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アイアコス

アイアコス(, )は、ギリシア神話に登場する人物である。冥界の審判官のひとり。ゼウスとアイギーナの子。アイギーナは河神アーソーポスとメトーペーの子。メトーペーは河神ラードーンの子であり、河と縁が深い系譜である。神話によれば、アイアコスはミュルミドーン人の祖であり、アイギーナ島の名前の由来にも関わっている。またこの世で最も敬虔な人物とされる。アーソーポスとメトーペーには12人とも20人ともいわれる娘がいたが、みなゼウスやポセイドーン、アポローンにさらわれて犯された。末娘のアイギーナまでが連れ去られたので、アーソーポスはアイギーナの行方を捜してコリントスまでやってきて、森の中でゼウスがアイギーナを抱擁しているのを発見した。このときゼウスは攻撃手段を持っていなかったので逃げ出し、岩に姿を変えてアーソーポスをやり過ごした。ゼウスはオリンポスに戻るとアーソーポス目がけて雷霆を撃ちおろした。しかしアポロドーロスによれば、ゼウスは岩に変ずることなく、追いかけてくるアーソーポスに雷霆を打ち据えて河床まで無理矢理退散させたという。この為に、アーソーポス河は今でものろのろ流れ、川底からは焼けた石炭の固まりが出てくるという。こうしてアーソーポスを遠ざけたゼウスは、アイギーナをオイノーネー島に連れて行き、この島でアイギーナはアイアコスを生んだ。このことから島の名前はアイギーナ島と呼ばれるようになった。アイアコスは成人してアイギーナ島の王となり、メガラのスケイローンの娘エンデーイスを妻とし、テラモーンとペーレウスらの子を、またネレイデスの1人であるプサマテーとの間にポーコスを儲けた。しかし、ヘーラーがゼウスの行為を聞きつけて、アイアコスと島の住民の全滅を図った。おびただしい蛇の群れが島のすべての川に入り込み、疫病と日照りによる飢饉が発生した。川の水が使用できなくなった島の民は、酒を飲んだが、それもなくなり、やむなく川の水を飲んで次々に死んでいった。アイアコスは父であるゼウスへの祈りを繰り返した。ある夜、アイアコスは、ゼウスの樫の神木から無数の蟻が降りてきて、人間の姿をとって立ち上がる夢を見た。目が覚めると、息子のテラモーンが、大勢の人々がやってくるといって家の外に呼び出した。見ると、大勢の人々は夢に見た顔と同じであった。一夜にして蛇は消え、雨が降り注いでいた。アイアコスはゼウスに感謝し、新たな民をミュルミドーン人(ミュルミドネス)と名付けた。ミュルミドーンとは「蟻」を意味し、彼らは倹約家で辛抱強い気性を持っていた。ミュルミドーン人たちは、その後ペーレウスがアイギーナ島から離れるときに連れ出され、のちにペーレウスの子アキレウスに従ってトロイア戦争に従軍する。アイアコスは敬虔な人柄で、アイギーナ島だけでなく、全ギリシアから尊敬を受けたという。ペロプスがアルカディア王ステュムパーロスを殺したとき、あるいはアテナイ人がクレータ島のアンドロゲオースを殺したときともいうが、祟りによってギリシア全土が干ばつに襲われたときも、アイアコスはゼウスに祈って雨を降らせてもらうことができた。アンドロゲオースの父、クレータ王ミーノースがアテナイを攻略したときは、アテナイを支援した。アイアコスはまた、アポローンとポセイドーンがトロイアの城壁を築いたとき、ともに作業に参加した。これは、神の手のみで城壁を築いてしまうとトロイアは不落となり、ひいては住民が神をないがしろにすることが予想されたからであった。このときアポローンは、トロイアがやがて陥落すること、アイアコスの子孫の初めと4番目の者がトロイアの征服者になるだろうことを予言した。これは、テラモーンとその子アイアースのことだと考えられている。ゼウスはアイアコスを非常にかわいがり、老衰の運命からも解放してやろうと願った。しかし、運命の女神たちがどうしても許さないのであきらめた。その代わり、アイアコスが死ぬと、ミーノース、ラダマンテュスとともにタルタロスで亡者たちの裁判官とした。アイアコスは冥界の法を定め、ときには神々の争いの調停に呼び出されることもあるという。あるいは敬虔なアイアコスは死後の世界でも尊敬され、冥府の鍵を預けられているという。

出典:wikipedia

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