レグナムは、8代目三菱・ギャランをベースとして三菱自動車工業が1996年8月から2002年8月まで販売していたステーションワゴンである。1996年にフルモデルチェンジしたギャランのステーションワゴン版であり、逆スラントノーズを採用した精悍なフロントマスクやまとまりのあるリアスタイルで人気を博し、特に当時はGDIエンジン搭載車が販売の中心であった。特に後期型はVR-4・ヴィエント系のフロントバンパーの形状がギャラクシーホワイトとのマッチングがよく現在もVR-4は根強い人気を持つ。ベース車であるギャランより、ルーフレール装着車は車高が30mm高く、またリアオーバーハングが延長されラゲッジスペースが拡大されている。北米ではギャラン・エステート、欧州ではギャラン・コンビとして輸出され、特に豪州(並行輸入のみ)や北米で一定の販売台数を得た。しかし、日本国内では三菱自動車販売の2つのチャンネルであるギャラン店・カープラザ店で並売する関係上、「ギャラン」の名称は使われていない。4輪全てにマルチリンク5リンク式サスペンションを採用し、優れた直進安定性、旋回性能を得ている。逆に、リヤにもセダン同様、ハイマウント式アッパーアームのダブルウィッシュボーンにリンクを追加したサスペンション形式を採用しているため、ラゲッジの横方向が狭くなり、リアシートのリクライニングができない(フラット化は可能)などの不都合も生じた。ボディはボンネット・グリル・リア外観で大まかに前期型と後期型に分けられ、グレードによりエアロの違い、内装の本革仕様などで差別化をしている(ST・ST-R・VIENTO・VR-4など)。最上位モデルのVR-4では、ランサーエボリューションシリーズに積載されたリアデフ(差動装置)の駆動配分を電気的に配分するAYCを標準で搭載し、VR-4 TYPE-Sには、加えてアクティブ・スタビリティー・コントロールシステム&トラクションコントロールシステムを標準装備している。また、特徴のある装備としては、貨物が重くても車高を維持しようとする機構のセルフレベリングサスペンションや、当時日本初だったサイドエアバッグなどがオプションで用意されていた。なお後期型のVR-4のうち、type-Vに関してはAYCは装備されていない。搭載エンジンは直列4気筒1,800ccの4G93(GDI)、V型6気筒2,000ccの6A12そのボアアップ版であるV型6気筒2,500ccの6A13と幅広い。後に前述の3種にかわって直列4気筒2,000ccの4G94(GDI)と直列4気筒2,400ccの4G64(GDI)となった。そのほか6A13型エンジンをツインカムヘッド&ツインターボチャージャー化(後期型ATで280ps)した仕様をフラッグシップモデルのVR-4に搭載。レグナム/ギャランの4G93型エンジンは世界初の超希薄燃焼を可能にしたガソリン直噴GDIとして、月刊誌自動車工学が選ぶ1996年のニューテクノロジー・オブ・ザ・イヤーで1位を得ている。
出典:wikipedia
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