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電子立国日本の自叙伝

電子立国日本の自叙伝(でんしりっこくにっぽんのじじょでん)は、1991年にNHKスペシャル枠で放送されたドキュメンタリー番組である。戦後間もなくアメリカでトランジスタが発明されたところから、集積回路 (IC)の開発とLSI化、日本で昭和40年代から50年代に繰り広げられた電卓市場を巡る激しいシェア争い(いわゆる「電卓戦争」)、そして世界初の1チップMPUであるIntel 4004の開発秘話など、1980年代末までの日米における半導体開発の歴史を追った作品である。本番組の冒頭では、当時半導体生産額のシェアを伸ばした日本が、外国、中でも米国の技術を模倣して成り上がったと揶揄される事に対して、果たして真似だけでここまでできるだろうか、米国を凌駕するところまでゆくだろうか、或いは真似ならば他の国でもできるだろうが、その中で日本は何故成功したのか、それを突き詰めたいとしている。ジョン・バーディーンやジャック・キルビー、ロバート・ノイス、嶋正利らを筆頭に、トランジスタ誕生後のエレクトロニクス史において欠かすことのできない多くの人物にインタビューを行っているほか、再現映像も多いが、半導体の製造に関する貴重な映像を多数紹介している。本番組の製作意図の一つとして、トランジスタの誕生期にそれに関わった証人にインタビューする、ということがある。この時を逃せば、これだけ多くの人にインタビューをできる機会はもうないだろうとまず考えたという相田洋ディレクターの述懐通り、実際にノイスは収録後放映前に亡くなり、バーディーンも第1回の放映直後に死去した。番組中度々登場する、三宅民夫アナウンサーと相田洋ディレクターの軽妙な掛け合いトークも話題となった。番組は高柳記念科学放送賞、国際科学技術映像祭(産業部門)銀賞を受賞した。またディレクターの相田はこの番組の制作に対する功績で1991年に放送文化基金個人賞、1992年に芸術選奨文部大臣賞を受賞している。他にSFファンが投票する星雲賞で第23回(1992年度)のノンフィクション部門を受賞している。番組は全6回ともNHKアーカイブスやNHKオンデマンドで視聴可能となっている。第1回で半導体技術の基礎となる高純度技術と微細加工技術を取り上げ、第2~5回に掛けてトランジスタの発明から集積回路の発明、マイクロコンピュータの開発までを追う。第6回は周辺技術を紹介する。本番組が放送された頃は丁度湾岸戦争の開戦時期に当たり、戦争関連の臨時ニュースにより本放送・再放送ともに中断する事があった。続編として新・電子立国が制作されている。「電子立国・日本の自叙伝」が言わばハードウェアの発達史であり、日本の歴史を軸に構成されていたのに対して、続編はソフトウェアの発達史であり、日本のみならず米国、そして世界のソフト業界も含めて紹介する。そのため、続編には「日本の自叙伝」の副題は無い。マイクロソフト社長のビル・ゲイツに出演を依頼する際には、本番組のダイジェスト版を見せて、「今度、これのソフトウェア版を作るのだが、ぜひ協力してもらえないか」という主旨で依頼して出演を取り付けた。NHK出版より単行本(全4巻、文庫版はNHKライブラリーより全7巻、ISBN 4140087919 など)が発売されている。映像ソフトはNHKソフトウェア(現・NHKエンタープライズ)よりビデオ(全4巻)レーザーディスク(上・中・下の全3巻)が発売されていたが絶版となり、2009年3月にDVD(全6巻、NHKエンタープライズ)が発売された。

出典:wikipedia

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