『Twelve Y.O.』(トゥエルブ ワイ オー)は、1998年9月10日に講談社より単行本が出版された福井晴敏の小説。福井のデビュー作にして、第44回江戸川乱歩賞受賞作品である。沖縄を主な舞台に展開される、壮大なサスペンス・スペクタクル・アクション。2000年に発表された福井の処女作『川の深さは』の続編であり、次作『亡国のイージス』や『戦国自衛隊1549』の物語の軸にもなっている。福井の反米感情が色濃く反映されており、「大人になれない日本」が本作の1つのテーマになっているともいえる。2001年には講談社より文庫本が出版された。『川の深さは』は第43回江戸川乱歩賞の受賞を逃したが、当時の選考委員だった大沢在昌が同作を大いに絶賛して再挑戦を伝えるメッセージを送り、福井がそれに応えて応募したものが本作である。なお、『Twelve Y.O.』の中国語版が存在するという事実を自身のホームページで明かしている。中国版題名は『代号12』である。沖縄から米海兵隊が撤退した。それは、コンピューターウイルス「アポトーシスII」と「ウルマ」なる兵器を使用する謎のテロリスト「12(トゥエルブ)」の仕業だった。自衛官募集員をやっていた平貫太郎は、ある日、かつての命の恩人である東馬修一に出会う。そしてその出会いがきっかけで、平は巨大な陰謀に巻き込まれていく。
出典:wikipedia
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