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Blu-ray Disc

Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)は、DVDの後継となる光ディスク。第3世代光ディスクの一種であり、青紫色半導体レーザーを使用する。規格は「Blu-ray Disc Association」が策定した。一般的な略称は「BD(ビーディー)」、または単に「ブルーレイ」と呼ばれることも多い。405nmの青紫色半導体レーザーと、0.1mmのカバー層の光ディスクを使うことでレンズのNA値を(0.65から0.85に)上げ、DVDの5倍以上の記録容量(1層25GB、2層式ディスクの場合は50GB)を実現している。これにより1層のディスク (25GB) でも日本の地上デジタル放送 (ISDB-T、1440×1080i、約16.8Mbps) なら3時間強、日本のBSデジタル放送 (ISDB-S、1920×1080i、約24Mbps) で2時間強のハイビジョン映像を収録することが可能となった。現在23.3GB/25GB/50GB/100GB/128GBのディスクが規格化されているほか、研究レベルではTDKが2009年に10層320GB、2010年には16層512GBの試作に成功するなど、記録容量の拡張が進められつつある。ディスクの大きさ(直径12cm、厚さ1.2mm)はCD/DVDと共通である。 BD規格はCD規格やDVD規格と独立であり、CD/DVDの再生機能は必須ではないが、商品企画の段階では現行のCDやDVDも使用できる製品として商品化が進められたため、多くのBlu-ray Disc対応機器やBDドライブでは光ピックアップが3波長化され、CDやDVDも取り扱うことが可能となっている。現在の民生用BDプレーヤー / レコーダー製品では、CD-DA・DVD-Video・BDMVの再生が基本機能としてサポートされている。BDは後述のように1枚のディスクの多層化による容量の大幅な拡張が可能であり、ソニーは「家庭用光ディスクの最終形」とホームページ上でうたっている。なお、名称が「Blue-ray」ではなく「Blu-ray」になっているのは、「Blue-ray Disc」とすると英語圏の国々では「青色光(で読み取る)ディスク」を意味する一般名詞と解釈されて商標としての登録が認められない可能性があるためである。なお、DVDなどと同様、全てのメディアに「データ用 ()」と「ビデオ録画用 ()」の2種類があったが、違いは無いため、データ用ディスクで録画することも可能である。日本の地上デジタルテレビ放送移行前は、私的録音録画補償金制度によりデジタルコピーに対する補償金が上乗せされていたが、デジタルテレビ完全移行後は、コピー・ワンスやダビング10の『デジタルコピーガードがある』という理由で、補償金が上乗せずに販売されている("私的録音録画補償金制度#デジタル放送専用レコーダーの私的録画補償金に対する訴訟を参照")。次世代DVDに関するビデオ戦争で、次世代DVDというネーミングから「次世代ビデオ戦争」とも呼ばれていた。次世代DVDにはBlu-ray DiscとHD DVDが名乗りを上げた。2005年前半には規格統一の動きもあったが同年夏には統一断念となり、結果として2陣営が混在する形となった。両陣営ともに満を持して世に送り出した規格であるが、日本のソフトメーカーは当初は次世代DVDには消極的で、消費者もこうした規格対立や次世代DVD機器の高価さなどを理由に、買い控えの傾向にあった。先行き不透明な状況から、両規格に対応した機器としてパソコン用ドライブが発売されるなど、明確な決着が付くまでには相当な時間がかかることが予想されていた。しかし次世代DVDが完全に普及しない状況でありながら、以下の理由により徐々にBD陣営に優勢に傾いていった。そして米国時間2008年1月4日、ワーナー・ブラザースが「Blu-ray Disc単独支持」への路線変更を行い、それに続きBlu-ray単独表明をしていたパラマウント・ピクチャーズは単独表明の際の契約条項による「ワーナー・ブラザースが選択したフォーマットを追従できる権利」を行使するかどうかの決断を行っていた。