専用球場(せんようきゅうじょう)は、日本野球機構が管轄するプロ野球において加盟各球団が公式戦などを開催するために保有が義務付けられている野球場のこと。なお、この名称は日本プロフェッショナル野球協約で定められているものであり、通常は「本拠地」(ほんきょち)と呼ばれる。プロ野球に加盟する球団はそれぞれ保護地域(通常は都道府県単位)を定め、その地域内に年度連盟選手権試合(公式戦)、日本選手権シリーズ、オールスターゲームを開催するための野球場を保有しなければならない。仮にこれについて満足が得られなかった場合は、プロ野球への参加資格を喪失する可能性がある(同協約第29、30条)。また、専用球場での主催公式戦の開催試合数についても「各球団は協約に定める保護地域内の1個の専用球場において、連盟選手権試合のホームゲームの50パーセント以上を実施しなければいけない」(同協約第41条)と定められている。ただし、実行委員会で承認を得た場合にはその数を変更することができる。一般的には「本拠地球場」と呼ばれ、よくフランチャイズ(保護地域)との混同が見られる。なお、「準本拠地」と呼ばれる球場もあるが、これはあくまでも球団による位置づけであり公式には地方開催と同じである。2016年の日本プロ野球における12球団の専用球場は以下の通り定められている。※オリックスと阪神は2005年から2007年までの3年間、暫定措置として保護地域を大阪府と兵庫県の2府県と定めたが、この3年間も専用球場は1箇所とされた。オリックスは2005年と2007年は大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)、2006年はスカイマークスタジアム(現:ほっともっとフィールド神戸)を専用球場として承認されていた。なお、専用球場でない球場でも半数の試合開催が可能である従来からの規定を最大限活用していた。詳細は当該項を参照。※なお、各球団の歴代の専用球場についてはそれぞれの球団の項目を参照のこと。プロ野球に参加する球団は、日本シリーズやオールスターを行なうための専用球場を確保する義務を負うが、一方で試合の主催者である日本野球機構は、参加球団に対して各球団の専用球場(本拠地球場)ではない他の球場で開催できる権利を持つ。
出典:wikipedia
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