『オフサイド』は、1987年から1992年まで週刊少年マガジンに連載された塀内夏子(塀内真人)による日本の漫画作品。1988年から1989年頃の高校サッカーを舞台としている作品で、作者は「私という漫画家にとって正念場になった作品」「(以前連載していたテニス漫画の)『フィフティーン・ラブ』とは違って楽しいだけで描いちゃいけないんだと真面目に取り組んだ作品」「隣に座っているような身近な同級生の部活動で一生懸命がんばる姿、人と人とのつながり、一人ひとりの英雄体験を描きたかった」と述べている。現実離れした表現はほとんどなく、試合のシーンの引き伸ばしによる連載の長期化を招くこともなかった。主人公の所属する川崎高校のライバル・横浜南高校は、実在の横浜市立南高等学校(横浜市港南区)がモデルである。通称は「ナンコウ」、自由な校風であり、スポーツが比較的盛んな公立高校である。横浜市の西部にあり、川崎市と川一本を隔てた立地にはない。初期の頃はハーフバック、フルバック、「実業団」、「全日本」など、連載当時はあまり使用されていない古いサッカー用語が多用されていた。また県予選で一日に2試合消化する、県決勝でも土のグラウンドでプレーするなどの1980年代以前の雰囲気が漂っていた。また1年時の全国大会辺りから「五郎のキーパーの手元で鋭くホップするロングシュート」や「浪速食産高校のチームプレー」などの現実離れしたプレーが登場したが、中盤以降はプレスディフェンスやダイレクトプレー、セットプレーにおける色々なアイデアなどの現実的なプレーや芝生のグラウンドでのプレーが描かれるようになった。連載中の1990年に第68回全国高等学校サッカー選手権大会の大会ポスターに起用。連載終了後の1993年にOVA化。連載終了から9年後の2001年にテレビアニメ化された。中学生の熊谷五郎は恵まれた体躯とセンスを持つゴールキーパーだが、中学校のサッカー部は万年初戦敗退の弱小校で脚光を浴びる事はなかった。高校受験を迎えた五郎は、「五郎ちゃんはもっと評価されるべき」と言う幼馴染の渚の勧めもあり、文武両道を掲げるサッカーの名門、横浜南高校(通称・ヨコナン)に共に入学を目指すが、受験日当日に渚と試験会場に向かう途中渚が交通事故に遭い、五郎は救急車に同乗し病院まで付き添ったために試験を受ける事ができず。二次募集でヨコナンの向かいにある私立川崎高校(川高)への入学することになった。しかし、そこにはかつて中学生の最後の練習試合で五郎と死闘を演じた薬丸、シンゴの両名がいたのだった。五郎、薬丸、シンゴの3人は、「打倒ヨコナン」と「全国大会出場」を目指して仲間と共に成長して行く。そして、後にキーパーからフィールドプレーヤーへ転向した五郎は、世界へ通用する選手としての道を歩む事になる。声の出演は記載のないものはテレビアニメ版2001年5月10日から2002年1月31日までアニマックスにおいて放送。全39話。1993年1月22日に発売された。
出典:wikipedia
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