日本時間2008年2月19日、東芝がHD DVDの「事業終息」(事実上の撤退)を表明し、ハリウッド業界で最後までHD DVD陣営に残っていたパラマウント映画も現地時間2月28日にHD DVDの生産を停止。Blu-ray Disc対HD DVDの6年の次世代ビデオ戦争はBlu-rayに統一される形で終了した。東芝は撤退後もBDには参入しないと表明していたが、結局2009年9月4日に参入を発表し、以後BD製品を発売するに至った。なお2009年には中国が中心となって新たに従来の赤色レーザーを使う「Red-ray Disc」を開発中であることがわかった。両規格をめぐり、ハリウッドのエンターテインメント業界も2つに割れ、一時期は拮抗状態にあった。※以下、カッコ内は姉妹会社・傘下企業などの関連会社。など。など。ちなみに、パラマウント系やユニバーサル系の作品が多いスティーヴン・スピルバーグは、規格争いの形勢が明確になるまで慎重な姿勢を保ち、HD DVD規格では一切、映像ソフトを出さなかった。なお、パラマウントは、HD DVD規格を後押しするために『宇宙大作戦』(『スタートレック』シリーズ第1作)をデジタル処理で刷新し、既存のDVDとHD DVDの両規格に対応したハイブリッドBoxセットを発売した。HD DVD規格は敗退したが、既存のDVD規格は2011年現在も使用されているため、再生が可能である。DVDでは読出し専用規格(ROM型)を先に策定し、書込み型フォーマットの策定においては規格乱立の状態になってしまった。その反省からBDでは書き換えメディアフォーマットを先に策定し、共通の仕組みで読出し専用メディアにも対応する方向で開発を進めた。CDやDVDでは書き換えメディアの反射率が低いため初期の再生専用ドライブで読み込めないという問題があったが、これによりBDでは反射率の問題が発生しない。また現行メディアとの併用も考慮し、波長や基板厚が異なるCD/DVD/BDを1つの光ヘッドで対応するための技術開発も当初の段階から行われた。ファイルフォーマットはUDF 2.50以降を採用し、BD-Rでも擬似的に(DVD-RAMのように)リライタブルメディアとしての手軽さで扱えてPCとの親和性が高まることや書込み時のファイナライズ処理を必要としないメリットもある。なお、BD-RE Ver. 1.0のみBDFSを採用。それ以降はすべてのメディアでUDF 2.5以降を採用(DVDはUDF 2.0を採用)。等速は36Mbps=4.5MB/s。これはDVDの転送速度を1倍速 (1.4MB/s) として、3倍速程度に相当する。BD-ROMは1.5倍速の54Mbps=6.75MB/sが標準転送速度である。追記型ディスクであるBD-Rは現在6倍速の216Mbps=27MB/s、書換え型のBD-REは2倍速の72Mbps=9MB/sまで規格化され、BD-R/REディスク、BDドライブが商品化されている。なお6倍速記録に対応したBD-Rに、12倍速で書き込み可能なBDドライブも発表されている。BDの最大の特徴として、保護層(カバー層)が0.1mmであることが挙げられる。DVD、HD DVDは0.6mmでCDは1.2mmである。#ディスクの耐久性問題も参照。Blu-ray Discは、1枚のディスクの多層化による容量の大幅な拡張が可能でBD-ROMに関しては8層構造まで学会発表済みであり、実用可能と考えられる。これが実現すると1枚のディスク(25GB×8層)で容量が200GBを超える光ディスクメディアの誕生となる。BD-RE/BD-Rの記録型光ディスクに関しては片面4層 (128GB) 構造まで開発済みである。TDKは2006年4月26日、試作した「33.3GB×6層」の200GBの追記型Blu-ray Discを光ディスク関連技術の国際会議「ODS 2006」で発表した。1枚のディスクにHD映像を約18時間分格納できる。信号処理技術の進歩で1層当たりの記憶容量が拡大し、各層33.3GBのデータを格納できるようになったとのこと。2008年1月24日のソニー発表によると、BD用などの記録・再生光ディスクドライブの薄型化・低コスト化できる光集積デバイス(レーザカプラ)を日亜化学工業と共同で開発した。高効率の1ビーム光学系を採用し、さらに独自の小型パッケージング技術を活用したことで厚み3mm未満、面積14mm×7.4mmと小型・薄型化を実現した。