京都府立鴨沂高等学校(きょうとふりつ おうきこうとうがっこう)は、京都府京都市上京区寺町通荒神口下ル松蔭町に所在する府立高等学校(平成30年度まで移転中)。1872年に日本最古の官公立の女学校(後の高等女学校)として創立された京一女(京都一女)を前身とする伝統校である。名前の由来は鴨沂の鴨(おう)は鴨川の鴨、沂(き)は水のほとりという意味があり、鴨川のほとりにある学校ということから来ている。2012年10月、校舎の老朽化や耐震化を理由に、全面的な建替えが決定された。これに対し、卒業生を中心とした「鴨沂高校の校舎を考える会」が、耐震強度不足はごく一部で、全面解体の必要は無いとして、校舎解体の反対運動をおこなっている一方、「京都府立鴨沂高校同窓会」が、全面改築による校舎整備を求めている。「鴨沂高校の校舎を考える会」は、専門家による校舎耐震診断の検証(京都の近代建築を考える会)として、「解体しなくても補強改修で十分耐震化可能」と主張している。これらの主張に対し、京都府教育委員会は、耐震改修では耐震性と教育環境の確保が両立できないとの見解を示し、京都大学防災研究所の中島正愛教授など防災・地震工学の専門家の所見として「耐震診断等は適切なものであり改築は妥当」と主張している。2012年6月に、京都府立大学の大場修教授らが、京都府教育委員会の依頼で調査を行い、「木造校舎共々、昭和戦前期に建てられた鉄筋コンクリート造の校舎建築群についても、その全体が保全されることが望まれる。」とした上で、「建替えを前提とした部分的保存の考え方」を報告している。新聞報道では、教育委員会の会合や府議会に報告されておらず、手続き面での問題があるとしている。
出典:wikipedia
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