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シルバー仮面

『シルバー仮面』(シルバーかめん)は、1971年(昭和46年)11月28日から1972年(昭和47年)5月21日まで、宣弘社と日本現代企画の製作により、TBS系で毎週日曜19:00 - 19:30 (JST) のタケダアワーにて全26話が放送された特撮テレビ番組の題名、およびその劇中に登場する変身ヒーローの名称である。第11話より『シルバー仮面ジャイアント』に改題された。光子ロケットの設計者・春日博士は、設計図を狙うチグリス星人に殺害され、自宅を燃やされてしまう。そのさなか、春日博士の遺児たち5人からなる春日兄妹は父がロケットエンジンの設計図を何らかの方法で隠したことと、次男の光二にシルバー仮面に変身する能力(銀の力)を与えていたことを知る。父の遺志を継いで光子ロケットを完成させることを決意した春日兄妹は、光子ロケットを奪取して自らの宇宙制覇に利用しようと画策する宇宙人や、人類の宇宙進出を脅威に感じて妨害しようと暗躍する宇宙人などのさまざまな敵と戦う一方、出会う人々の無理解や冷たい視線に耐えながら、父の協力者たちに会うために日本各地を旅する。そんな春日兄妹の努力が実を結び、ついに光子ロケットは完成して宇宙へ飛び立つことになったが、その行先でサザン星人に襲撃され、ロケットは破壊されてしまう。その時、シルバー仮面はあふれ出た光子エネルギーを浴びてシルバー仮面ジャイアントへ進化し、サザン星人を倒した。こうして新たな力を得た春日兄妹は、父の愛弟子・津山博士と共に新たなロケット開発と、押し寄せる巨大宇宙人との戦いに情熱を燃やしてゆく。本作は、特撮映像制作会社・日本現代企画の制作した初の特撮テレビドラマである。当初は等身大ヒーローものとしてスタートしたが、第11話から巨大ヒーローものに路線変更され、作品タイトルも『シルバー仮面ジャイアント』に改められた。ストーリーは、「正義の目的を持ちながら世間から理解されず、冷たく迫害されながらも、父の遺した光子ロケットの完成を夢見て各地を放浪する春日兄妹の葛藤」という設定を前面に押し出し、TBSプロデューサー橋本洋二の意向で『逃亡者』の設定を参考にした、アダルトタッチのドラマ作りが行なわれている。事実、TBSも本作のターゲットを小学校の高学年から中高生とコメントしていた。シルバー仮面のキャラクターも地味で、派手な光線技や肉体技もなく、全体的に重いトーンの作劇が行われた。企画段階から参加した佐々木守は、春日兄妹の設定について「『ウルトラマン』の科学特捜隊をホームドラマの図式にはめ込んだもの」としており、宇宙人を一方的な敵として描かない展開は「『ウルトラマン』などを書いてきた“結果”」であると述べている。脚本家の1人である市川森一は後年、本作について「巨大な社会正義に押しつぶされそうになりつつも、懸命に生きる兄弟の姿を描きたかった」と語っている。橋本も「打倒ホーム・ドラマ」が企画意図にあったとし、リアルで硬質なドラマ作りが念頭に置かれていた。佐々木が左翼的な思想の人物であったことから、春日兄妹の描写を当時の学生活動家に重ね合わせたものと解釈する向きもある。怪獣ブームが去った後に経営難となった円谷プロダクションから分かれた多数のスタッフによって日本現代企画が設立され、自前の撮影スタジオを所有し、新しい映像作品の製作を目指していた。一方、前番組『ガッツジュン』の不振を受けたTBSプロデューサーの橋本洋二と広告代理店宣弘社の小林利雄は、当時社会現象となっていた「変身ブーム」のなか、実相寺昭雄監督を交え、新番組として本作を企画。かつて『ウルトラシリーズ』が放映されていた、「タケダアワー」で放送されることとなった。スタッフは実相寺率いる「コダイグループ」が核となり、同グループの池谷仙克が宣弘社社長の小林によって招かれ、シルバー仮面と、すべての宇宙人のデザインを担当。企画当時のネーミングは、『21世紀鉄仮面』だったが、さすがに「大時代過ぎる」との意見で没となっている。5人兄妹という設定は、クランクインが迫った中での選考では『逃亡者』のように1人でこなす力量のある俳優が望めないのではないかとの考えから採用された。主演の春日光二役となる柴俊夫は、所属事務所の社員が懇意にしていた小林に紹介し、彼から監督の田村正蔵を介して橋本と顔合わせし、起用された。橋本は、当時「柴本」だった彼の芸名を、この番組で「柴俊夫」と改名させている。当時の柴は俳優業よりモデル業がメインだったが、橋本はこの起用によって、すでに決定していた春日兄妹の配役を柴のイメージに合わせようと改めてオーディションを行い、松尾ジーナ以外を配役し直す入れ込みようだった。しかし、この再配役は後述するように、クランクインを大幅に遅らせることとなった。篠田三郎は、『ガッツジュン』に出演していた縁で橋本に起用された。脚本家の市川森一による初期プロット『大仮面』では、「四次元」や「超獣」といった単語が使われており、これらの要素は市川がメインライターを務めた『ウルトラマンA』へ引き継がれた。同じく市川による別プロット『白銀仮面』では、後半に登場するサソリンガやインバス星人に類似した怪獣が描写されていた。1971年12月に放映開始の予定だったが、さらに、裏番組に円谷プロダクションの特撮番組『ミラーマン』が放送されることになり、TBSは前番組『ガッツジュン』を予定より1週早く打ち切り、初回放映が11月28日に繰り上げられた。このため、第1話は異例の短期間での制作が余儀なくされた。