日本では、クラシックといえばジュリアード音楽院、ジャズといえばバークリー音楽大学というイメージがあるが、商業音楽全般を教える大学であり、主にジャズおよび現代アメリカ音楽を専門とする高等教育機関である。ロック、フラメンコ、ヒップホップ、レゲエ、サルサおよびブルーグラスなど多岐にわたるコースを設けている。加えて，エンジニアリングに関するコースが設けられている。現在ではスペイン・バレンシアにもキャンパスがあり、ディプロマ(修了課程)や通信教育課程も併設している。入学には残高証明書を提出する必要があり、日本から渡航した際には、学費や生活費を含め年間1,000万円は必要である。年々学費が上がってきている。バークリー音楽大学は、1945年ローレンス・バーク(", 1908-1995)によって「シリンガー音楽院」("Schillinger House of Music")という名前の音楽私塾として創立された。これは、バークが師事したジョセフ・シリンガー(")の名前にちなんだもので、元々この学校の目的は、シリンガー・システムという音楽理論の手法を教えるということにあった。1954年学校のカリキュラムが拡張され、バークは、学校名を彼の息子リー・バーク("Lee Berk")の名前をとって、「バークリー音楽学校」("Berklee School of Music" )と改めた。ただし、リー・バーク自身は音楽を学ぶことはなかった。1970年に音楽大学の創設の認可を得て、「バークリー音楽大学」("Berklee College of Music" )と二度その名を改めた。この大学が創立された当時、ほとんどの音楽学校は、主にクラシック音楽しか教えていなかった。バークリーの創立意図は、当時確立の過程にあり、当然他の学校では教えていなかった現代ポピュラー音楽の理論を提供しようということであった。バークリーには現在、政府認可の大卒資格(Bachelor Degree)が得られる音楽大学と政府非認定の音楽学校としての修了課程と通信教育がある。音楽大学の合格者の割合は、2006年度入学より更に厳しくなり、2014-2015年度では全志願者の5%であるとされている。現在、同音楽学校には12の学科が存在し、入学時は音楽大学か修了課程かのみで学科を決める必要はなく、3セメスター(学期)目の終了までに決めればよい。また、その後の変更も可能である。なお、職業音楽科以外なら、どの学科でも二次専攻として2つ学科を選ぶ事が出来る。デュアルメジャーの場合、卒業までに5年かかる。公式発表によると2013年の時点で4,447名の学生と564名の起用職員を擁している。外国人留学生の割合は28%以上で、世界の91か国以上の国々から来ているとしている。各外国人留学生の割合は韓国、カナダ、日本が上位を占めている。また、通信教育では2,500名の受講者がいると発表している。2013年の時点でバークリー卒業生99名によって229のグラミー賞を受賞したと発表している。"英語版も参照"出身生とは中退等により過程修了していない者のこと。" "299266

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