三輪 隆（みわ たかし、1969年12月1日 - ）は、千葉県柏市出身の元プロ野球選手（捕手）、プロ野球コーチ。関東一高では、控え捕手として春の選抜に出場するが、1回戦で中村良二らのいた天理高に敗退。翌春の選抜に正捕手として連続出場。エース平子浩之（東洋大－日本通運）の好投もあって勝ち進み、準決勝で池田高を降し決勝に進出。立浪和義が主将として率いるPL学園と対戦するが、野村弘、橋本清の継投に抑えられ大敗、準優勝にとどまる。この大会では四番打者として2本塁打を放つ。同年夏の甲子園東東京予選では準々決勝で修徳高に敗退。1年下のチームメートに二塁手の鈴木浩文がいた。明治大学に進学。東京六大学リーグでは優勝に届かなかったが、リーグ通算70試合出場、254打数75安打、打率.295、7本塁打、41打点を記録、ベストナインに3回選出された。日米大学野球選手権大会日本代表2回、インターコンチネンタルカップ日本代表。卒業後は神戸製鋼に進む。のバルセロナオリンピック野球日本代表に選出され、後に同僚となる大島公一らと共に銅メダルを獲得。同年から2年連続で都市対抗に出場、のインターコンチネンタルカップ日本代表にも選出される。 社会人屈指の捕手として、ドラフト会議でオリックス・ブルーウェーブから2位で指名を受けプロ入りを果たした。入団当初は高田誠、中嶋聡の控えに回るが、ヤクルトスワローズとの1995年の日本シリーズ第4戦（明治神宮野球場）、読売ジャイアンツとの1996年の日本シリーズ第4戦（本拠地・グリーンスタジアム神戸）では仰木彬監督からの指名で先発マスクを被る。には正捕手の座を獲得し73試合に先発出場する。のプロ野球脱税事件で懲役1年、執行猶予3年、罰金500万円の有罪判決を受け、開幕から1ヶ月以上の出場停止処分を科された。同年からは日高剛と併用され、以降は段々と出場機会が減る。にはオールスターゲームに出場を果たす。これが現役中唯一のオールスターゲーム出場であった。同年は自身最多の8本塁打を放つなど打撃面で好成績を残し、規定打席未満ながら打率3割をマークした。同年7月28日のダイエー17回戦（福岡ドーム）では、26日、27日の同カード2日間に先発し22失点した日高に代わり先発スタメンを任されたが、1回裏に11失点するなど6回まで26失点して記録的大敗を喫してしまった。には選手会長となり、プロ野球再編問題で球団合併に反対、同年終了を以って現役引退した。その後はオリックス・バファローズでコーチ業をスタート。からまで一軍バッテリーコーチ、からまで二軍バッテリーコーチ。からは再び一軍バッテリーコーチを務めていたが、4月8日に投手陣の不振の責任を取らされる形で二軍バッテリーコーチに降格となり、同年自身の希望により退団した。からは東北楽天ゴールデンイーグルス一軍バッテリーコーチに就任し、他球団のユニフォームに初めて袖を通す。田中将大のお目付け役としての役割を務め、のリーグ優勝・日本一に貢献。10月14日にコーチ契約を更新しないことが球団から発表されたが、翌には、球団に在籍したままアマ・スカウト（関西地区担当スカウト）を務めた。10月13日付で楽天を退団。同月15日に、オリックスの一軍バッテリーコーチに復帰した。4月28日に二軍育成コーチに降格となった。9月26日に第1回WBSC U-23ワールドカップの日本代表コーチを務めることが発表された。

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