BDなどの2層メディアでの信号読み出しを最適化し、安定的な記録・再生を可能にするドライブや光学ピックアップが設計できるようになるという。BDドライブの薄型化とコスト低減に向け、2008年内に量産化を目指すとした。2008年7月7日、パイオニアはBDと互換性を有する400GB光ディスク技術を開発したと発表した。BDと同じ25GBの記録層を16層に積層した再生専用光ディスクだが、記録型ディスクにも応用可能という。また対物レンズの光学的仕様がBD規格と同一のため、互換性を維持することが可能とのこと。またパイオニアのロードマップによると2008年から2010年にかけて再生専用ディスクの開発が行われ、2010年から2012年にかけて書き込み・書き換えが可能なディスクの開発を行われるとしており2013年には記録層を40層とした記録容量が1TBとなる再生専用ディスクが登場する予定となっている。2010年、TDKは片面16層で512GBの容量を誇る光ディスクを開発した。両面記録では1024GB (1TB) の容量を実現し、世界初の1TB級光ディスクとなった。記録と読み出しには、Blu-ray Discと同じ405nmの青紫色レーザーを使用するため、Blu-ray Disc規格との親和性は非常に高くなっている。12cmディスクの他にビデオカメラ向けの用途での使用等を目的とした8cm光ディスク (BD-R/BD-RE) は規格策定済み。容量は1層で7.5GB、2層で15GBとなる。現在1層7.5GBのみが商品化されている凸版印刷とソニーは材質の51%以上が紙のディスクを共同開発したと2004年4月15日に発表した。近いうちに紙の割合を70%以上まで引き上げると発表している。多くの自治体において、燃えるゴミとして捨てることが可能となる。また、日本ビクターやパイオニアはトウモロコシの澱粉(デンプン)から合成されたバイオプラスチックによるディスクを開発した。両社の技術や原料は同じだが、製法が若干異なる。インターネットから追加コンテンツやゲームなどを行える機能である。BD-Liveに対応したソフトとBD-Liveに対応したプレーヤー(PlayStation 3等)が必要である。追加データの記録はプレーヤーのハードディスクに記録される。再生専用機などハードディスクを持たないプレーヤーではUSBメモリなどの外部記録媒体を用いる必要がある。BDMVは読み出し専用型BD (BD-ROM) で採用されている記録フォーマットである。解像度は最大1080i/60、720p/60 である。H.264/MPEG-4 AVCとVC-1等の新圧縮技術は一般的な既存のDVD(DVD-VideoおよびDVD-VR)や現状の日本で行われているデジタル放送(地上デジタル放送およびBSデジタル放送)で使われているMPEG-2よりも圧縮能力に優れているがH.264/MPEG-4 AVCはもともと携帯電話等の小さな画面を主体に開発された技術のため、そのままではHD映画の画質再現に問題があり当初ハリウッド企業は新コーデックの採用に積極的ではない会社も多かった。そのため最初に発売されたBDビデオソフトはDVDと同じMPEG-2をコーデックに採用せざるをえなかったが、そのことから初期に発売されたBDビデオソフトは画質が必ずしも満足できるものではないとの指摘もあった。その後、HD映像用に新たにパナソニックハリウッド研究所 (PHL)により開発されたMPEG-4 AVC High Profileが制定され、このHigh Profileを使えばHD映画の画質をMPEG-2以上に向上させられることがハリウッド企業でも確認された。このためMPEG-2に加えMPEG-4 AVC High ProfileやVC-1もBD-Videoの映画タイトルに採用されるようになり、現在では殆どのソフトにMPEG-4 AVC、VC-1のどちらかが採用されている。字幕はDVDに比べ鮮明になっている。大画面表示を前提として制作されているため、小さい画面で観ると読みづらくなることがある。(*) Blu-rayプレーヤーではオプション扱い。BDAVはBDレコーダーで書き込み型BD (BD-R、BD-RE) に録画した時に使われる記録フォーマットである。