中越地方(ちゅうえつちほう)は、新潟県の中央部を指す。中心都市は長岡市。新潟県は地理的に4つの地域に分けられるがその一つである。他の3つは下越地方・上越地方・佐渡地方。かつての越後国(新潟県本州部分)のうち、京に近い地方は上越後(かみえちご)、遠い方は下越後(しもえちご)と呼ばれていた。後にその中間の地域が中越後(なかえちご)と呼ばれるようになり、中越後を略した「中越」が新潟県中央部の地域名として用いられるようになった。中越地方の中心地である長岡市は、新潟県内では、県都新潟市に続く中心都市のひとつである。おおむね北を大河津分水に、南を三国山脈に、東を越後山脈に、西を米山に挟まれた、主に信濃川流域の地方である。特に古い歴史を持つ長岡市は2011年の日本映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」で話題となり、2012年には第36回カナダ・モントリオール世界映画祭に特別招待された作品の主人公である旧日本海軍山本五十六元帥の故郷として知られいる。食文化では日本米として最も成功した品種として有名なコシヒカリの原産地であり、日本屈指の米所として有名な地方である。コシヒカリの産地として有名である。南部は古来より越後国魚沼郡に属しており、今日でも魚沼地方(うおぬまちほう)と呼ばれている。「米どころ・新潟」と呼ばれるほどに米の大産地である新潟県であるが、そのうち信濃川、魚野川流域など中越地方、特に魚沼コシヒカリは、当地の水や気候がコシヒカリの栽培に最も適していると言われ、日本穀物検定協会による米の食味ランキングでも上位にランクインしている。柏崎市出身で長岡市に地盤を持った田中角栄は自由民主党総裁・内閣総理大臣と成った。気象庁の気象予報区分「中越地方」、あるいは新潟県による「中越地域」は、以下の市町村を含む。川端康成の『雪国』で描かれているように豪雪地帯であり、特に山間部の雪の多さは日本有数である。信濃川流域に位置し、戦国時代には春日山を本拠地とする関東管領の上杉氏の地盤であった(栃尾城など)。江戸時代には小千谷ちぢみ等で江戸との衣類貿易で栄え、佐渡金山へのルートとして高崎宿(現在の群馬県高崎市)と寺泊を結ぶ三国街道などの道が整備された。その一方で、幕末には長岡藩などが奥羽越列藩同盟に加わりもした。また明治維新以降、自由港である新潟港の重要性の高まりと共に関東地方・東京との関係の重要性が一層増し、昭和初期には上越線、戦後の高度経済成長以降上越新幹線・関越自動車道といった交通網の整備が進んだ。このように、地理的・歴史的には、関東と東北と北陸の折衷地域という様相を呈している。廃藩置県では、中越地方は柏崎県となった。しかし、1873年には新潟県に編入され、現在に至る。金本良嗣・徳岡一幸によって提案された都市圏。細かい定義等は都市雇用圏に則する。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。信越本線と弥彦線と越後線は新潟近郊区間に指定されている。登録番号順
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。