作画グループ(さくがグループ)は、1962年に結成された日本の漫画同人グループである。正式名称は「日本統一ストーリィ作品研究会作画グループ」。代表は大阪府生まれのばばよしあき。ばばが中学生時代、漫画仲間と作った同好会を前身とし、2016年まで、50年以上の歴史を持つ会員制同人誌の老舗であった。会員にプロの漫画家が多いが、漫画が好きでさえあれば誰でも入れるオープンな会である。創作同人としての顔と、会員有志による作品制作ユニットとしての二つの面を持つ。活動の主な内容は、会員の提出したオリジナル作品(原作)を、有志が批評した会報に掲載するという、きわめてオーソドックスなスタイルである。同人誌即売会にはほとんど参加せず、会員向け作品集「なかま」などと、書店ルートでも入手可能な「GROUP」(SG企画発行)などを編集している。ガリ刷の会誌が当たり前、同人誌向け印刷屋が影も形もない時代にオフセット同人誌を刊行開始したことで知られている。会員の聖悠紀が高校生時代に執筆した『超人ロック』の大ヒットの影響による入会希望者の殺到などもあり、一時期1,000人規模の会員数に急成長したことも有名である。原画展を開催したり、貸本向け・同人・商業問わない発表形態に、“商業的”という批判にさらされることもあったが、創作というものへのこだわりを貫いている。一方で1980年代まで肉筆回覧誌を製作するなど、地味な活動を続けていた。これは肉筆回覧が掲載者のペンタッチを始めとする技術を相互に同人に示すことが、より質の高い作品製作につながるという考えから続けられていた。映画同様、脚本・監督・キャストなどを多数のメンバーが分担する合作を『週刊少年マガジン』など複数の雑誌に発表した。メンバーたちはギャグ、SF、少女マンガとふだんは別ジャンルで活動している。個性が強く、絵柄のデフォルメが大きく異なるメンバーをまとめ、単なる余興でなく本格的な作品として作り上げ、話題になった。2016年6月21日、ばばよしあきが心不全により死去(享年68)し、それに伴い、7月31日をもって、正式に解散した。作画グループを母体とした出版会社、会員の執筆による不定期刊行誌『GROUP』や会員作品の単行本やグッズなどの発刊、製作、通販などをしている。地方・小出版流通センター経由で全国の一般の書店でも取り扱えるが、主に通販がメインとなっている。近年、過去の単行本の紙媒体での再版はせず、電子書籍のかたちでの販売に移行している。
出典:wikipedia
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