横浜市営バス港南営業所(よこはましえいバスこうなんえいぎょうしょ)は、神奈川県横浜市港南区日野南三丁目1-1に所在する横浜市交通局自動車本部の営業所。最寄駅は根岸線港南台駅、最寄バス停留所は港南車庫前である。横浜市営バス路線のうち主に港南区内の各路線と、磯子区・南区・中区内の一部路線の運行を担当している。横浜市営バスの営業所では、旭区に所在する若葉台営業所とともに横浜駅への乗り入れ路線が無い営業所となっている。港南営業所で最若番かつ、上大岡駅以北の横浜市中心部に乗り入れる唯一の系統で、経路の大半が県道21号(鎌倉街道)を走行する。以前は上大岡駅 - 港南車庫の区間運転が多かったが、神奈中バスや江ノ電バスの上大岡駅方面 - 大船駅方面の路線と重複すること、また路線再編で上大岡駅より発着していた芹が谷・南高校方面の全路線を神奈川中央交通に譲渡した事により、2005年7月4日に大幅減便された。みなと赤十字病院発着便の運行は日中時間帯のみで、平日は60分間隔、土休日は90分間隔で運行する。洋光台駅と京急ニュータウンを結ぶ便が本線だが、多くは港南台駅 - 上永谷駅の区間運転。平日朝には港南台駅発平戸行きの便が運行されている。循環線は午前中はセンター先回り、午後はすずかけ通先回りで運行されていたが、2014年10月1日のダイヤ改正以降は全便センター先回りで運行されている。旧・すずかけ通経由の出入庫便の一部は、現在も野庭中央公園発着として運行される。横浜市交通局のバス路線の中でもっとも多くの利益(金額)を上げている。51系統は終日運転される。この路線は終日利用客が多い有数の混雑路線。現在の51系統は3代目である。351系統は平日・土曜に深夜バスのみ運行され、移管後は横浜市営地下鉄ブルーラインの終電に合わせて増便された。元は51系統と同ルートだったが、2010年2月15日に野庭中央公園→港南車庫前間が延伸された。そのため、2系統のルートとは異なる。野庭団地の交差点を2回通るが、通る方向が90度左向きとなる。(実際は270度右に進行方向を変えている。)京急線下り特急からの乗り継ぎが考慮されていて、該当列車からは5~7分で乗り継ぎ可能(定刻の場合)。52系統は平日朝のラッシュ時のみ運行されている。51系統の混雑を緩和する役目を果たしている。2011年6月13日より運行を開始した64系統の区間便。土曜日に1本のみ運転される。港南営業所担当便はこの1本のみ。港南営業所は、2006年3月15日以来5年ぶりに64系統を担当する。洋光台駅と上永谷駅の間を短距離で結ぶ路線。洋光台駅発上永谷方面の平日・休日最終便は入庫のため野庭中央公園行となる。同様に出庫のため早朝に野庭中央公園始発が設定されている。2015年4月1日に、112系統港南車庫発着便の系統番号が76系統に変更された。元々107系統として運行されていた本線の港南車庫 - 港南台駅 - 洋光台駅 - 田中 - 金沢文庫駅の路線が洋光台駅で分断され、金沢文庫駅側は京浜急行バスに移譲、港南車庫側は後に廃止されたため、支線の上中里団地循環のみが横浜市営バスとして残された。日中は1時間に3 - 4本程度、朝夕は本数がさらに増える。早朝に随縁寺前→下ヶ谷→上中里団地→洋光台駅、深夜時間帯にさわの里小学校止まりが運行されている。2008年4月21日に港南台駅 - 洋光台駅が廃止された107系統の番号を変えたもの。この108系統は3代目である。上大岡駅と港南台駅の間を洋光台駅経由で結ぶ。開業時は洋光台駅発着便も設定されていた。学生の利用客が多いため、登下校の時間帯が混む。日中の運行本数も1時間に3 - 4本程度設定されている。2006年3月27日に、45系統のセンター経由及び丸山台経由出入庫便を延伸する形で誕生した。丸山台経由は45系統時代と同じく往路のみ設定されている。元々滝頭営業所担当で廃止になったYループバスで使用されたのが初代の130系統であり、この130系統は約4年ぶりに2代目として系統番号が復活したものである。