高度なメニューやネットワーク機能などを実現する技術としてBlu-ray Disc Java(略称 : BD-J)が採用された。BD-JはすべてのBDプレーヤに搭載されているため映像を使った対戦ゲーム、シューティングゲーム、インベーダー型ゲーム等を附録に入れたBDタイトルが発売されている。また2007年11月以後に発売されるBDプレーヤーには、追加のJavaインタラクティブ機能(ピクチャインピクチャ機能等)の搭載が義務づけられる。ネットワーク機能としては「BD-Live」(Blu-ray Disc Live)と呼ばれるプロファイルが標準化されている。HD DVDではマイクロソフトが中心となって開発した「iHD(現:HDi)」が採用され、マイクロソフトがHD DVDを支持する要因の一つとなっていた。BDでもHDiを採用する提案がなされたが採用は見送られた。4つの技術を使用しコンテンツの著作権保護を図る。これら4つの技術により、コピー防止を大幅に強化。DVDに比べ海賊版の作製及びその視聴がより困難になると言われている。コピー管理も含め、ネットワーク機能やインターネット接続に関連して公認されたセキュアな方法でコンテンツを保護する。AACSのカバー範囲はTV放送およびインターネットを利用したコンテンツ配信、家庭内のネットワーク配信など、現在想定できる使用用途のほぼ全てと広範囲にわたる。また再生専用メディアだけではなく記録型メディアにも対応し、コンテンツのムーブやDRMによって認められたコンテンツの複製をセキュアに管理する。BD-ROMの原盤の偽造を困難にする技術である。映画や音楽、ゲームなどBD-ROMメディアに収録されるコンテンツの中に検出できない一意の識別子を埋め込む。ライセンスを受けたBD-ROMメーカーに提供される機器でしか扱えず、スタンパーを入手しただけではこの識別子は書き込めない。そのため、ディスク原盤の非正規の作製は極めて困難とされている。BD独自の機能であるBD+はBDプレイヤーのコンテンツ保護プログラムが破られた際にも、新たなコンテンツ保護プログラムをBDプレイヤーに導入できる機能である。破られたコンテンツ保護プログラムをコンテンツ企業が後から自動的に更新できるため、非正規に複製されたディスクの視聴は実質的に不可能になると考えられている。なお、BD+はキーが改変されたプレイヤーのみに影響する。ブルーレイディスクには再生できる地域を制限することを目的としたリージョンコードが指定されている。これは地域の区分けこそ異なるものの原則として従来のDVDリージョンコードと同様のものであり、ある一定の地域で販売されたプレーヤーではそれと同じ地域で発売されたソフトしか再生できない。このシステムは当初ブルーレイにはなかったものであるが、映画会社の強い要望により3つの地域に分割された方式が採用された。これにより映画会社は特に販売価格、日付、内容を地域によって制御することが可能になる。また地域の制限を設けないリージョンフリーでも作成できるため、すべての地域で再生可能なソフトを作成することもできる。そのため2008年上半期の時点で発売されたソフトのおよそ3分の2のソフトはリージョンフリーで作成されている。韓国、マレーシアなど他のブルーレイ生産国と同様、日本は米国と同じリージョンに属するためDVD-Videoとは異なり米国製ソフトの輸入版を再生することが可能である。ネットワークを利用した用途も考慮されており、ネットからダウンロードした字幕データをディスクに追記するようなことが可能となっている。もちろん再生専用のROMディスクには追記できないため、プレーヤーに記憶装置を内蔵するなどの対応が必要になる。パソコン向けの記録・再生ドライブ、およびBDドライブを内蔵したパソコンが2006年6月に発売された。日本国内では11月までBD-Video対応機器はパソコンのみという状況であった。H.264/MPEG-4 AVCやVC-1の映像コーデックを採用したBD・HD DVDソフトは再生時のCPU負荷が非常に高く、高スペックのパソコンでも滑らかに再生するのが困難であると言われてきた。GPUの再生支援機能やCPUの高性能化などにより次第に解決されつつある。またディスプレイへの出力にも問題が大きい。AACSの仕様によりデジタル出力にはHDMIまたはHDCPに対応したDVI-Dが必須となり、通常のDVI-D接続では表示できない(アナログ接続は禁止されていない)。