新今宮駅(しんいまみやえき)は、大阪府大阪市浪速区・西成区にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・南海電気鉄道の駅である。大阪の主要観光地である新世界に近く、JR西日本と南海電鉄が乗り入れている。浪速区と西成区の境界付近に駅があるため、ほぼ同一の位置にありながら、所在地はJRが浪速区、南海が西成区となっている。JR西日本の駅はICOCA、南海の駅はPiTaPaおよび「スルッとKANSAI」対応各種プリペイドカードの利用エリアに含まれている。JR西日本の駅に乗り入れている路線は大阪環状線と関西本線であり、線路が並行している天王寺駅 - 当駅 - 今宮駅間は両線の重複区間とされている。先に大阪環状線のみ停車する駅として開業し、あとから関西本線の停車が開始されたという歴史的経緯から、当駅の所属路線は大阪環状線となっている。アーバンネットワークエリアに入っており、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれている。また、特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。南海電気鉄道の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は南海本線1路線のみであるが、複々線を利用して南海本線の列車と高野線の列車の2系統が乗り入れており、それぞれ別路線として案内されている。当駅の駅番号としてNK03が設定されている。また、以下の路線の駅とも近接している。当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅として大正駅・芦原橋駅・今宮駅・JR難波駅の4駅を管理している。島式ホーム2面4線を有する高架駅で、ホームは2階にある。3・4番ホームは1・2番ホームよりも東にずれており、南海との乗り換えは更に距離を要する。改札口は1階にある東口(通天閣口)と、JR線と南海電鉄線との相互乗り換え口がある4階の西改札口の2か所。トイレは東口改札内(1階)と西口改札外(4階)にあり、いずれも男女別の水洗式。エレベーターは東口(通天閣口)にのみ設置されている。(JRの)西口改札にエレベーターが無いため、南海-JRの車椅子での乗り換えは不便である(南海電鉄の駅構造の箇所に詳述)駅自動放送は2009年9月上旬まで、1・2番のりばは女声(山本恵子)、3・4番のりばは男声(片山光男)であったが、同時期に大阪環状・大和路線運行管理システム導入に伴い、案内放送が更新され、2番のりばが女声から男声(津田英治)に、3番のりばが男声から女声(向山佳比子)に変更されている。上表の路線名は旅客案内上の名称で表記している。環状線外回り列車のうち、京橋・鶴橋方面からの列車は全て4番のりばから発車する。大和路線・阪和線から乗り入れてくる列車は基本的に3番のりばを使用しているが、4番のりばからも発着する列車があり、2015年現在は曜日や時間帯を問わず4番のりばから発車する大和路快速が増えている傾向にある。2番のりばは大和路線、阪和線、関西空港線および、きのくに線方面へ向かう電車が共用するため、ダイヤ乱れ時は駅手前で入線待ちをすることが多々ある。「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日から1・4番のりばの発車メロディにドヴォルザーク作曲の楽曲『交響曲第9番「新世界より」』を導入している。当駅の近くにある新世界にちなんでいる。外側2線には大阪環状線の列車が、内側の2線には大和路線の列車および阪和線の直通列車が発着する(大阪環状線からの直通列車についても内側の2線から入線する)。外回り列車は大和路線・阪和線直通の列車との緩急接続あるいは特急の通過待ちを行うことがある。当駅の前後に環状線と大和路線をつなぐ渡り線がいくつかある。2008年3月15日のダイヤ改正ではこの新設渡り線を生かし、大和路線・阪和線から大阪環状線に入る快速列車を、従来の大和路線3番のりばだけでなく、大阪環状線4番のりばにも振り分けることで、JR難波方面に入る列車が停車中でも当駅に進入できるようなダイヤが組まれていた。。3面4線の島式・相対式ホームを併せ持つ高架駅。東側の2線に高野線の列車が、西側の2線に南海本線の列車が発着する。ホームは4階。有効長は4番のりばのみ8両、その他は10両編成に対応しているが、2016年現在両線共に10両編成で運転する列車は存在しない。各ホームへの移動は、地下道(3階)を通る階段が南北に2箇所設置してある。そのうちの南側階段のみが西側出入り口と繋がっている。JRと南海の乗り換え口がある4階の東口のほかに、2階に西口も設置されている。トイレは改札内と改札外(JRと共用)の2箇所にあり、いずれも男女別の水洗式。エスカレータは中央のホーム(2・3番のりば)のみ、エレベーターは全てのホームと2階を結ぶものと、西口(2階)と地上を結ぶものの計4台が設置されている。JRの西口(乗り換え口・南海東口の正面)にはエレベータが無いため、車椅子利用で自力で南海からJRへ乗り換える場合は、南海の西口から出場しJRの通天閣口から入場する必要がある。エレベーターを3回乗る必要があり、屋根の無い一般公道を200メートル近く移動しなければならない。駅西側の外壁には現在の南海電車の塗装であるオレンジと青の帯が塗装されている。なんば駅から二駅とあまり距離が離れていないが、南海本線・高野線とも特別料金が必要な特急を含め全ての列車が停車する。当駅は、駅長が配置され、今宮戎駅~岸里玉出駅の各駅を管轄している。上りは行き先がなんばしかないため、発車標が反転フラップ式単独だったころは4番線の表示は「なんば」と「なんばまでとまりません」のコマを発車標に貼り付けただけのものであった(2番線の表示は各停が今宮戎に停車するため「なんば」のみ貼り付けで停車駅は可動式)。現在はホーム上での表示については、2番線は「なんば行き」と表記されたボードの下にLEDで今宮戎停車の有無が表示される。4番線は2番線と同様の装置で、通過電車や特急の指定席案内、接近案内がされる。また、改札口には2・4番線の反転フラップ式発車標も設置されている(2番線の高野線は各停以外、4番線の南海本線は全列車、次駅は終着駅なんばであるが発車時刻や種別も案内される)。各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおり。北東に歓楽街の新世界があり、南側はあいりん地区(釜ヶ崎)が広がる。駅周辺は日雇い労働者向けの簡易宿泊所が建ち並ぶドヤ街で、近年は「福祉マンション」も増加している。宿泊所は日雇い労働者の減少で廃業も相次いでいたが、宿泊費が安く、新今宮駅や動物園前駅から大阪市内をはじめ関西一円の観光スポットに行けるため、バックパッカーなどの利用者が増加。宿泊所側も外国人対応を進め、再生を果たしている。それに伴って、駅周辺で外国人の姿を多く見かけるようになった。最寄り停留所は、駅南を走る道路にある新今宮駅前、地下鉄動物園前となる、以下の路線が乗り入れ、大阪市交通局により運行されている。
出典:wikipedia
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