ダイアクロンは、株式会社タカラ(現・タカラトミー)から1980年から1984年まで発売されていた変形合体ロボット玩具である。TV媒体に頼らない、タカラのオリジナルキャラクター。ネーミングは「ダイヤのように固い友情の、サイクロンのように力強い仲間たち」から。ミクロマンで重視された「可動人形とそれが乗り込む変形メカ」の路線を練り直し、3cmの隊員と複雑な変形合体ロボの取り合わせを基本として展開された玩具シリーズ。初期のSF風の未来型マシーンはスタジオぬえによる緻密なメカデザインで、当時の玩具では珍しい1/72の統一スケールであった。1982年になると、実際の乗り物を精巧にミニチュア化し、ロボットに変形する「カーロボット」をはじめとした「リアル&ロボット」シリーズが主体となっていく。児童の人気と玩具の売上こそは更に上がったが、1/72の統一スケールを放棄しなければならなくなった。1984年にアメリカにてダイアクロンと『ニューミクロマン』の『ミクロチェンジシリーズ』を混合し新たな設定を与えられた『トランスフォーマー』が大ヒットし、翌年に日本へ逆輸入されるとともにダイアクロンシリーズは発展的解消となった。なお、同シリーズの『トランスフォーマーZ』は本シリーズ同様、基地とマイクロトランスフォーマーの変形が基本の遊び方となっている。玩具のないバイオレンジャイガーもバッタ・カマキリ・ケラに分離する点からワルダロスを髣髴させる点や、続編の『トランスフォーマー リターン・オブ・コンボイ』のグランダスの通称も『ロボットベース』である事などTFでも度々ダイアクロンのオマージュが見られる。2015年10月より「新生ダイアクロン」として35年ぶりにシリーズを復活し、玩具展開を開始することが発表され、新商品「ダイアバトルスV2」が公開された。1980年代、地球の核に未知のエネルギー「フリーゾンエネルギー」が発見された。後の1990年代、世界の5箇所に「マクロ・ゾーン」が設立され、そこに設置された「ゾーン・コンピューター」により管理される。その「ゾーン・コンピューター」は日本にある「ランド・マスター」に管理され人類には明るい未来を約束されていた。しかし、「フリーゾンエネルギー」を狙いワルダー軍団が侵略を開始した。「ランド・マスター」はワルダー軍団に対抗する為、巨大ロボによる「ダイアクロン隊」を結成、ダイアクロン隊とワルダー軍団の戦いが始まった。前述までのSFメカとは異なり、実在する自動車や飛行機などが変形してロボットとなる。後期の主力商品となった。F15ロボとも呼ばれる。F-15イーグル戦闘機が変形してロボットとなる。2種のカラーバリエーション(青と銀色)がある。トレインロボは、後に6台セットや限定版の色替えタイプも発売された。金型自体は流用のため実車と形態は一致しない、いわゆる鉄道模型で言うところの「タイプ」ものといえる。6体の建設工作用車両がそれぞれロボットに変形、さらに6体合体して巨大ロボットとなる。隊員は搭乗できない。概要の項目でも上げた通り、本シリーズは後年トランスフォーマー(以降TFと表記)に転用された。ここではニューミクロマン同様、TFでの名称を記載する。TFでの名称が"斜体"で書かれたものはTFのアニメ本編には未登場。「DIACLONE ESSAY」は1980年代前半に、タカラが発行していたホビー雑誌『デュアルマガジン』のNo.11からNo.12で掲載されたダイアクロンの特集記事。中原れいや幡池裕行によるイメージイラストや設定に関する緻密な考証が話題を呼んだ。
出典:wikipedia
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