トリニトロトルエン(trinitrotoluene、略称TNT)は、トルエンのフェニル基の水素のうち3つをニトロ基(-NO)で置換した化学物質。いくつかの構造異性体があるが、単にトリニトロトルエンといえば通常 2,4,6-トリニトロトルエン (2,4,6-trinitrotoluene) のことである。化学式は CHNO、示性式は CHCH(NO) である。別名、トリニトロトルオール。TNT火薬の主成分となる。淡黄色の結晶であるが、日光に当たると茶褐色になる。水に溶けないが、アルコールには熱すると溶ける。ジエチルエーテルに溶ける。金属と反応しない。初期火災の場合、水・泡などの水系消火剤で消火する。燃焼の化学式は以下の通り。火薬としての将来性はBASF社のニトロ化合物試験で確認された。製造方法には1段法、2段法、3段法および連続法がある。消防法において、第5類危険物(自己反応性物質)であるニトロ化合物に属する。火薬類取締法第2条により「火薬類」に指定されているため、製造、所持には法律による制限を受ける。ただし、第4条で定めるように理化学上の実験目的で経済産業省令で定める数量以下のものを製造する場合はこの限りでないので、理化学の実験の目的で極少量を製造することは可能である。日本ではJIS K 4813によって等級が定められている。核兵器の威力は一般に、同じエネルギーのTNT爆薬の重量に換算して表記される。例えば、「20メガトン級の水爆」は20メガトン、つまり、2,000万トン分のTNT爆薬と同じ爆発力を持つ。
出典:wikipedia
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