インド南部のタミル・ナードゥ州には30の県が設置されている。元のタミル語ではமாவட்டம்(マーヴァッタム)と言い、直訳すれば「大円」である。日本語である地点を中心とした広い地域を「一円」と呼ぶ時の「円」と、同じ発想である。英語では district と訳される。県は、二通りの地域区分を有している。一つは郡(வட்டம்:ヴァッタム;直訳すれば「円」;taluk)であり、もう一つは区(block)である。また、それらとは別個に、都市は市(municipality)として区別される。その中でも大都市は政令指定都市(மாநகரம்:マーナガラム;「大都市」)とされ、自治体組織(மாநகராட்சி:マーナガラークシ;「大都市政庁」;municipal corporation)を有している。現在の政令指定都市は、チェンナイ・コーヤンブットゥール・マドゥライ・ティルネルヴェーリ・ティルッチラーッパッリ・セーラムの6市である。タミル・ナードゥは、以下のように、30の県に区分されている。【五十音順】【英訳のアルファベット順】1947年のインドの独立と同時に、英国統治下のマドラス管区とサンドゥール藩王国・バンガナパッリ藩王国・プドゥッコーッタイ藩王国はマドラス州となった。1953年にはマドラス州の北部11県がアーンドラ・プラデーシュ州として分離し、1956年にはマドラス州からダクシナ・カンナダ県がマイソール州に、マラバール県がケーララ州にそれぞれ編入され、カンニヤークマリ県がティルヴィターンクール・コッチ州からマドラス州に編入された。これ以降、マドラス州とその後身であるタミル・ナードゥ州の州境は変化していない。1968年、マドラス州は州名をタミル・ナードゥ州とする。タミル・ナードゥ州発足時は、14県である。各県は、徴税官(英語で collector と訳される)を筆頭とした行政機関(英語では collectorate あるいは administration と訳される)を有する。
出典:wikipedia
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