2014年10月1日のダイヤ改正で、全便ゆりの木通経由から丸山台経由に変更となった。2008年4月21日に新設。愛称はオレンジトンネル線。日中に運行され、余剰車を使ってコストを抑えた新路線の開通は横浜市内でも初めての取り組み。港南台第三小学校 - 日野中央二丁目は狭隘区間となる。神奈中や江ノ電、さらには東京急行電鉄(現・東急バス)の江ノ島線もあった鎌倉街道上に、1966年(昭和41年)に市営が新規参入した。開業時は江ノ電の横浜線と同じく横浜駅と大船駅を結んでいて、地下鉄1号線の開通前時点では市営バス全体でも最混雑区間の1つに挙げられる程賑わい、ラッシュ時には円形の大型ヘッドマークを付けた急行便も運行されていた。後に県庁前(現・日本大通り駅)発着と関内駅北口発着を追加する。横浜駅 - 大船駅の直通便は江ノ電との競合や道路事情の悪化によって徐々に減り、地下鉄開業後の1974年(昭和49年)、横浜駅(県庁前・関内駅北口) - 野庭口(弘明寺国大前)と上大岡駅 - 大船駅に分けられ、特に後者は40系統(2代)として完全に分割される。昭和50年代に入ると横浜駅発着便は廃止になり、平成に入って暫くした頃に関内止まりの区間便も廃止された。現在、港南車庫止まりで維持されている同番の系統とは、厳密には異なることに注意する必要がある。2006年(平成18年)1月30日付で区間便を含め全便が神奈川中央交通に移管された。ニュータウン発着便は平日、土曜の朝と日中に数本運行(休日運休)。30系統で唯一神奈中が運行していなかった路線だった。なお、移管前日の1月29日は日曜だったため、循環線・京急ニュータウン線ともに最終運行は1月28日である。。これにより、上大岡駅→慰霊堂入口→最戸町、最戸町→最戸橋、最戸町 - 芹ヶ谷 - 平戸、上永谷駅 - 新吉原橋から横浜市営バスが撤退した。日野出張所開設前に開業し、彼岸時に日野公園墓地の敷地内を一周する循環線として運行された。1973年(昭和48年)3月18日限りで廃止され、系統番号は翌年誕生する2代目に引き継がれる事になる。港南台駅前から鎌倉街道経由で大船・本郷台へ運行していた。開業時は上大岡駅と大船駅、洋光台駅と本郷台駅を結んでいたが、やがて港南台駅 - 大船駅と港南台駅・港南車庫 - 本郷台駅便となり、最終的に大船駅発着便は廃止された。晩年は港南台駅発着と港南車庫発着が半数ずつ運行されたが、慢性的な赤字により1998年(平成10年)1月19日限りで廃止された。系統番号は2002年、長津田駅 - 若葉台中央線として復活した。南出張所時代の路線。52系統の姉妹路線で、開業から2年で廃止された。現・51系統と一部で経路が重複しているが、関係は全くない。旧・30系統の姉妹路線で、横浜駅 - 前里町四丁目は江ノ電横浜営業所の栗木線や鎌倉営業所の横浜線と同経路を経由する。その後、井土ヶ谷まで神奈中の戸03・横43・44と同経路を経由し、井土ヶ谷から鎌倉街道へ抜けた後は30系統と同じ経路で芹ヶ谷へ向かった。現・52系統は系統番号のみを引き継いだもので、路線は初代とは全く関係ない。市営バスの戸塚駅乗入れ最後の系統。開業時は平戸まで旧・30系統と同経路を経由し戸塚駅へ向かっていたが、後に横浜駅 - 上大岡駅が短縮された。戸塚駅東口 - 上永谷駅の区間便が多く、僅かながら戸塚駅→吉原の入庫便も存在し、全線通しでの運転は少なかった。市営地下鉄戸塚延伸により利用客が減少、国道1号線の慢性的な渋滞に悩まされ、1998年(平成10年)1月19日限りで廃止。吉原の53系統用降車停留所は撤去された。その後、この系統番号は2003年(平成15年)11月1日付で相模鉄道(現・相鉄バス)旭営業所が撤退した旭3系統(児童遊園地 - 横浜駅西口)を引き継ぐ形で復活。浅間町の路線として、横浜駅西口(第2)-児童遊園地 - 平和台折返場間で運行されている。南営業所時代に運行されていた。現在の神奈中・30系統とほぼ同経路で運行され、1972年(昭和47年)11月5日限りで廃止された。屏風ヶ浦駅発着便は磯子方面からの始発便・港南台駅からの最終便。