『ジャングルの王者ターちゃん♡』(ジャングルのおうじゃターちゃん)は、徳弘正也による日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。途中、『新ジャングルの王者ターちゃん♡』(しんジャングルのおうじゃターちゃん)に改題した。『週刊少年ジャンプ』(集英社)(以下ジャンプ)において、1988年15号から1990年26号まで『ジャングルの王者ターちゃん♡』(以下『旧』)として連載され、その後1990年27号から1995年18号まで『新ジャングルの王者ターちゃん♡』(以下『新』)とタイトルを変更して連載された。連載開始以前にプロトタイプ的なショート読切『ターサン』が『週刊少年ジャンプ』増刊 1986 Autumn Special に掲載されている。単行本は『旧』がジャンプ・コミックス デラックスより全7巻(A5版)、『新』がジャンプ・コミックスより全20巻。2009年11月より上記既刊の文庫版が発売開始されており、『旧』が全3巻、『新』が全12巻がそれぞれ発行された。当初は、アフリカのジャングルを舞台にした(作中では、中央アフリカ連邦が舞台)「ターザン」のパロディとして一話完結形式を基本としたギャグ漫画であった。ジャングルの平和を守るターちゃん、ヂェーンとそのジャングルの動物たちが繰り広げるドタバタ劇であり、1話のページ数が7ページと当時ジャンプに連載されていた他の作品と比べると短かった。その要因のひとつに、『スーパージャンプ』に『ふんどし刑事ケンちゃんとチャコちゃん』を同時連載していたことがある。『ターちゃん』開始後、『スーパージャンプ』は月刊化されるが、『ケンチャコ』は不定期連載となり1990年まで続いた。連載開始から2年後、ページ数を13 - 15ページに増やし、タイトルを『新』に変更してそれまでの一話完結形式ギャグから長編格闘漫画へと移行する。長期格闘編ではシリアスな展開を繰り広げていくが、バトルの途中にも要所要所にギャグがちりばめられていた。バトルが一段落するとまたしばらくは一話完結形式のギャグ漫画が続き、一定期間が経つと再び格闘編へ、といった感じであった。この漫画の特徴はギャグの下ネタが特に多いことで、徳弘正也の作品に共通して見られる。また、1993年にはテレビ東京系列で『ジャングルの王者ターちゃん♡』のタイトルでテレビアニメ化され、1994年まで放映された。タイトルは「ジャングルの王者」ながらターちゃんたちが住んでいるのはサバンナであり、作中にジャングルはほとんど出てこない。その昔、アフリカが「動物の楽園」と呼ばれていた時代、ひとりの男がいた。鍛え抜かれた肉体と、平和を愛する正義の心を持ったその男は、動物たちと、妻をはじめとする周囲の人たちに支えられながら、日々ハンターたちと戦い、ジャングルの平和を守っていた。この物語は、動物と自然を守る男・ターちゃんとその仲間たちが悪と戦い、「地球」を救った過程を描いた物語である。健全な表の異種格闘技団体とは全く異なる裏の異種格闘技団体。世界規模の巨大組織であり、専属のスポーツドクターや格闘訓練学校も存在し、試合では対戦相手を再起不能にするまで戦闘を行うなど非常に過激な集団。作中では表の格闘界の支配を目論みパンピング・アイアン・ホテルの異種格闘技オープントーナメントに刺客を送り込んでいた。より強力な力を持ったレスラーたちを生み出すために闇の医学組織・ケルベロスと手を組み専属のレスラーを改造人間にする手術を施していた。クローン編の終盤でオーナーのダグラスと側近のミスター・ロビンソンが逮捕され、壊滅に追い込まれた。名前が判明したのはアメリカ編であるが、中国編で黒竜拳と手を組んでいた白人のスポンサーが所持していた暗殺リストにもMAXのマークが描かれていたことから、黒竜拳と手を組み西派32門派を暗殺集団にするビジネスを行っていた模様。非合法な闇の医学組織。エドガーいわく「世界中の天才医学者がその才能を何の束縛もなく自由に開花させることができる組織」とのこと。人間を改造人間やサイボーグ化する手術やクローン技術など非常に高度な医療技術を持つ。ヴァンパイア編ではより強力な改造人間を生み出すため、オリジナルのヴァンパイアウイルスを持つダン国王奪還を計画していた。クローン編でアイアンマスクがターちゃんに敗北したことにより、CIAの特務隊(アニメではCIAの要請を受けた国連軍)に本拠地の島を制圧され壊滅する。アナベベがハングリーな戦士から金持ちに転身したエピソードだがアニメでは省略されている。そのためジュエリーじいさんの話が追加された。中国西派トーナメントで登場。激闘!異種格闘技オープントーナメント 新たなる敵MAXの野望"詳細はMAX(マックス)を参照。"決戦!ターちゃん対ヴァンパイア戦士"詳細はケルベロスを参照。"最後の戦い!全世界格闘王決定トーナメント ターちゃん対悪魔のクローン人間1993年10月14日から1994年9月29日まで、テレビ東京系列にて放送された。その後は1994年12月、1995年3月、8月、1996年1月、10月にスペシャルが放送された。アニメ化の際、過激な下ネタの大半がカットされ、ややソフトな下ネタに変更されている(例として、「うんこひりパワーアップ」が、「おもらしパワーアップ」に変更)。他にも残酷描写(人体切断など)の多くがカットされていたり、原作では死亡したキャラクターが生存するなどの変更もある。さらに、実在商品名を用いた駄洒落や、ヂェーンがマジンガーZの名前で突っ込みを入れるシーンがカットされ、別のネタに差し替えられている。ストーリー的にはいくつかの短編や中国編からクローン編までの長編が描かれ、最終回は各章(ヴァンパイア編除く)でターちゃんたちと心通わせたキャラクターたちが再登場し、ターちゃんとヂェーンの正式な結婚式を描いて幕を閉じている。平均視聴率は11%だった。また、インターネットテレビのGyaOで配信された際、視聴ランキングの上位に入ることも多く、現在までに2度配信された。なお、本作以降テレビ東京木曜19時台のアニメはステレオ放送へと移行。提供クレジットのブルーバックが撤廃され、作品の静止画(一部動画が入る作品あり)が入った。途中から歌詞が変更されている。上記の作品の他にも、1991年12月発売のファミリーコンピュータソフト『ファミコンジャンプII 最強の7人』(バンダイ)、2006年11月23日発売のニンテンドーDSソフト『ジャンプアルティメットスターズ』(任天堂)にも登場している。全て著者は徳弘正也、発行は集英社。
出典:wikipedia
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