崎戸町(さきとちょう)は、かつて長崎県西彼杵郡にあった町。2005年(平成17年)4月1日に、西彼杵郡西彼町、大瀬戸町、西海町、大島町と対等合併し、西海市となり消滅した。長崎県の西彼杵半島北西沖の離島である蛎浦島と西隣の崎戸島、さらに五島列島の中通島との間にある江島、平島を行政区域とした。町役場は蛎浦島に立地していた。現在はいずれも西海市の一部となっている。元々は捕鯨を中心としたひっそりとした漁村であったが、1880年代の終わりに本郷芋島付近で漁夫によって炭塊(石炭)が発見されたことをきっかけに、炭鉱産業の村へと様変わりしていった。石炭が「黒いダイヤ」と呼ばれた採掘の最盛期には、人口は2万5000人余りまで増加し、映画館から病院、商店街が広がる町は活況を呈した。なお最盛期には年間100万トンを出炭していた。2003年、炭鉱労働者のアパートの廃墟群が映画『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』の撮影で使われたことなどをきっかけとして、島の懐古的雰囲気が静かなブームとなる。2004年、炭鉱記念公園に井上光晴の文学碑が建立される。合併直前の2005年(平成17年)3月時点で、小学校3校、中学校3校。
出典:wikipedia
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