マジックミラー号(マジックミラーごう)は、SODクリエイト(ソフト・オン・デマンドグループ)が製作したアダルトビデオ撮影用の移動スタジオ。「MM号」と略される場合もある。トラック(6代目三菱ふそう・キャンターベースのキャンピングカーを改造したもの)の荷台が一面マジックミラーによって囲われており、外から見ると一見ただの鏡にしか見えないが、中から見ると外が丸見えになっており、そこで脱ぐ事であたかも路上で脱いでいるように見える。そのためナンパしてきた素人の女性をただ脱がす事以上に恥じらいを演出できる。初期の作品では裸になった素人女性が通行人に見られているかのように思わせる演出が行われていた。なおマジックミラーの特性上、夕方や夜といった「太陽光が少ない状態」では外から見えてしまう可能性があるため、その時間帯の撮影はカーテンが閉められる。元テレビマンでもある高橋がなりが、テレビ番組のコーナーをヒントに考案。当初はマジックミラーを使った「露出モノ」の企画だったが、そこに「ナンパ」という要素を組み入れ、マジックミラー号は誕生した。1996年に、マジックミラー号を使った第1号作品がリリースされる。サダージ深野やマメゾウなどが中心となり、ソフト・オン・デマンドの素人ナンパものの看板シリーズとして名を上げた。1999年よりマジックミラー号は、この年に設立されたディープスに移行、マメゾウの後継者としてパンチが二代目として監督を引き継ぎ、ハイパーマジックミラー号として活躍を続けている。また、ソフト・オン・デマンドでもマジックミラー号作品を定期的にリリースしている。誕生以来、何度も改造が行われ、撮影スペースであるミラーボックスを拡充していったが、ついには路上駐車が困難なまでに車体が大型化してしまった。そのため2009年にはマジックミラー号を小型化した「マジックミラー便(MM便)」が製作されている。これとは別に、2004年には「マジックミラー号ちびQ」なる物も製作されているが、こちらは軽トラックや手押し台車に乗せて運ぶことができる、マジックミラーで囲まれた箱であり、自力での移動能力を持たない。現在は道路交通法上の理由で繁華街等での路上撮影が困難な為、マジックミラーでの演出については形骸化している部分もある。2016年9月の時点で発売済み(あるいはストリーム・ダウンロードリリース済み)の作品における、当該車両は椎名町駅付近、駅より南側の山手通り沿いのビル1階部分のシャッター付き屋内駐車スペース(道路反対側は、椎名町の天祖神社)にてマジックミラー面を山手通りに向ける形にして撮影する事で、現地の状況に詳しくない殆どの鑑賞者にとっては、町中での撮影に見えるように撮影されている。(と言ってもよく観察すれば、道路面が歩行者・自転車の色分け帯付き区分通行帯のある歩道やガードレールが見える為、注意深い観察者にとっては、恐らく道路に面した私有地部分で撮られた事を推察するのは容易である。)
出典:wikipedia
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