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日産・セドリック

セドリック("CEDRIC")は、日産自動車が1960年から2004年まで製造・発売していた高級セダンである。なお、2014年11月まで製造・販売されていた同名の営業車についてはセドリック営業車を参照。また、一般、官公庁向けに販売されていた自家用セダンについてはセドリックセダンを参照。姉妹車のグロリアと共に、同クラスのトヨタ・クラウンとは、自家用車をはじめ、タクシー・ハイヤー、パトカー、教習車としても長年の競合車種だった。セダン型とハードトップ型、それにライトバンおよびワゴンが年式によりラインナップされる。3代目230型からのセドリックはグロリアと併せて「セド・グロ」と呼ばれた。ライセンス生産が行われていた日産・オースチンA50ケンブリッジに変わる純国産中型乗用車として開発。ラップアラウンドウィンドウと呼ばれるサイドに回り込んだフロントウインドシールドと前傾したAピラー、縦型デュアルヘッドランプやテールフィンなど、アメリカ車の影響を強く受けたスタイルが特徴。リアコンビネーションランプをはじめとするリアエンドのスタイルにはピニンファリーナがデザインしたオースチンA60ケンブリッジ(1961年 - 1969年)の影響も見られる。日産初の一体構造車体(ユニットボディ = モノコックボディ)を採用。エンジンは当初はG型直列4気筒1,500 cc(71 ps)、後にH型直列4気筒1,900 cc(88 ps)、K型直列6気筒2,800 cc(115 ps)、直列4気筒2,000 ccのSD20型ディーゼルエンジンが追加された。ブレーキは4輪ドラムブレーキで、前輪ユニサーボ(リーディングシュー)、後輪デュオサーボ(リーディング&トレーリングシュー)。ステアリングギアボックスはウォームローラー型だった。グレード構成は当初スタンダードとデラックス、後にカスタムとスペシャルを追加。前モデルのアメリカンスタイルとは打って変わってピニンファリーナデザインのヨーロピアンスタイルとなった。フローイングラインと呼ばれるフロントからリアにかけて下がっていくラインや、下すぼまりのCピラーに特徴があった。ピニンファリーナのデザインが採用されたため、このセドリックのために日本でデザインされていたボディスタイルは拡大の上、150型プレジデントに流用された。歴代セドリックでは唯一3ナンバー普通車の設定が存在しないモデルである。ほかに警察専用車としてH30型、Y40型エンジン搭載の「パトロール」が存在する。エンジンはH20型4気筒OHV2,000 cc (92 ps) 、J20型6気筒OHV2,000 cc (100 ps) 、スペシャル6のみはL20型OHC6気筒ツインキャブ2,000 cc(115 ps、後に130 ps)が搭載され、警察向けとしてH30型直列6気筒OHV3,000 cc、Y40型V型8気筒4,000 ccが搭載された。足回りは前輪ウィッシュボーン・コイル、後輪リーフスプリング。後に長く使われる事になる3N71型フルオートマチックトランスミッションはこのモデルに初搭載された。当初のグレード構成は4気筒の130型にDX、6気筒のP130型にSTD6とカスタム6、H130型スペシャル6。同時にモデルチェンジしたグロリアと基本構造を同一とし、フロントグリル、エンジンフード、リアコンビランプ、オーナメント類以外はすべて共用する姉妹車となった。このモデルよりそれまでの追浜工場から栃木工場での生産となった。ボディスタイルは流行のコークボトルラインを採り入れた。トヨタ・クラウンの2ドアハードトップに対抗するため、本モデルよりハードトップの設定がなされ、後に日本車としては初の「4ドアハードトップ」も追加された。4ドアハードトップはスポーティさと4ドアの利便性で大きな人気を博し、個人ユーザー向けの大半が4ドアハードトップとなった。