さらにディスプレイ自体の解像度がフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)に満たない場合、BD/HD DVDの映像を完全な形で再生することはできない。記録型BDドライブ内蔵PCでデジタルテレビチューナーを搭載したモデルは、デジタル放送をHD映像のままBD-R/REに保存できる(各機種の機能やソフトウェアに依存する)。マイクロソフトはWindows Vistaの発売前、同OSでHD DVDのみを標準サポートすると表明していたが主な再生アプリケーションやDVDライティングソフトは既にBDに対応しており実際の使用でBDに不利益が生じることはない(現にマイクロソフトはDVD自体を公式に認めていないが、DVDがメディアの主体となったように今回のHD DVD支持も規格争いには直接的な影響はないと思われる)。製品版のVistaではHD DVDサポートが当初の予定より縮小された。2008年1月には同社幹部が「OSにおけるサポートは中立である」と言明している。既にDVDについてはデッキのみならずカムコーダも開発されており一般家庭の他企業や学校、結婚式場など業務用途でも広く活用されている。同様に、BDについてもHD映像の普及に伴いカムコーダや編集などの用途での機器の需要は見込まれる。それらの開発によって、小規模な放送局や制作プロダクション等のユーザーがコンテンツ制作用機器として採用する可能性は考えられる。しかし既に放送用、業務用には同じ青紫色半導体レーザーを用いてProfessional Discに記録するSONYのXDCAMが存在し、フラッシュメモリに記録するメモリーカード記録タイプのカムコーダも追加された。パナソニックからもメモリーカード記録タイプのカムコーダの発売が予定されており、この用途とは違う市場である。現在、日立製作所からBDを記録メディアに採用したカムコーダ2機種が発売されており地方のケーブルテレビ局など企業によっては採用を検討しているところもあるといわれている。動画圧縮/伸張用にMPEG-4 AVC/H.264エンコーダを搭載したBD/HDDレコーダーが発売されており片面2層ディスク (50GB) を用意することでXPモード(S-VHS標準モード並みの画質)で約10時間30分、SPモード(S-VHS3倍モード並みの画質)で約21時間、録画可能とされている(Panasonic DIGAのサイトに関連情報あり)。自宅などにS-VHSやED Beta、Hi8などの大量のエアチェックコレクションなどがある場合、その高解像度・高画質を保ったままで大幅な省スペース化が可能。またBDレコーダにi.LINK端子が搭載されていれば、D-VHSデッキの「LS3モード」で24時間記録した映像をテープ1本分丸ごと移し変えることもできる。DVDの場合、最もよく使われるSPモードでも2時間しか記録できない(片面1層ディスクの場合)のでアーカイブ用途には不向きである。BDでは、SDTV映像であればS-VHS方式3倍モード並の画質で長時間記録をすることが可能である。そのメリットを活かして、フルモーションのカラー映像で監視カメラの映像記録に活用することも可能となる。防災・防犯を目的とした監視カメラの映像の収録には、連日膨大な量のストレージメディアを必要とする。BDならこれまでのCDやDVDと同一のサイズなので、メディアの収納性には優れていると言える。BD規格の機器や対応ディスクが発表された当時の技術では対応メディアの表面に些細な汚れや傷が付いただけでそのメディアが使用不能状態に陥るほどの脆弱性に悩まされ、その対策としてカートリッジ内にディスクを密閉する方式を採用した。カートリッジを必要とする分だけディスク全体が大き目となるため、ディスク自体の取り扱い性の悪さやノートパソコン等向けの小型ドライブを開発することが難しいという点がBD普及を図るための大きな障害となっていた。またDVDはハードコート製品を除き傷のついた部分を均一に研磨すれば使用できるが、BDは保護層が0.1mmと非常に薄いため初期のメディアでは研磨をすると再生できなくなる。BD-ROMやBD-Rは規格制定当初からHD DVDと同様にカートリッジを必要としないベアディスクであり、BD-REも後にバージョン2.0でベアディスクに対応させることになった。