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ガスマスク

ガスマスクとは、毒ガス・粉塵・微生物・毒素などの有害なものや強烈な匂いをするものから体を守るために顔面に着用するマスクで、目など傷つきやすい組織や鼻・口を覆う。日本語では防毒面と表記し、日本陸軍では「被服甲」を略した被甲という呼称も用いられた。初期の物は軍用ではなく民生用だった。第一次世界大戦で化学兵器が大規模に使用されたことに対する防御手段として軍に採用された。第二次世界大戦中は分離式のM4ガスマスクが使用されていた。1960年代にM17ガスマスクが採用されるとこれがベストセラーとなり以後30年にわたってM17A1、M17A2と改良されながら使用された。しかし、1991年の湾岸戦争で砂漠での使用に不向きであることがわかると、新型機の開発と配備が急速に進められ、が採用された。2009年からM50ガスマスクへの更新が進められている。イギリス軍ではS10ガスマスクが正式採用となり、現在も使用されている。その後の改良型でドリンクチューブが付いている物やAR10,FM12,SF10などがある。だがどれも基本的な形が同じため、一見どれも同じものに見えてしまうがよく見ると違いがある。近年、英軍では新型のFM12に更新しつつある。少量の有毒ガスに汚染された空気をその有毒ガスを除去するフィルター(吸収缶)を通すことによって無害化するタイプのガスマスクである。汚染している有毒ガスにより適切な吸収缶を用いる必要がある。吸収缶には寿命があり、使用前未開封時の有効期限および汚染環境下での使用時間を適切に管理する必要がある。マスクとフィルターの接続位置の関係により、直結式と隔離式に分類できる。マスクに直接吸収缶が付いている形式のものを直結式、マスクと吸収缶が分離しホースでつながっている形式のものが隔離式である。隔離式は直結式に比べ吸収缶を大きくすることが出来るため、より高い濃度の有毒ガスに対応できる。隔離式を使う際には、吸収缶はガスマスクケースに入れたまま肩に掛けるか、専用のハーネスで胸ないし背中に装着される。しかし、隔離式はホースが嵩張り、運用がやや不便であることとフィルターの性能向上により、第二次世界大戦後は直結式が主流となっている。吸収しきれないほど高い濃度の有毒ガスに汚染された環境や酸欠(酸素濃度が18%以下)の環境においては使用することができない。このような場合には供給式マスクを使用する必要がある。吸収缶が大型であるほど着用者の疲労は大きくなるので、作業雰囲気に合わせて適切に選ばなければならない。吸収缶の種類には、有機ガス、ハロゲン、青酸、硫化水素、アンモニアなどの種類があり、吸収缶だけを取り替えることもできる。種類の合わないガスには効果が無いので、あらかじめ作業場所の雰囲気を確認しておかなければならない。一般的には他の呼吸用保護具よりも軽量・安価であるため、広く用いられており入手容易である。固体の微粒子が浮遊している空気を粒子フィルターを通すことによって微粒子を除去して無害化するガスマスクである。防毒マスクに粉塵用フィルターを組み合わせて両方の役目を同時に果たすタイプのものもある。医療用マスクとして流通しているマスクは、細菌やウイルスによって汚染された空気をフィルターを通すことによって無害化することを狙った、一種の防塵マスクである。医療用マスクは、SARSの流行がマスメディアの注目を集めたことから、近年需要が高まっている。特に一般でも手に入りやすいN95マスクは人気があるが、実質的にはDS2規格相当品であり、性能は産業用の防塵マスク(半面マスク)と同等である。空気ボンベがなく、酸素発生缶(化学反応により酸素を発生させる器具)によって清浄な空気をマスクに供給する装備である。酸欠雰囲気や高い濃度のガス中でも使用でき、行動範囲に制限が無いが、装備が重く、空気供給源が有限なので作業時間に制限があるなど欠点も多い。ガスを通さない材質の全身気密スーツにボンベを組み合わせた自給式加圧服というものもある。またこれらは生物兵器の防護にも使用される。コンプレッサーで発生させた圧縮空気を、チューブを通してマスクに送る方式である。作業時間に制限が無いが、行動範囲はチューブの取りまわせる範囲に限られる。ガスを通さない材質の全身気密スーツにチューブを組み合わせたものもあり、これをエアラインスーツと言う。軽量な上、涼しいので着用感も良好で、スーツの内側が陽圧になっているために万一スーツにリークがあっても外気の侵入を防ぐことができ、激しく動かなければ汚染されることは無い。一般的な手順は次の通りである。毒性の高い化学兵器に備えなければならない軍隊では上記と手順が少し異なり、おおむね次の手順となる。産業でガスマスクを使用する場合、JISに定める方法によって定期的に機能を検査し合格したもの以外使用してはならない。防塵マスクにあっては、マスク着用者を塩化ナトリウムの粒子を放出した雰囲気中に一定時間置き、面体の内部と外部の塩化ナトリウム濃度を比較する方法による。昭和63年労働省告示第19号に定める防塵マスクの規格は次の通り:第二次世界大戦中には大規模な化学兵器戦が行われなかったが、各部隊にかならず装備されていたため、本来の用途とは違う使い方もされた。ドイツ軍において対戦車ロケット火器パンツァーシュレック使用時に発射爆風が酷かったため、射手が顔面火傷を防ぐ為にガスマスクを装着していたという(後に、爆風防御用の防楯が追加されてガスマスク装着の必要は無くなった)。アメリカ軍においても、携行式対戦車ロケット発射筒(いわゆる「バズーカ」)の初期モデルは発射爆風が酷かったため、射手はガスマスクを着用していた(後の型より砲口に爆風対策の吹き返しがつけられたため、ガスマスクの着用は必須ではなくなった)。戦後になると、旧ソ連軍の自動車化狙撃兵(機械化歩兵)がガスマスクを呼吸器として流用していた。演習で戦闘状況に入ると装甲兵員輸送車のハッチがすべて閉められるため、車内の換気が極端に悪くなる。兵士たちは隔離式のガスマスクを装着し、吸収缶を外すとホースの先端を銃眼から外に突き出して、少しでも新鮮な外気を吸おうとしていた。このほか、現代戦や近未来戦を描いたコミックやアニメ、ゲーム(ガンシューティングゲームやFPS、TPSなど)には一種の「記号」としてガスマスクを装着した兵士が登場する作品も多い。これは大勢が同じ装備を装着することによる軍事的統一感やマスク装着時の非人間的な不気味さなどを演出するためでもあるが、モブキャラクターの顔つきや表情の簡略化という作画上の意味もあるとされる。

出典:wikipedia

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