ハードトップのデザインはセダンから派生した物であるが、A、Cピラー共にセダンよりも傾斜を大きくしてキャビンを縮小、セダンの丸型4灯式ヘッドランプ、大型テールランプに対し、(2、4ドア共)ハードトップでは角型2灯式ヘッドランプ、小型テールランプとする等の差別化を図っていた。電動リモコンミラーも採用された。エンジンはH20型4気筒2,000 cc (92 ps) 、L20型6気筒2,000 cc(シングルキャブ115 ps、ツインキャブ125 ps)、L26型6気筒2,600 cc (140 ps) 、SD20型4気筒 OHV ディーゼルが設定された。なお、L26型6気筒は、バンにも搭載された(1ナンバー登録)。サスペンションは、前輪がダブルウイッシュボーン+コイルスプリングの独立、後輪が半楕円リーフのリジッドであった。国内販売では、同時期のクラウンが斬新なボディスタイルで法人や保守的なユーザーに敬遠されたこともあり、グロリアと合わせた販売台数がクラウンを上回った唯一のモデルでもある。海外向けでは、1972年(昭和47年)の日中国交正常化後、日産車で最初に中国へ輸出、販売されたモデルである。1971年(昭和46年)テレビCMのキャラクターは歌手の菅原洋一(娘の歌織とともに出演していた)。1972年(昭和47年)のマイナーチェンジ後より、、俳優の二谷英明が務める(当初は妻で女優の白川由美と共演)。以後、二谷主演のテレビドラマ「特捜最前線」が終了する1987年(昭和62年)までCM出演を継続した。デザインはキープコンセプトながら、アメリカンスタイルをさらに昇華させた。ボディは4ドアセダン、4ドアハードトップ、2ドアハードトップ、バンの4種で、ワゴンは廃止された。発売時のグレードは、ディーゼルを除く4ドアセダンで2,000 cc車はスタンダード・デラックス・カスタムデラックス・GL・SGL、2,800 cc車はSGL、ハードトップで2,000 cc車はカスタムデラックス・GL・SGL、2,800 cc車はSGL、バンではスタンダード・デラックス。この他にタクシー向けにLPG仕様のカスタムデラックス、スタンダード。ガソリン・LPG乗用車は、発売当初型式は単に330だったが、後の制度変更により、A-またはH-の識別記号が付くようになった。昭和50年排出ガス規制対応として、乗用車系はプレジデントと共に採用された排出ガス浄化装置 (NAPS) が付き、車重も230型よりも増加した。インテリアは格段に豪華なものとなり、最上級グレードの「ブロアム」も登場した。エンジンはGXグレードの廃止により全車シングルキャブエンジンとなった。サスペンションは、前ダブルウイッシュボーン後ろ縦置き半楕円リーフである。2ドアハードトップを廃止し、4ドアハードトップ、4ドアセダン、ワゴン/バンの3系統のボディバリエーションとなる。ワゴンは230系以来の復活となった。スタイリングは、先代330型の曲線を多用したデコラティブなものとは一線を画した、直線的でクリーンなイメージのものへと大きく変化した。サスペンションは、前輪ダブルウイッシュボーンはキャリーオーバーだが、後輪がこの代から5リンクとなった。オープンカーに改造された430は警察行事などの儀礼用に現在も使用されている。海外輸出は、セダンとステーションワゴンがあり、フロントグリルがグロリアハードトップのものを流用している。ハードトップも東南アジア(香港・シンガポールなど)といったごく少数の地域へ台数限定で輸出されており、日産セドリックとして輸出された唯一の例でもある。後年は中東・ガルフ地域でもハードトップが投入されたのもこの代からである。また、1981年以降の輸出分からDATSUNブランドからの変更に伴いNISSANの併記が見られるようになった。SGL-FにはASCD(オートスピードコントロール装置)を標準で設定ハードトップ・セダン:1983年 - 1987年バン・ワゴン:1983年 - 1999年ハードトップとセダン、ワゴン・バンのフルラインナップの最後のモデルとなる。