株式会社ハセガワストア（Hasegawa Store）は、北海道渡島地方に店舗を展開するコンビニエンスストアチェーン。本社は函館市。函館名物「やきとり弁当」が有名。ハセストの愛称で親しまれている。函館ワインをはじめとした地元企業の製品を多く揃えており、旅行者の手軽な土産物の購入先としても知られている。本記事では、根室市に展開するチェーン店であるタイエーについても述べる。2004年には北海道の最有力コンビニエンスストアチェーンのセイコーマートと、資本および業務の提携関係を結んだ。その後、ハセガワストアのみで販売されていた「やきとり弁当」をセイコーマートのいくつかの店舗で販売を開始したり、セイコーマートで提携前から導入していたポイントカードの「セイコーマートクラブカード」をハセガワストアでも利用できるようになった。なお、かつてハセガワストアの系列会社に株式会社ハセガワデリカが存在した。2010年、株式会社北燦食品（セコマの子会社）がハセガワデリカを吸収合併し、現在も北燦食品函館工場として同所にて稼働しており、名物「やきとり弁当」のやきとりは、同工場の製造品であることが、公表されている。タイエーとは、北海道根室市において地元企業の田家（たいえ）商店及び株式会社タイエーが展開しているコンビニエンスストア。ハセガワストアとは、業務提携しておりチェーン店の関係にある関係上、セコマとも提携関係にありポイントカードの「セイコーマートクラブカード」や店内調理商品（ホットシェフ）を含めプライベートブランド品の取扱などハセガワストアと同一のサービスを受けられる。基本的に、函館市周辺で展開するハセガワストアの店舗と構造等が同じであり店内調理の弁当も供食。やきとり弁当も取扱し、弁当容器とその外装も同一であるが、シンボルマークであるコックの帽子の模様の「H」が「T」になっている。これまでは、「コンビニエンスストア」3店舗での小売販売を主としていた。ここ近年、顕著になってきた買い物弱者問題に対し、経済産業省北海道経済産業局が、「平成24年度　地域自立型買い物弱者対策支援事業」への参加団体を募集した。買い物困難地域において、小型店舗や移動販売・共同宅配事業など、新たな買い物機能を提供する事業者を金銭面から支援する補助事業に、当社が「市街地から離れた漁村・農村集落などへの移動販売」・宅配事業の強化による「御用聞き」「地域の見守りサービス」を行うとして、「移動販売事業の実施」を応募し選定され、2014年2月よりトラックの荷台に店舗設備を設けた移動販売車「タイちゃん号」での営業を開始した。その日に積込により、やきとり弁当も移動販売することがある。ハセガワストアの店内には調理スペースがあり、店員が24時間（営業時間が24時間営業でない、函館ベイエリア店・桔梗店・七飯藤城店・大野店・七重浜店・棒ニ森屋店・西桔梗店・上磯店・高砂通り店はその時間）いつでもその場で食品を調理をして提供するサービスがある。代表的な商品に豚肉を串刺しにして焼いたものをご飯の上に乗せたやきとり弁当（豚肉を「やきとり」と称することについては焼き鳥#室蘭・函館などの道南地方（北海道）を参照のこと）があり、函館の名物として良く知られている。そういった豚串を「やきとり」として食する習慣のある地元風土のもと、同社がやきとり弁当を発売開始したのは1978年8月13日とのこと。2012年現在、一日平均2500食、年間80万食を販売する。味の種類は「たれ（醤油ベース）」、「塩」、「塩だれ」、「うま辛だれ」から選べる。隠し味として函館ワインを霧吹きで吹きかけるのが特徴である。弁当の容器には溝が刻まれていて、そこに焼き鳥の串の持ち手側を置き、その上からふたを閉めて串を引き抜くと、串から具が一気に外れて食べやすくなる。なお、タイエーの「やきとり弁当」は隠し味に「ねむろの夢」ワイン（根室市内で限定販売される、サッポロビールが輸入販売するフランス製レザンドール・カベルネ・ソーヴィニヨンのプライベートラベル品と推定される。時期は不明ながら、タイエー開業時の十勝ワインから切り替えられている） を使用している。

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