ウィンナ・ワルツ (、) は、19世紀のウィーンで流行し、ウィーン会議を通してヨーロッパ中に広まっていった3拍子のワルツ。ダンス音楽団の団長であったヨーゼフ・ランナーがウィンナ・ワルツの創始者と言われており、さらにその基礎を作ったとされるのは、ランナーがかつて所属していた楽団のミヒャエル・パーマー楽団長である。パーマーはワルツに初めて「トゥーシュ」と呼ばれる序奏とコーダ(結尾)を採り入れた。そしてランナーが序奏のあとで5つの小ワルツを組み合わせて最後にコーダを置き、さらに魅力的な曲名をつけるスタイルを発明し、ウィンナ・ワルツの原型を作った。ウィンナ・ワルツの様式を完成させたのはヨハン・シュトラウス2世で、黄金時代を築き「ワルツ王」と称される。ワルツの他には、2拍子のポルカ、行進曲などの小品や、ウィーン風オペレッタの基礎も手がけた。ウィンナ・ワルツにおける3拍子は、3拍が均等な長さを持たず、2拍目をやや早めにずらすように演奏され、独特の流動感を生んでいるが、これは当時の演奏習慣ではなく、20世紀中頃に成立した習慣である、とする見解もある。日本にも衛星生中継されているウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートでは、シュトラウス一家たちの作曲した多くのウィンナ・ワルツが演奏されることで有名である。(曲名,作品番号,作曲者,作曲年または初演年)
出典:wikipedia
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