『ロックマンX7』(ロックマンエックスセブン)は、2003年7月17日にカプコンから発売されたPlayStation 2専用のアクションゲーム。ロックマンXシリーズ第7作。ハード移行に伴って、従来のドットマスグラフィックが、ポリゴングラフィックに変更された。プレイヤーキャラクターには新キャラクターとして「アクセル」が加わり、それに伴い、ステージ選択時にエックス・ゼロ・アクセルから任意に2人選んで攻略に挑むダブルヒーロー制が採用された。ステージ攻略中やボス戦において選択した2キャラは何度でも交代ができるが、どちらかのキャラクターがミスをすると、パートナーの状態に関わらず1ミスとなる。基本アクションにエアダッシュの追加、エンディングがキャラクター別に変更、ゼットセイバー以外のゼロ専用武器の登場、レプリロイドのレスキューによって得られる強化チップの存在によって周回プレイといったやりこみのしがいが増すなど、意欲的な要素が追加されている。本作の特徴であるゲーム構成の3D化について、カメラは通常は2Dで表示され、特定の場面で3Dに変わる。2D表示の場合、過去の作品と比べ、新たに画面奥に空間概念が設定されており、画面の奥側から敵が現れるといった演出がある。3D表示の場合、視点変更が殆どできない(いざできても、さほど効果がない)、真上からの視点でジャンプすると影が隠れてしまうために着地の際に自分の位置を把握しづらいなど、改善の余地がある部分が多い。なお、ボス戦の大半は3Dで表示される。従来まで横軸方向の攻撃だった射撃が、ロックオンした敵を攻撃するシステムに変更されている。加えて、エンディング後の引継ぎが導入された。引き継がれる要素は選択可能なキャラクター、パワーアップチップのセット状況、ハンターランクである。ムービーは、ロックマンシリーズにおいては従来と異なるフルポリゴンのものが採用されている。次回作も同様。なお、期間限定で本作およびロックマンシリーズ6作品のPlayStation版リメイク、さらには缶バッジなどの特典がついたセットが1部の店舗で販売された。『前作』のナイトメア事件の後。人類は地下に建設された都市に移り住み、レプリロイドは荒廃した地上を復興すると作業を首尾よく進めていたがレプリロイドによる犯罪も増加の傾向を辿っていた。公的機関イレギュラーハンターで働く 旧式にして最強 と名高いレプリロイドであったエックスは、紛争での解決方法に疑問を抱き、戦線から退いてしまう。イレギュラーハンターの戦力はダウンし、レプリロイドのみで構成される自警団「レッドアラート」が台頭。ある日、警邏の為に事件現場を訪れたゼロは、大型メカニロイドに追われているレプリロイド・アクセルと出会う。彼はメカニロイドを破壊した後、アクセルをハンター本部に連行。そこにレッドアラートのリーダー「レッド」から、アクセルの引渡しを求める通信が入ってきた。これがイレギュラーハンターとレッドアラートの戦いの幕開けとなる。倒すと各ボスキャラクターに対応した特殊武器・必殺技を入手する。一体倒すごとにデモシーンが導入される。"斜体"は異名。エックスは、8ステージの各ボスを倒すと、そのボスが所有する特殊武器を入手できる。また、アームパーツの入手によりチャージが可能になる。※ 名称の記述は「入手する特殊武器 - 所有するボス」とし、以下に述べる各部位に装備する「パーツ」の要素と、全部位を集めることによって完成する「アーマー」の要素を複合した、アーマーパーツが登場する。全部位を集めることで、ノーマルアーマーを元に飛行能力を高めた「グライドアーマー」が完成する。原点に帰り個別パーツ制に戻された。パーツを全て集めるとプレイヤーセレクト画面にグライドアーマーが加わり、アーマーを装備していない通常のエックスと、グライドアーマー装備のエックスのどちらで出撃するかを選択できるようになる。なお、『X4』から前作『X6』まで隠し要素として登場したアルティメットアーマーは、本作には登場しない。ゼロは、ボスを倒すと必殺技(1部、特殊武器)を会得する。エックスとは違い、その大半は武器ゲージを消費せずに使用することができる。また、技の多くはコマンド入力によって発動する。