このモデルは長年にわたり搭載されていた直列6気筒のL型(L28E、L20ETなど)に代わり、日本初のV型6気筒エンジン(VG型)を搭載したことでも有名である。このVG型エンジンはアルファロメオのV型6気筒を参考にしたといわれる。シリンダーブロックは製作コストの制約上、鋳鉄製となった。前輪サスペンションは、先代のダブルウイッシュボーンから、マクファーソンストラット・コイルとなる。また、小型車の寸法要件が改正された(前端オーバーハング0.8m以下+軸距2.7m以下+後端オーバーハング1.2m以下→全長4.7m以下)ため、このモデルよりホイールベースが延長されている。これまでセダンとステーションワゴン(日本未販売のV30E-SGL)が主体だった海外輸出仕様は、一部東南アジアへ輸出されていたハードトップも中東地域が追加され、香港・シンガポール・中東では「V30E/ETブロアム」として販売された。中東向けハードトップには、5MT/4ATキャブレター仕様のVG30Sが、東南アジア向けにはインジェクション仕様のVG30Eが用意された。またこの代から欧州(除くイギリス)、東南アジアと中東輸出向け車名がダットサン220-280Cから「日産・セドリック」に、中国では日産・小公に、イギリスやオーストラリア市場では日産 300Cとなった。クウェートのみグロリアとして販売したが、外観はセドリックそのものである。輸出仕様の特徴はフロントグリルにNISSANバッチが装着され、グリル側が斜めになったグロリア仕様のヘッドランプ・レンズを採用、さらに欧州向けはヘッドランプ・ワイパーやリアフォグ内蔵テールレンズ(ワゴンは吊り下げ式)が装備されていた。速度計は欧州向けが240km/h目盛り、香港・シンガポール・UAE向けは220km/hである。後継車は欧州と中南米市場では前輪駆動のマキシマに、オーストラリア市場では現地生産のスカイラインにバトンタッチされ1987年で輸出打ち切り。台湾の裕隆汽車公司では1994年にセフィーロ(A32)にバトンタッチされるまで生産が続いた。日産の組み立て工場があるメキシコではパトカーとしても採用されていた。1987年セダンとハードトップがY31型にモデルチェンジした後もバン・ワゴンは日本国内専売車両として1999年まで生産が継続された。このY30系ワゴン・バンはドレスアップを好むユーザーにも根強い人気があり、最終型(1995年11月 - 1999年8月)のワゴンのSGLリミテッド(デュアルシートのコラムAT)は流通台数が少ないこともあり中古車価格が高い。ディーゼル車規制の区域では、ガソリン車のベンコラ(ベンチシート&コラムシフト)への改造例もある。ハードトップ:1987年 - 1991年セダン:1987年 - 2002年営業車(セダンのタクシーおよびハイヤー仕様):1987年 - 2014年潤沢な開発費に恵まれた時期で、エンジニアリング、スタイリング共に大きな変化が見られる世代である。CMには当初坂本龍一、菊池武夫、鈴木エドワードを起用するなど、既存の保守的な層に代わり、より若くアクティブな層をターゲットにした。従来からの「ブロアム」に加え、901運動の反映でスポーツ性を向上させた「グランツーリスモ (GranTurismo) 」が新たに設定される。デザインも曲線を巧みに使用した張りのあるモダンなものへと変化した。4ドアハードトップと4ドアセダンのみがY31型系として新規開発され、ステーションワゴンはWY30型の継続生産となった。セド・グロのハードトップとしてはセンターピラーの無い最後の世代であり、また、遅れて発表されたシーマの開発費に予算を取られたことから、歴代セドリックで初めてステーションワゴンやバンが起こされなかったボディでもある。エンジンはVG30ET、VG30E、VG20DET、VG20E、RD28、RB20P(LPG仕様)、CA20P(LPG仕様)。