雪見だいふく(ゆきみ だいふく)は、1981年(昭和56年)10月にロッテが日本で発売した氷菓。2008年以降はロッテアイスが販売している。アイスクリームの外側を薄い求肥で包み、大福のように丸く整形した冷菓である。使用されるアイスクリームはバニラ風味が基本であるが、限定生産でそれ以外のものも売り出されることがある。2個入りは冬季限定で9月~4月の販売で、9個入りの「ミニ雪見だいふく」は通年販売。温かみあるイメージの強い和菓子の大福餅と冷たい洋風のアイスクリームを食材として組み合わせている。前年の1980年9月に、マシュマロにアイスクリームを入れた「わたぼうし」(青系のパッケージ)がヒットし、雪見だいふくはこれを元に開発された商品である。大福とアイスクリームの、いわゆるミスマッチの妙は広告でも巧みに訴求され、炬燵(こたつ)のある和風の家の屋内を「大福」のイメージに、窓や庭先から眺める雪景色を「アイスクリーム」のイメージに重ねて、「大福」と「雪見」を自然な光景の中の馴染みある取り合わせとして演出してみせていた。パッケージデザインの赤と白も同様のコンセプトをもとにしている。発売以来10年あまりの間、アイスクリームはバニラ味のみであったが、1992年(平成4年)以降、バリエーションとして限定発売ながらイチゴ味やチョコレート味なども登場するようになり、そういった新商品の中には定番化したものもある。しかし、基本的には変わることなくオリジナルのバニラ味を中心に販売されている。バニラ味は年商70億円を毎年売り上げている。また、1984年(昭和59年)には、カルシウム・鉄分など成長期の児童に必要な栄養成分を強化した、学校給食向けの商品(品名:学校給食雪見だいふく)が開発された。製品・製法は特許化されている。1981年(昭和56年)出願の製法特許(特許第1537351号)はすでに権利期間が満了しているが、2001年(平成13年)3月19日出願の特許出願(特願2001-79558、特開2002-272382)は2009年(平成21年)5月29日に特許4315607号として登録されている。2008年(平成20年)、モンドセレクション(世界菓子食品品評会)において金賞を受賞した。本来、餅は低温にするとカチカチに固まってしまう。そのため、雪見だいふくは糖類やデンプンなどを加えて柔らかく口当たりがよいように加工されている。反面、気温が高い場合、餅はすぐに食べないとドロドロに溶けてしまいがちである。この食材から来る制約のため、販売は冬季が中心となっている。通常パッケージは、トレーの丸い2つのくぼみにそれぞれアイスクリームが収まり、棒状のくぼみにフォークが付属する。ふたは左右どちらのアイスクリームからでも開けられるように開け口を2箇所設ける工夫がされている。定番のバニラ風味のフタは、赤地に降る雪を背景に、中央に白いアイスクリームが描かれたデザインだが、まれに雪がハート形になっているものがある。また、バニラ風味以外の商品では、背景色はそれぞれ商品のイメージに合わせて赤以外の別な色でデザインされている。2006年以降、縁起担ぎ商品が揃う年末年始・受験シーズン中に通常パッケージよりも「雪見だいふく」の「ふく」の文字を大きく変更した“縁起物”パッケージが恒例となっており、毎年12月頃から同企画パッケージに切り替えて商品を発売している。ロゴは『雪見だいふく』の別バージョンで『雪見だい福』や『雪見大ふく』等のレアデザインも登場している。女性アイドルを広告モデルに起用し、かつてのテレビコマーシャルでは伊藤つかさ出演のもの、中山美穂出演のものがよく知られていた。その他起用された女優等は以下の通り。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。