港南車庫→磯子駅行きは、廃止時は休日早朝に往路のみの運行だったが、64系統開業時は港南台駅が未開業だったため、この経路がメインで運行されていた。どちらも2006年3月16日付で磯子営業所に移管された。出庫便の最終運行日は2006年3月12日である。かつては磯子駅 - 戸塚駅を結ぶ長距離路線だったが、全線通し便は僅かで、多くは上大岡駅発着だった。国道1号の渋滞で乗客が東戸塚駅発着の神奈中バス東12系統に流れ、まず市営便の芹ヶ谷 - 戸塚駅間が廃止され、2005年(平成17年)には神奈中便が全廃。残った市営便も芹ヶ谷地区の路線移管に伴い、野庭営業所閉鎖と同時の2006年3月26日限りで全て廃止。その後、上大岡駅と磯子駅の間は江ノ電バスの屏風ヶ浦線となったが、2008年(平成20年)7月27日限りで廃止となっている。2006年1月30日付で全便が神奈中へ移管された。どちらも南営業所時代の路線で、急行運転。芹ヶ谷発着便の出入庫。芹ヶ谷地区路線の神奈中移管に伴い、2005年7月4日に廃止された。環状3号線開通により、107系統の上中里団地循環線の一部を改変して1999年(平成11年)10月1日に誕生した。団地内は洋光台駅発・新杉田駅発ともに一方向で運転されていた。中田宏市長時代の路線再編計画に伴い、2007年(平成19年)3月31日限りで廃止された。2006年11月1日、区間便・磯子台団地発便は京浜急行バス(運行は横浜京急バスに委託)へ移管、本線便は洋光台駅 - 港南台駅 - 港南車庫に短縮された。しかし、港南台地区の路線再編に伴い、2007年4月22日に洋光台駅 - 港南台駅 - 港南車庫が廃止された。港南台駅 - 港南車庫は引き続き運行されているが、系統番号が108系統に変更された。これにより、107系統は洋光台駅 - 上中里団地循環のみとなる。極僅かな本数しかなかったが、洋光台駅と弘明寺を結んでいた(打越 - 弘明寺は急行運転)。洋光台駅 - 上大岡駅の区間便も存在し、同区間は江ノ電バスと共通定期券の取扱が行なわれていた。111系統(本線)の子路線。64系統の出入庫路線として運行されていたが、2006年3月16日に64系統が磯子営業所へ移管されたため、2006年3月27日に廃止。112系統開業時の路線。現在の45系統と112系統を足した路線だが、港南台駅 - 洋光台駅が廃止された。130系統開業時の路線。2014年10月1日ダイヤ改正でゆりの木通経由から丸山台経由に変更となり廃止。1998年(平成10年)、環状3号線開通と同時に新設。神奈中の港38系統、上39系統をベースに市営が新規参入したもので両社共同運行、対キロ運賃制が適用されていた。野庭営業所閉鎖と同時の2006年3月26日限りで市営が撤退、神奈中単独となった。71系統の変形で港南区総合庁舎経由だった。2006年に神奈中へ移管後、71系統に統合されて廃止。2010年7月12日に新設された51系統の急行便。停車する停留所は日野公園墓地入口までの各停留所と港南区総合庁舎・上大岡駅であった。2014年10月1日のダイヤ改正で廃止された。港南営業所の配置車両は全て大型車で、日野自動車製(ブルーリボンシティ・ブルーリボンシティハイブリッド・新ブルーリボンII)と、いすゞ・エルガが配置されている。横浜市営バスで2004年に入札制度が導入されるまでは日野自動車製の車両に統一されていたが、一時期は日産ディーゼル(現:UDトラックス)製の車両や、過去には三菱ふそう車が配置されていた時期があった。現在は短尺ノンステップ車の割合が高いが、野庭営業所廃止時に本牧営業所に転属していた長尺ワンステップ車の一部が同所から転入。2013年にはいすゞ自動車製の長尺ワンステップバスも導入され、長尺車は2・51・323系統を中心に使用されている。2013年12月より貸切専用車(いすゞ・エルガ)の配置もされている。
出典:wikipedia
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