それぞれの物理フォーマットにはメディアの表面硬度に関する規定が追加された。このベアディスク化を実現するため、ハードコート技術の開発が急務となった。これに対応する技術として、TDKがディスクの耐久性向上技術「DURABIS(デュラビス)」を開発した。DURABIS等のハードコート技術により傷や汚れなどによる問題や小型ドライブの問題も解決可能の目処が立ち、HD DVDに対して対等もしくはそれ以上の条件が揃うこととなった。初期のBDドライブはレンズとディスク表面までの距離(作動距離)が0.3mm程度とHD DVDの1mm程度の3分の1しかなくカバー層も0.1mmと非常に薄いため、振動によってレンズとディスクが衝突しやすかった。そこで車載等の用途への仕様を満たすため、接近検知時間がDVDの3分の1以下のより高精度な接近検知システムを搭載することとなった(接近検知時間 BD : 0.8ms、DVD : 3ms)。DURABIS(デュラビス)はDURABILITY(耐久性)とSHIELD(盾/保護物)からの造語で、優れた耐久性が表現されている。キズに強く、スチールウールで100回や200回擦ったぐらいでは影響がほとんどないほどの耐久性を持つ。また、指紋汚れやチリ・埃が付きにくいとされる(「ネットランナー」による実験にて証明済)。DVDに最適化したものを「DURABIS1」、BD用を「DURABIS2」、放送用を「DURABIS PRO」としている。DURABIS技術は次世代光ディスク向けに開発された技術であり後にDVD、BD用途へと採用された。TDKは既にDVD-Rなどで「超硬」「UV超硬」ブランドを掲げた製品を発売しており、2006年4月18日に「DURABIS2」を採用したBD-R/REディスクを発売した。以下の3機種は2006年にROM規格が策定される以前の機器であり、ROM規格の再生はできない(「フォーマット策定の順序」にその理由を記述)。2006年にROM規格が登場した後も、日本国内ではプレーヤーよりもレコーダーの需要が高いとしてソニー、松下電器産業、シャープはレコーダーを先に投入した。その後、三菱電機もこれに追随している。一方、パイオニア・D&Mホールディングスはプレーヤーを市場に投入した。パソコン上でBDを再生するソフトは、2006年春頃から販売が始まった。当初は他の機器やサービス同様HD DVDとBDの両方をサポートするソフトウエアが多かったが、2008年春に東芝がHD DVDから撤退して以降同機能を削減して発売をするソフトウエアが増えた。また、編集ソフトなどの中にはBDへの出力をサポートするソフトも増えている。2007年6月18日、全米に7000以上の店舗を展開している米ビデオレンタルチェーン最大手のブロックバスターはBD規格のビデオタイトル取り扱い店舗を7月半ばまでに1700店まで増やすと発表した。同社では2006年末から250店舗で実験的にBDとHD DVDでビデオタイトルをレンタルしてきたが、割以上の顧客がBDタイトルを選択していたため、BDタイトルの拡充を決定した。実験時の250店舗およびオンラインではHD DVDも取り扱いを続けた。また、同様に北米レンタル店舗大手のNET-FLIXもBlu-rayのみ取り扱うことを2月12日に発表している。試験レンタルを開始する際、レンタルの動向などを調べる目的でTSUTAYAやゲオ、SPEや20世紀 フォックス ホームエンターテイメント ジャパンなどの22社により「Blu-ray研究会」が設立される。太字はBDAの幹事企業 (Board of Directors)。 (H) はかつてHD DVDにも参入を表明していた企業。BD-RE Ver. 1.0以外はベアディスク。カートリッジはオプション。容量は25GB(1層)と50GB(2層)。物理フォーマットは次の通りとなる。ライトワンスディスク。BD-Rでは記録層に無機系記録材料または有機系記録材料を使用する。無機系は経年劣化に強いが高価である一方、有機系は従来のDVD-Rなどと同じものでありコストが安いが経年劣化しやすいとされている。が、実質的に価格においては現在ではほとんど差はなくなっている。書換え型ディスク。相変化記録技術方式を採用し、上書き可能回数は理論上、1万回以上とされている。