ディーゼルサイクル(Diesel cycle)は、低速の圧縮着火機関(ディーゼルエンジン・焼玉エンジン)の理論サイクル(空気標準サイクル)であり、等圧サイクルとよばれることもある最初の圧縮着火機関を考案し実用化したのは、ドイツのルドルフ・クリスチアン・カール・ディーゼルであり(1893年)、そのサイクルは彼にちなんでディーゼルサイクルとよばれている。なお、実際の中・高速のディーゼルエンジンでは燃料噴射後の着火遅れに伴う予混合燃焼の影響が無視できなくなり、サバテサイクルに近くなる。ディーゼルサイクルは、圧縮着火機関の実際のサイクルを、下表 1 のような比熱一定の理想気体(空気)の可逆なクローズドサイクル(空気標準サイクル)で置き換えたものと考えることができるディーゼルサイクルのp-V 線図および T-S 線図を図 1、2 に示す。また、吸気状態を V、p、T、S としたときの、サイクル上の各点の状態量を下表 2 に示す。上で求めた各点の状態量を用いて、1 サイクルあたりの加熱量、冷却量、仕事、および熱効率、平均有効圧力は下記のように求まる。この結果より、以下のことがわかる。
出典:wikipedia
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