『影の伝説』(かげのでんせつ)は、1985年にタイトー(現・スクウェア・エニックス)から発売されたアーケードゲーム。北米版タイトルは『The Legend of Kage』。本項では、2008年3月13日に発売されたニンテンドーDS用ソフト『影之伝説 -THE LEGEND OF KAGE 2-』についても、併せて述べる。本作は、縦横にスクロールするサイドビュー方式の純和風アクションゲームである。FM音源を使用したBGMサウンドが特徴的。1985年にアーケードゲーム(以下、AC版)用のアクションゲームとして発売。その後、一部仕様を変更した移植版が制作され、1986年4月18日にファミリーコンピュータ版(以下、FC版)、同年にMSX版およびX1turbo版、2006年に携帯電話ゲーム版が発売および配信された。また、復刻版も発売され、AC版は2005年8月25日にPlayStation 2用ソフト『タイトーメモリーズ 下巻』、2006年1月5日にPlayStation Portable用ソフト『タイトーメモリーズ ポケット』(リメイク版の『影の伝説2005』も同時収録)にそれぞれ収録され、また2015年10月2日にはPlayStation 4のアーケードアーカイブスで配信された。FC版は2006年12月19日にWiiのバーチャルコンソール、2014年1月22日にニンテンドー3DSのバーチャルコンソール、2014年6月4日にWii Uのバーチャルコンソールとして、それぞれ配信された。更にバンダイより発売のつなぐだけで遊べるTV玩具「Let's!TVプレイCLASSIC」の『タイトーノスタルジア1』でも復刻され、新キャラクター差し替えのアレンジ版が同時収録されている。AC版はBGMにFM音源を使用したバージョンと沖電気MSM5232音源を使用したバージョンが存在する。作曲者は小倉久佳。FC版はヤマキが行ったキャンペーンのプレゼント商品として配布されていたこともある。パッケージにヤマキめんつゆのロゴがあり、カセットにヤマキのステッカーが貼ってある。ゲーム内容自体は通常版と全く同じだが、1万本限定であるため、中古ソフト市場で高く取引されている。2008年3月13日に、本作の続編であるニンテンドーDS用ソフト『影之伝説』が発売された。サイドビュー方式のアクションゲーム。8方向レバー、2ボタン(刀、手裏剣)を使用し、主人公である忍者の「影」を操り、さらわれた「霧姫」を救出することが目的。ステージは「青葉の章」「紅葉の章」「雪の章」の3つの章から構成され、さらに各章は「森」「抜け穴」「城壁」「魔城内」「対決」の5ステージに別れている。AC版では2章ごとにエンディング(青葉→紅葉→エンディング→雪→青葉→エンディング→紅葉→雪→エンディング、以降ループ)。FC版では「雪の章」をクリアするとエンディングとなりその直後はループし「青葉の章」から再スタートする。主人公の「影」は刀と手裏剣の2種類の武器を使うことができる。ライフ制は無く、一度敵の攻撃を受けるとミスとなるが、妖坊の炎と煙玉以外は基本的に刀を振り回すことで防御ができる。(ただし、移動しつつ煙玉に追いかけられる状態では刀で防御することは出来る。)FC版および携帯電話版ではパワーアップアイテム「水晶玉」を取っていれば、1回だけ敵の攻撃に耐えることができる(ただし妖坊の炎に対しては実質的に無効。詳細は#アイテムの解説を参照)。手裏剣は2連射まで可能な射撃武器で、攻撃判定は小さく、地を走っている時は左右のみ、ジャンプ中は8方向への任意の方向へ攻撃が可能となる。またFC版では、特定の敵を倒すことで攻撃判定アップ&貫通や、常時8方向への攻撃などのパワーアップ要素が盛り込まれた。刀は近接武器で、攻撃判定は更に小さいが、自分の腰から頭半分までの攻撃を弾き落とすことが可能。また、刀で敵を倒すと、手裏剣で倒した時の2倍の得点が入り、敵の攻撃を受け止めた時の得点(1,000/500点)も同様となっている。ジャンプはレバーを上要素方向に入れることで発動する。ジャンプ寸前に一瞬しゃがむモーションが入り、ジャンプ中は方向制御も中断も行えないため、敵の攻撃をジャンプで避けるのは困難である。特に斜め方向へのジャンプは飛距離が長く、画面スクロールの幅もそこそこあるため、ジャンプ中に妖坊が出現し、何もできないまま敵が発射する炎に当ってミスすることもある。新バージョンでは攻撃が自動連射化されており、得点は全て10倍になっている。ボタンを押しているだけで連射できるため、刀による敵の攻撃への防御率が格段にアップしている。江戸時代末期、魔界の国より甦りし"雪草 妖四郎"が魔性の軍団を形成し、日本の世をおびやかす様になっていた。ある日のこと、城主の姫"霧姫"が軍団に捕われてしまった。 そこで、城主の指名を受けて数々の武芸者達が、軍団の屋敷を目指したが、誰1人として帰城した者はいなかった。その時、ある若者が姫を救出すべく魔城へと走った。その若者とは、伊賀の里の忍者"影"である。 名称の後の注記はそれぞれ以下の意味を表す。術丸を取得した際に使用できる術は「分身の術」と「阿修羅の術(携帯電話版は「八方手裏剣の術」)」の2種類があり、どちらも術丸を取得した瞬間に発動、一定時間経過により効果は消滅する。これらの術は術丸を複数取る事で同時に使う事が可能で、また重ねて取得することで制限時間を延長することもできる。AC版のリリースから20年を経た2005年、実写映画化が発表された。映画パーソナリティ有村昆監督の短編自主制作映画、水野晴郎、林家木久蔵、林家ペー、杉作J太郎などが主なキャストだが、ゲーム本編とは全くかけ離れた内容である。正式タイトルは『影之伝説 -THE LEGEND OF KAGE 2-』。2008年3月13日にニンテンドーDS用ソフトとしてタイトーから発売された。『影の伝説』の続編にあたるが、サイドビューの2Dアクションゲームで「雪草妖四郎」にさらわれた「霧姫」の救出を目指すという前作のあらすじをそのまま用いているなど続編というよりはリメイクに近い。前作主人公の「影」の他に新たな操作キャラクターとして「千尋」が追加され、ゲームを始める際にプレイヤーはどちらかを選択し、キャラクターによってストーリーは異なる展開を見せる。演出面ではイベントシーンが主にステージの始まりと最後に盛り込まれるようになった。2画面になったこととダッシュ移動などの追加でキャラクターの移動速度が向上したため、ステージ構成は縦横に広く作られている。隠しアイテムの存在など探索要素も強くなった。
出典:wikipedia
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