『江口寿史のなんとかなるでショ! 』(えぐちひさしのなんとかなるでショ!、NANTOKA NARUDESHO!)は、江口寿史によるギャグ漫画、及び表題とした漫画短編集。またこれを原作とするオリジナルビデオ作品。本稿では短編集を中心として記述する。ビデオのメイキングをまとめた単行本として『なんとかなったワケ! 』 (NANTOKA NATTAWAKE! ) がある。1989年に角川書店のあすかコミックDXより発売。前作『寿五郎ショウ』以来2年振りとなる単行本で、作者の3冊目となる短編集。装幀から構成、文字のレイアウトに至るまで江口自身で手かげた力作。「江口寿史復活」と写真週刊誌にも取り上げられ、江口と喫茶店のオーナー(作中に登場するトーマス兄弟のモデル)との友情物語として紹介されている。「月刊ASUKA」(角川書店)で連載された表題作の『江口寿史のなんとかなるでショ! 』(詳細は後述)を中心に、1985年から1988年にかけて各所で掲載された短編が収録されている他、作中に出て来る用語解説や編集者の座談会等が収録されており、OPNING ACT+4部という構成となっている。なお江口の作品の他、同人漫画家の杏樹&紫苑…の作品が併せて収録されている。週刊連載からドロップアウトし、制約から解放された江口が、のびのびと実験的な試みを世に問うた作品群であり、前作『寿五郎ショウ』及び次作『江口寿史の爆発ディナーショー』とあわせ「ショー三部作」と呼ばれる江口ギャグの一つの集大成である。既に江口は遅筆及び途中で作品を投げ出す事で有名となっており、帯に書かれた「江口寿史、今世紀最後の単行本!? 日本一の遅筆野郎が、2年半の歳月をかけてついに完成!!」というあおり文句が当時の様子を端的に語っている(ただし『なんとかなるでショ! 』連載においては落としたのは1回のみ)。1990年にはオリジナルビデオ化され、またビデオのメイキングをまとめた単行本『なんとかなったワケ! 』 (NANTOKA NATTAWAKE! ) も発売されている。昭和61年から昭和63年にかけて 「月刊ASUKA」(角川書店)誌上において連載された『江口寿史のなんとかなるでショ! 』全20話を収録。この『なんとかなるでショ! 』は連載作品であるものの、原則として1話完結のオムニバス形式の短編群であり、各話の繋がりは一部を除いて存在しない。1話8ページだが、各話の扉ページは懐かしの人物・キャラクターの肖像画となっていて内容とは一切関係なく、実質的には1話7ページとなっている。なお、江口寿史が「ちゃんと最終回まで執筆した」数少ない作品の一つである。後述するオリジナルビデオはこの第一部を原作としている。雑誌も出版社もバラバラな様々な短編が集められている。25ページと収録作品中最長の短編『恋はガッツで』の他、江口の元に原稿を送りつけていた謎の同人漫画家、杏樹&紫苑…による作品『背徳のリフレイン』を収録。あとがきから始まる、文章を主体とした章。1990年に『江口寿史のなんとかなるでショ! 』のタイトルで『なんとかなるでショ! 』を映像化。話によって実写とアニメが使い分けられており、江口本人も「圧縮」に出演している。庵野秀明らが原画として参加している。1990年に発売されたビデオのメイキングをまとめた単行本。『なんとかなるでショ! 』と同じく、あすかコミックDXより発売。メイキングの他ポストカード等のオマケ、描き下ろし漫画、吉田戦車・相原コージとの3者対談、赤塚不二夫との対談などが収録されている。
出典:wikipedia
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