チキチキマシン猛レース(チキチキマシンもうレース[原題:"Wacky Races"])は、アメリカのテレビアニメ番組。1968年9月14日から1969年1月4日まで、CBSで全17回34話が放送された。ハンナ・バーベラ・プロダクション制作。日本ではNET(現:テレビ朝日)系列で1970年に本放送。地方局でもしばしば再放送されたほか、カートゥーン ネットワークでも1997年の開局当時から断続的に放映されている。11台の個性的なレーシングカーとそれぞれのドライバー達が、荒野や峡谷、砂漠、雪山などのバラエティに富んだコースで繰り広げるカーレースを、1話完結で描く。元ネタは、ブレイク・エドワーズ監督の1965年製作の「グレートレース」と言われる。日本での放送はNET(現・テレビ朝日)系列で1970年4月6日 から 7月27日に放映された。放映時間は月曜19:30 - 20:00(JST)。日本語タイトル『チキチキマシン猛レース』は、1968年に日本公開のミュージカルの自動車映画『チキ・チキ・バン・バン』から「チキチキ」を取り、1969年に小川ローザのパンチラで一世を風靡した丸善石油(現・コスモ石油)のテレビCM中の台詞「Oh! モーレツ」を「猛レース」として命名された。日本語版作成にあたっては、オープニング曲を作り替え、日本向けのキャラクター名を設定し、吹き替えでも声優によるアドリブの多用や、オリジナルではほとんど言葉を話さない犬のケンケン()に台詞を与えるなど、大幅にアレンジされている。本放送の際には毎回最後に次回の優勝者当てクイズコーナーがあり、正解すると抽選でプレゼントがもらえた。全34話で放送本数は全17回と多くないが、1970年代を通じ東京12チャンネル(現・テレビ東京)『マンガのくに』枠等で全国的に再放送が繰り返され、様々なプラットフォーム向けのコンピュータゲームにもなるなど人気は高い。日本語版演出を担当した高桑慎一郎によると、日本の人気は本国アメリカ以上だという。1990年からは日本コロムビアが版権窓口となり、12月には日本でビデオソフトが発売され、1992年11月時点で7巻計で20万本を売り上げた。1990年代半ばにはキャラクターグッズが多数発売されるなど本作のキャラクターのケンケンブームとまで言われた。2000年にテレビ東京系列にて放送された「トムとジェリーとゆかいな仲間」内で放送され、2001年にはコレクターズボックス、2005年には1コインDVDも発売されているほか、2010年からはワーナー・オンデマンド内で有料配信されている。括弧内は日本放映時の声優。。本編のナレーションを務める実況中継アナウンサーは野沢那智が担当した。一人称は「私」または「僕」で、画面には一切登場しない。ビデオ版の冒頭ナレーションは増岡弘が担当している。以下、写真はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで展示されたレプリカのもの。「ガンセキオープン」は「原始家族フリントストーン」のキャラとマシン、熊八は「ヨギ・ベア」のキャラ、「ヒュードロクーペ」は「ドボチョン一家の幽霊旅行」のマシンからのオマージュ。カッコ内は声優。/の場合は、「アニメ/ゲーム」となっている。本作に登場するキャラクターのうち、ミルクちゃんとギャングセブンは、「ペネロッピー危機一髪(ペネロッピー絶体絶命)」へスピンオフしている。ただし、日本語版の制作スタッフが異なるため、日本語版でのキャラクター名は本作と異なる。ブラック魔王とケンケンは、後に「スカイキッドブラック魔王」ならびに「偉大なるケンケン劇場」にスピンオフした。こちらは日本語版制作スタッフがほぼ変わらないため、そのままの名前で登場している。ここでは、ブラック魔王達の作戦室にゼロゼロマシンや来歴不明の優勝カップがあり、エンディング主題歌も本作の歌詞替え版であるなど、本作との関連が強調されている(ただし前述の通り、コウモリボスは登場していない)。ケンケンには、自らが主役の探偵となる別作品が存在する。声優は異なるものの、笑い声は本作を真似て表現している。1976年に製作され、ABCで放送された「」では、「トムとジェリー」や「ジャンボ・ゴリラの大冒険」(原題:)と共に、ケンケンを「刑事コロンボ」を思わせる私服警官役で登場させた、「Mumbly Show」という作品を放送。この作品はNHK総合で、「スーパー刑事ボロンゴ」というタイトルで放送された。1978年に製作され、同じくABCで放送された、ハンナ・バーベラ・プロ作品キャラを集めた「まんがオールスター おもしろオリンピック(原題:)」では、ケンケンが、卑怯な事が好きで、毎回本作のような妨害を仕掛ける「ロクデナシチーム」のキャプテンとして、ボロンコの状態で登場。ブラック魔王も「Dread Baron」(後の別作品で「ブラック魔王伯爵」と命名)というキャラにリファインし、同チームのメンバーとして登場している。この作品は日本では『マンガのくに』で放送された。1986年に製作された、同じくハンナ・バーベラアニメ作品キャラ集合作品「ハンナ・バーベラ秘宝探検団」(原題:)では、ブラック魔王とケンケンがレギュラー出演、毎回探検隊(メンバーはクマゴロー、ブーブー、スミス、ハックル、マック、、。指令は大将)が手に入れようとする財宝を横取ろうとするが、本作の如く失敗するというパターンである。この作品は日本ではテレビ未放送でビデオ販売のみ。1990年代には、ゼロゼロマシン以外の車体を全てハンナ・バーベラアニメの他作品の主人公たちが運転するマシンに一新した続編「新・チキチキマシン猛レース ケンケンのフェンダー・ベンダー500(原題:Fender Bender 500)」が全50話製作された。ゼロゼロマシンも、巨大なスパイクタイヤを搭載したゼロゼロマシン・ターボにリニューアルされている。これも日本ではテレビ未放送でビデオ販売のみ。ブラック魔王とケンケンの吹き替えは不変だが、実況役は野沢那智から、「スカイキッドブラック魔王」の鈴木ヤスシに変更された。なお、この作品の最終話「The Yukon Win It 500」で、ブラック魔王とケンケンはついに念願の優勝を果たしている。因みにこの作品に登場するマシンと搭乗者は次の通り(キャラ名は日本名称)。全34話。日本では全てがテレビ放映されている。なお、第4話は当時の吹き替え音声を紛失しており、DVDには特典映像として原語版のみ収録されている。数字は一位/二位/三位の車番。日本で発売されているのは下記の通り。以下は日本未発売コンピュータゲームではないが、青島文化教材社からは1991年頃にカードゲーム『チキチキマシン猛レース カードゲーム』が税込1600円で発売された。パチンコ機も存在する。1993年にカルビーのサッポロポテトがリニューアルされた時に1年程度、アニメのケンケン(声付き)が実写合成で登場するテレビCMが放送され、グッズプレゼントも展開された。2013年からブラジルで放映されているプジョー・208のCMでは、本編のキャラクターおよびマシンが実写で登場し、208と競争するというシーンが登場する。
出典:wikipedia
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