デフォルトの設定では、通常攻撃ボタンが□ボタン、特殊攻撃ボタンが△ボタン、ターゲットチェンジボタンがR2である。本作では斬撃による飛道具が多いが、1回の画面に1発であり、連射はできない。ラーニングする技 - 習得しているボス本作では、特定のボスを倒すことでゼットセイバー以外の武器を入手、使用可能となる。入手する武器 - 所有するボス本作では、特定のボスを倒すことで初期の武器「アクセルバレット」以外の武器を入手、無制限に使用可能となる。入手する武器名、所有しているボス、その効果など、全てエックスの特殊武器と同じである。入手する武器 - 所有するボス敵の姿や能力を一定時間コピーする特殊能力。アクセルバレットのチャージショット「コピーショット」で敵を倒し、DNAデータを入手する事で発動する。人型のザコレプリロイドをコピー出来る他、小型のメカニロイドを召喚する事で自身の能力を上昇させるといった特殊な使い方も可能。発動中の能力は、武器選択画面で確認できる。今作ではプレイヤー用として2種類、敵キャラ用として2種類のライドアーマーが登場する。前作に引き続き、傷ついたレプリロイドを救出するシステムが導入された。前作では敵キャラ「ナイトメアウィルス」に寄生される前にレプリロイドを救出できれば成功であったが、今作では敵からの接触も含むあらゆる攻撃で死亡(救出失敗)するため、その分難易度が上がっている。救出したレプリロイドはライフアップかウェポンアップ、パワーアップチップ、1UPのいずれかを所持している。何も所持していないレプリロイドもいる。ライフアップはライフゲージの上限、ウェポンアップは武器ゲージの上限が増加する。なお、ゲージが増加するのは救出した時に操作していたキャラクターのみである。パワーアップチップを持っているレプリロイドを救出した場合、ステージクリア後に出るリザルトレポートのチップセット画面でセットを行なう。パワーアップチップをセットすることで、エックス達を強化できる。セットは次のリザルトへは持ち越せず、ステージをクリアした時に出撃していない者に、その時獲得したチップを取り付ける事はできない。セットする際には、チップ1枚ごとにセットするキャラクターを選択する。チップをセットする箇所は「セッティングエリア」と呼ばれ、POWER、SPEED、SPECIALの3項目が存在する。それぞれの項目にはチップをセットできる箇所が4つずつあり、合計で12箇所ある。チップをセットした箇所によって、異なる能力が得られる。パワーアップチップさえあれば、12箇所全てを埋める事が可能である。ただし、チップは一度セットしてしまうと取り外しは不可能である。また、チップは必ず項目の左からセットし、段階を飛ばして振り分けることはできない(例として、エックスがショックアブソーバーの能力を得るためには、既にPOWERの項目に2枚のチップがセットされ、バスタープラスα、バスタープラスβを得ている事が条件となる)。チップをセットできる箇所の場合、そこにチップをセットすると何の能力を得られるかは画面上で確認できるが、チップをセットできない箇所で得られる能力については画面上での確認ができない。言い換えると、さらに次の段階では何の能力が得られるのか、画面上では確認できない(例えばPOWERにチップをセットするとショックアブソーバーが得られる段階では、その次の箇所にチップをセットするとエクステンドが取れるものと確認できない)。確認はできないが、セッティングエリアにチップをセットすることで得られる能力は予め決まっている。チップを持つレプリロイド数の都合上、1周目では全員を最大まで強化できない。しかし、チップのセット状況は次周に引き継がれるため、繰り返しプレイすることで全員を最大まで強化できるようになっている。最大まで強化するためには、12(箇所)×3(人)=36枚のパワーアップチップが必要である。なお、出撃した2人のセッティングエリアがどちらも完全に埋まっている場合、新たに獲得したチップはエイリアによって破棄される。
出典:wikipedia
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