(CD-RWとDVD-RWは1000回以上、DVD-RAMは10万回以上、光磁気ディスク方式は100万回以上)読み出し専用。日本ビクターが開発した、BD1層+DVD2層の計3層構造のディスク。BDドライブ、DVDドライブどちらでも読み込みが可能。現在、BDAに技術の規格を提案中。日本ビクターの技術を基に、共同テレビジョンとインフィニティ・ストレージ・メディアが開発した、BD1層・DVD2層ディスクが、2009年2月に製品化される。光の波長によって透過率が異なる半透明の金属膜を使用し、BDドライブで再生するとDVD層は認識されない。このため、既存のBD機器で特別な対処をすることなく再生できるとしている。ワーナー・ブラザーズが提案したDVDメディアにBDのアプリケーションフォーマットで圧縮映像を入れる規格。「3x DVD」という名称でも呼ばれるこの規格は、DVD-Videoの3倍の帯域幅を持ち、MPEG-2の代わりにVC-1やH.264といったより高圧縮のコーデックを用いることで、ハイビジョン規格の映像をDVDメディアに保存することを可能とする。DVDメディアであるため、記録容量がBDに比べ少なく、記録時間や画質の面ではBDに劣る。また、一般的なDVD-Video規格とは全く異なるため、DVDプレイヤーで再生することはできず、再生にはBDプレイヤーが必要である。当初、ワーナー・ブラザーズが想定していた物は、片面2層8.5GBのDVDに平均ビットレート8Mbpsで120分のハイビジョン映像を収録し、青紫色半導体レーザーを用いないBD9対応のDVDプレーヤーで再生可能にすることである。BD9の製品化はなされていない。BDAVを応用してDVDにハイビジョン規格映像を記録する技術規格。直接にはBD9とは全く無関係だが、技術的なコンセプトやアプローチは、前述のBD9と同軸上にある。ワーナー・ブラザーズが独自に開発していた両面ディスクで片面にBD、もう片面にHD DVDを記録する。2規格が店頭に並び混乱を生じることへの解決策として製品化が進められたが2007年秋に開発中止され、2008年1月のワーナーのBD一本化発表により必要性がなくなったため、結局製品化はなされなかった。2009年12月に発表された、3D映像をBDに収録するための、ハードウェアとソフトウェアの双方の規格である。Blu-ray Disc Associationにより策定された。規格としてH.264/MVC(マルチビュー符号化)を採用する。従来のサイド・バイ・サイド方式等との互換性がないため、Blu-ray 3D 方式に対応したプレーヤー/レコーダーが必要である。テレビ間とはフレームパッキング方式により伝送するのでその方式に対応した3D対応テレビ、さらに伝送帯域が従来より広がるため、HDMI1.4a以降対応(いわゆるHDMI 3D対応)のケーブルが必要になる。2010年4月23日にはパナソニックから対応BDレコーダー (DMR-BWT1000・2000・3000)、BDプレーヤー (DMP-BDT900)が発売された。他社もこれに追従し、シャープは2010年7月30日にBD-HDW70/700を発売し、ソニーは2010年9月25日(BDZ-AX2000のみで、他のモデルは10月22日)にBDZ-AX1000/2000、BDZ-AT300S/500/700/900を発売した(ソニーは全モデル3D対応)。東芝は2010年8月下旬にBDプレーヤーのSD-BDT1、2010年11月下旬にレコーダーのRD-X10(RD-BR600・BZ700・BZ800はバージョンアップで対応)が発売された。ブルーレイ録画、再生、Blu-ray 3D対応テレビでは、2010年8月27日にパナソニックがTH-P42/46RT2Bを発売した。三菱電機はLCD-40/46/55MDR1を2010年10月21日に発売した。ソニーはKDL-40/46/55HX80Rを2010年12月5日に発売した。ソニー・コンピュータエンタテインメントは2010年9月21日にPlayStation 3をシステムソフトウェアの更新にてBlu-ray 3Dに対応させた。

出典:wikipedia

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