東金線(とうがねせん)は、千葉県大網白里市の大網駅から千葉県山武市の成東駅へと至る東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。全区間、千葉支社の管轄である。全線が旅客営業規則の定める「東京近郊区間」、およびIC乗車カード「Suica」の首都圏エリアに含まれている。各年度の平均通過人員、旅客運輸収入は以下の通り。特急列車などの優等列車は運転されておらず、普通と通勤快速・快速が運転されている。普通は、大網駅 - 成東駅間の線内折り返し列車のほかに、外房線直通の千葉駅発着列車がある。また、東金駅を始発・終着駅とする列車として21時台に千葉発東金行きと22時台の折り返し東金発千葉行きの1往復と23時台に大網発東金行き最終電車が設定されている。基本的に1時間あたり1 - 2本(日中は1本)である。近年はダイヤ改正のたびに、外房線直通の千葉駅発着列車の比率が高まる傾向にある。ただし、利用者が集中する朝ピーク時の上り方面(成東→大網)に限っては、外房線直通の千葉行きは設定されておらず外房線列車に乗り換える必要がある。朝ピーク時に10 - 15両編成の運用を基本とする外房線の大網駅 - 千葉駅間において、6両を最大編成とする東金線列車が同区間を走行すると、著しい混雑に拍車をかけるためである。通勤快速は平日ダイヤのみ、快速は土休日ダイヤのみ運転されている。朝に上り1本・夜に下り1本設定されており、外房線を経由して蘇我駅 - 東京駅間は京葉線と直通する。1往復のみの運用だが、東金線 - 東京都心を1本で結ぶ唯一の列車となる。通勤快速は京葉線内での途中停車駅数が八丁堀駅・新木場駅の2駅のみと極端に少ないこともあって、東金線沿線から東京駅までの所要時間が60 - 70分ほどであり、沿線利用者から重宝されている。通勤快速・快速ともに外房線の誉田駅で、勝浦駅発着の列車と分割・連結作業を行う(東金線成東駅発着編成は4両、外房線勝浦駅発着編成は6両で、東京駅 - 誉田駅間は10両編成)。以前は上り通勤快速・快速において、利用者の少ない福俵駅を通過していたが、現在は停車している。ちばフラワーバスが運行する高速バス「フラワーライナー」(千葉駅 - 東金駅入口 - 成東車庫)と「シーサイドライナー」(浜松町駅・東京駅 - 東金駅入口 - 成東車庫)と競合関係にあり、前述のとおり東金線最終電車は大網駅23時10分発東金行きであるため、バスではフラワーライナー・シーサイドライナーともそれより遅くに東金駅・成東車庫に到着する便を設定している。現在はすべて電車で運転されている。東金へ鉄道を敷設する構想は1887年(明治20年)1月に遡る。総州鉄道の安井理民が『千葉県下鉄道敷設ノ意見』を発表。その中で、支線として八街から東金・勝浦への鉄道建設案を展開している。その後1888年(明治21年)に房総馬車鉄道が蘇我 - 東金間の馬車鉄道を出願している。その後、蘇我駅 - 大網駅間を開業した房総鉄道が1900年(明治33年)に大網駅から東金駅まで開業した路線を、1907年(明治40年)に鉄道国有法により買収し、1911年(明治44年)に成東まで延長した。1972年(昭和47年)の外房線電化にともない、大網駅の同線方面へのスイッチバック解消のため同駅が土気駅方へ約0.6km移設されたが、運賃計算に用いる営業キロの改定(改キロ)はされていない。
出典:wikipedia
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