ナイスゴーイングカード(NICE GOING CARD;NGC)は、九州旅客鉄道(JR九州)が発行していた若者向け鉄道割引カードである。 1996年4月20日に発行を開始した。入会すると、JR九州線に片道101km以上乗車する場合、在来線の乗車券・特急券などの切符が4割引になる。ただし九州新幹線を区間に含む乗車券、九州新幹線の特急券、および鹿児島本線と九州新幹線を乗り継ぐ場合の特定特急料金は3割引である。切符の種類は特別企画乗車券(特企券)だが、他の特企券と違い、途中下車ができる。入会資格は16歳から29歳で、九州外の者も入会できる。有効期間は1年間で翌年の同月末日まで。有効期間内に30歳になった場合、カードの更新はできないが、すでに発行したカードは無効にならず有効期限までは使用できる。30歳の誕生月の誕生日前(すなわちまだ29歳のとき)に入会した場合、31歳の誕生月の月末まで使用可能ということになる。2011年1月31日をもって、新規・継続入会の受付を終了した。以下の場所で入会手続きを取り扱い、年会費は500円。入会時に、会員カードとスタンプカード、ガイドブックが交付される(またカード更新時などに、旧版ガイドブックと引き換えに更新版を受け取れる)。郵送・インターネットなどによる手続きは行っていない。このほかJR九州以外の会社のみどりの窓口等では入会・継続入会を行わない。また、原則として、カードの再発行は行わない。NGCは片道・往復の利用は問わないが、往復利用を前提として販売する商品も存在する。2001年10月に発売された「2枚きっぷ・4枚きっぷ」では割引率が軒並み高くなり、福岡市内(博多駅)発着の区間を中心にNGC割引よりも安くなる区間まで現れた。そのため以下の4区間では、通常の「4枚きっぷ」2枚分の値段で「ナイスゴーイング2枚きっぷ」を販売している。福岡市内 - 長崎、別府・大分は5,000円(1枚当たり2,500円)、福岡市内 - 熊本・光の森、佐世保は4,000円(1枚当たり2,000円)である。利用条件は以下の通り。上記の「ナイスゴーイング2枚きっぷ」に、博多駅 - 天神駅間の地下鉄の往復切符が付いたものである。値段・利用条件は「ナイスゴーイング2枚きっぷ」と同じだが、有効期間は4日間となる。また、福岡地区での購入はできない。2008年の夏季限定発売の、NGCとしては初めて平日を対象にした切符である。NGC会員かつ学生のみが購入可能(このため購入時にはNGC会員証の他、学生証も必要)。利用期間は2008年6月2日から8月29日の平日であった(8月8日から17日を除く)。以下の2種類が発売。北九州市内、福岡市内、熊本駅 - 鹿児島中央駅を対象とする切符で、値段は各区間とも共通(8,800円)である。この切符は博多駅 - 新八代駅間では「リレーつばめ」のボックスシートを利用する(門司港駅始発の「リレーつばめ」利用の場合は門司港駅→博多駅間も対象になる)ため3人以上での利用が条件で、かつ前日までの購入が必要になる。なお、全員分のNGC会員証と代表者の学生証提示により、代表者がまとめて購入可能である。九州新幹線内は普通車指定席利用で、有効期間は3日間。由布院駅と九州内の主な駅を結ぶ区間を対象とする切符である。「つばめボックスきっぷ」と異なり、人数の制限はない。購入時に500円×2=1,000円分の金券が付き、由布院駅周辺の複数の施設及び「ゆふいんの森」車内で利用可能。九州新幹線・在来線特急の普通車指定席が利用できるが(一部区間は自由席利用)、「ゆふDX」のパノラマシート利用時は別途所定の運賃(700円)が必要になる。有効期間は2日間。NGC割引適用の101 - 120km区間の乗車券は、61 - 100km区間の無割引運賃に較べ、より低廉となる。例えば小倉から博多ゆきの普通運賃1,250円(経由:鹿児島本線)に較べ、ナイスゴーイング割引の小倉から久留米ゆき乗車券は1,240円(同)であり10円安くなるほか、途中下車もできる。(ただし福岡近郊区間内相互発着となる場合は下車前途無効。例:門司港から鳥栖ゆきのNGC割引乗車券では途中下車出来ない)このほか、乗車券の区間に九州新幹線が含まれる場合は割引率が3割となるため、九州新幹線新八代 - 鹿児島中央間を乗車し(3割引)、かつ、鹿児島中央または新八代両駅から起算し、営業キロが101kmを越える区間の在来線(単独乗車の場合、4割引)に乗車する場合、両駅で乗車券を分割購入した場合の方が、乗車区間を通算する切符に較べ、より安くなることがある。JR九州高速船の運営する高速船「ビートル」(博多 - 釜山間)が平日に限り4割引で利用できる。
出典:wikipedia
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