尚宮(しょうきゅう、ko:、サングン)は、李氏朝鮮王朝の女官の称号のひとつ。内命婦(ないめいふ、、ネミョンブ。宮中で王に仕える妃、側室、女官の総称)に属し、位階は正五品(しょうごほん、、チョンオプム)で、側室以外の女官では最高位。一般的に、至密に属する女官は入宮後25年、それ以外の職務に属する女官は入宮後35年を経過すると尚宮になることができた。内人(ナイン。女官自体を指す単語であると同時に尚宮より下位の女官の称)など目下の人々からは「媽媽任」(、ママニム)と呼ばれた。朝鮮時代の女官は至密(、王・王妃・側室などの近くに侍り身の回りの世話などを行う)、寝房(、王・王妃などの衣装などの縫製)、繍房(、宮廷内の刺繍品の製作)、洗手間(、洗濯・手水)、生果房(、果物・菓子類の調理)、内焼厨房(、「水剌」(王の食事)の調理)、外焼厨房(、宮廷内の宴会料理の調理)、洗踏房(、洗濯・掃除などの雑務)など職務ごとの部署に分けられて配属されていた。尚宮の称号は所属する部署名を伴っていた。(例:至密に属する尚宮は「至密尚宮」)しかし、下記のように、特別な職務を受け持った時には職務によって異なる称号が与えられた。朝鮮の女官は同じ位階の官吏よりも多く手当てが支給された。基本給以外に下女の費用、食費と衣料費、特別手当もあった。尚宮の場合には、基本給と下女の費用を合わせ、米を25斗5升(150リットル余り)の、豆を5斗(約30リットル)、魚110匹(提調尚宮の場合)から、米を10斗5升(60リットル余り)、豆を5斗(約30リットル)、魚60匹程度であった。(「続大典」によると正一品の高級官僚の場合、月あたり米を38斗(230リットル弱)と豆を20斗(約120リットル)支給されていた。)
出典:wikipedia
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