グロリア同様、VG20DET型エンジンを初めて搭載した車種であり、セドリック初のDOHCでもある。このY31型系から営業車を除くリアサスペンションにセミトレーリングアーム+コイルを採用、セドリック初の4輪独立懸架となる(前輪はマクファーソンストラット+コイル)。フロアAT車のパーキングブレーキ操作がレバーから足踏み式になった。コラムAT車はセダンのみの設定となる。1987年の東京モーターショーにオーテックジャパン製の「セドリック・ロイヤルリムジン」が出品され、後に市販される。最上級グレードのロイヤルセレクションIIIでは車両価格が1300万円以上に達し、プレジデントはおろか、メルセデス・ベンツ・Sクラス560SELやBMW 7シリーズ750iLよりも高価だった。香港とシンガポールなどのアジア圏でもブロアムVIP(中文:公爵VIP)として販売される。このモデルからは欧州枠とオセアニア枠がマキシマへバトンタッチされた。なお、タクシーやハイヤー用途としてこの型は2014年まで生産された(セドリック営業車を参照)。ラインナップはハードトップのみで、セダンはY31型をマイナーチェンジし継続。同期のクラウンの販売不振もあって、再び販売台数でクラウンを上回る。やや若年層よりのスポーティーなグロリアに対し、セドリックではクロームメッキのフロントグリルを使用するなど高級志向の高いユーザーや比較的高い年齢層を狙った位置付けとなった。ブロアム/クラシック系は異型のヘッドランプを採用し、グランツーリスモ系は丸型4灯式を採用。エンジンはVG20E、VG30E、FPY31型シーマに搭載のVG30DE、VG30DETエンジンとディーゼルのRD28を搭載。トランスミッションはMTが廃止されて、AT車(5E-AT、4E-AT)のみとなった。グレードはブロアムVIP、ブロアムG、ブロアム、クラシックSV、クラシック、グランツーリスモアルティマ、グランツーリスモSV、グランツーリスモ。パワーウインドウのスイッチやシートの下まで照らす「トータルコーディネート照明」、パーキングブレーキの解除がセンターコンソールのスイッチとインパネ下のノブと2箇所で出来る構造、リモコンミラーとパネルライトコントロールのスイッチが収納可能(開ける時はソフトダンパーでゆっくりと出て来る)、アナログ式の時計、短波ラジオチューナー等、バブル景気期の開発故、過剰な装備や機構が各所に盛り込まれていた。海外向けは、中東と東南アジアに絞られた。香港・シンガポールではこれまで通りハードトップも加わり、セドリックの他にグロリア(海外名グランツーリスモとして)も輸出された。新世代LLクラスプラットフォームをベースに開発された。先代までの「ブロアムシリーズ」のノーブルさをセドリックの個性とする「1ブランド1モデル」とした。液晶モニターを標準装備し、ここにエアコンの状態やカーステレオのチャンネル表示などを集約した。非タッチパネルで、カーソルで操作する。ディーラーオプションで(アナログ)テレビチューナーを装着可能。カセットプレイヤーはインパネ底部に配置されている。搭載エンジンは直噴技術であるNEO Diシステムを採用したV型6気筒DOHC VQ30DD型、VQ25DD型、280psを発生するターボ付VQ30DET型、および4WD車専用の直列6気筒DOHCターボ付RB25DET型の4機種。海外仕様では唯一香港でグロリアとして販売されたが、このカテゴリーで輸出が途絶えた。中古輸出では最近ミャンマーへの輸出が目立つ。フランシス・ホジソン・バーネットの小説「小公子」の主人公、セドリックに由来。当時の川又克二社長が命名した。近年では、中国市場専売のティアナの上級仕様「ティアナセドリック」にその名が使用されている。モーター店 (ブルーバード・ローレル販売会社) →日産・ブルーステージ。ただし、Y31型セダンは全販売会社。

出典:wikipedia

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