを1つだけ保存することが可能。2Pモードのみプレイ可能。1つのコースを走り、相手より先にゴールすることを目指すモードである。GPと同様にアイテムが出現するほか、VSマッチ専用のお邪魔キャラが登場する。なお、特定コマンドを入力することでスペシャルカップを無条件に出現させることが可能。2Pモードのみプレイ可能。双方のカートに3つの風船が付いており、相手の風船を全て割ることを目指すモードである。コースはバトルモード専用コースで、4種類ある。風船は最初は3個。アイテムを獲得して攻撃し、スピンさせるごとに1個ずつ風船が割れる。先に相手の風船を全て割ったプレーヤーが勝者となる。一部コースは後の『マリオカートシリーズ』でも再登場している(例外で『マリオカートアドバンス』ではバトルコースを除く全20コースが再登場)。()内の名称は日本国外のもの。今作は全て5周でゴール。コース内で「?マーク」が書かれたアイテムパネルを踏むことで、ルーレット形式で手に入る。レース時は順位によって出現アイテムが異なる。パネルは1枚につき1回しかアイテムが出現しない(バトルゲーム除く)。プレイヤーが2位以下のとき、すぐ前方を走っている1台のみか、プレイヤーが1位のとき、すぐ後方を走る1台(周回遅れ含む)が使う。原則的にアイテムは種類に関わらず「設置する」のみ(プレイヤーが1位または周回遅れの場合は放物線上に投げる)。プレイヤーと異なり制限無く使用可能だが、キャラクターによって使用アイテムが限定されている。アイテム自体の詳細は、「マリオカートシリーズのアイテム」を参照。キャラクターごとに最高速度、加速力、コーナリング性能などが異なる。 ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計32点(満40点)でゴールド殿堂入りを獲得、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、24.6点(満30点)となっている。
出典:wikipedia
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