そうした中、劇中クライマックスのチグリス星人の炎上シーンが先行撮影されたが、着込んだ着ぐるみに火薬を仕込んで撮影した際に火が内部へ燃え移り、着ぐるみの半分以上が燃えて溶けてしまった。この結果、チグリス星人の着ぐるみは使い物にならなくなってしまい、焼け残りが死骸の描写に使われたものの、その後のチグリス星人の描写は顔のアップだけで処理し、春日兄妹がスペクトルグラスでチグリス星人の正体を見破るシーンも暗いものとなってしまった。第1話の画面の暗さは、これをごまかすために仕方なく採られた処置だった。第1話の試写会では、冒頭の暗さなどに関係者の多くが懸念を抱いたという。一方で、監督の実相寺や春日光三役の篠田三郎は試写会では好評であったと証言している。また、この第1話は、タイトルが出るまで実に6分強ものプロローグが入るという異例の構成になっている。また、その後も予告編のテロップミスなどが生じてしまっている。しかし、実相寺監督は異例づくめの第1話の映像に対して強い拘りを持ち、本放送時にTBSの調整室に出向き、放映画像の輝度を明るく調整しないよう指示していた。一方、『シルバー仮面フォトニクル』(ビクターエンタテインメント)のDVDに収録された小林哲也(日本現代企画社長)のインタビューによると、あまりにも暗すぎた映像となったため、実相寺本人が輝度を明るくするよう調整指示して放映した、という逆の証言もある。実相寺は第1話・第2話を監督した後は制作に参加していないが、その理由についてTBSが若手スタッフを育てようという方針であったことと、ウルトラシリーズと異なり連続性のあるストーリーであったことから途中復帰が難しかったことを挙げており、自身から降板を希望したわけではないとしている。擬斗の高倉英二も実相寺の降板は本人の意志ではなく、視聴率が取れなかったことによるプロデューサーらの判断であったと推測している。本作は、放映開始時から裏番組として同じ特撮ヒーロー番組である円谷プロダクションの『ミラーマン』(フジテレビ)との視聴率競争が意図されていた作品である。『ミラーマン』の放送は急遽決定したものであったが、結果として円谷プロダクションと同社を離れたスタッフによる同門対決となった。奇しくも主役の春日光二を演じた柴俊夫は、『ミラーマン』のパイロット版でも主役を演じており、また『ミラーマン』主演の石田信之も『シルバー仮面』の主役へのオファーがあったと述べている。『ミラーマン』に先行した第1話は14.6%の視聴率を獲得したものの、『ミラーマン』の放送開始日である放映第2話からは、20%台を記録する『ミラーマン』に対し『シルバー仮面』は1桁台となり、視聴率は常に苦戦を強いられた。また、重いドラマ作りに加え、等身大で暗躍する宇宙人に代表される怪奇要素やストーリーの暗さ、異色の演出描写が、ターゲット層である児童層からの支持を受けにくいものとなってしまったことが視聴率的苦戦の一因とされている。また、第9話「見知らぬ町に追われて」の回は予告編からショッキングな映像を中心に構成し、結果的に全26話の中で最低の視聴率3.8%を記録している。こうして、高いストーリー性を持ち込んだ本作のドラマ作りは視聴率的な苦戦を呼んだため、第11話から大胆な軌道修正が行われた。TBSおよび宣弘社は第3話・第4話の視聴率を見て、第6話の制作と並行して路線変更に乗り出した。かくして等身大ヒーロー番組だった『シルバー仮面』は、第11話から『シルバー仮面ジャイアント』と改題され、巨大化ヒーロー番組として設定の多くが修正・変更されることとなる。第11話から第13話は、宣弘社作品常連の田村正蔵が監督を務めた。それまでの基本設定だった春日兄妹の放浪と設計図探しは、第10話で春日博士がすでに完成させていた光子ロケットのエンジンが発見され、設計図をめぐる秘密は春日博士が兄妹たちに与えた試練だったという形で終了する。そして、主人公のシルバー仮面は第11話で大破した光子ロケットのエネルギーを浴びて巨大化し、以後は巨大ヒーローとして活躍する。また、ドラマ面では「人間ドラマを保つための苦肉の策」 として、春日兄妹の理解者・津山博士役で岸田森を登場させ、春日兄妹は津山博士の研究所に勤務し、光子ロケットの開発および侵略宇宙人との戦いを続けることになる。巨大化したあとでも、人類の宇宙開発への批判をおこなった話(第18話、第19話など)もあり、SF色の濃いハードなドラマづくりが行われた。津山博士の娘・リカは、退場した春日はるかに近い位置づけとなり、ひとみと光三の持つ保護者的なキャラクターは後半も活かされ続けた。オープニングも変更が加えられ、アバンタイトルの映像が春日光二の変身シーンに、主題歌の歌詞が1番から3番に、スタッフとキャストのテロップが横書きから縦書きになった。この「ジャイアント編」は、当時の「怪獣・変身ブーム」の追い風もあって視聴率も上昇。第2話から10話の平均視聴率が6.0%だったのに対し、第11話から第26話の平均視聴率は8.8%である。第16話から第18話まで3週連続で10%超えを果たした。また、テコ入れ初回の第11話から『ミラーマン』の視聴率を常時20%割れの状態に追い込んだ。「ジャイアント編」以降、美術の池谷仙克を除くコダイグループのほとんどの人員が本作から離れている。池谷は、ジャイアント編では本編班と特撮班の2班体制となり、円谷プロダクション時代のノウハウを活かせたので楽になったと述べている。等身大時代は毎回セットを組んでいたため予算や時間で苦労していたという。一方で、池谷は等身大時代の方が思い入れが強かったことも語っている。番組は当初予定されていた全26話で終了。再放送の機会も少なく、長年にわたって幻のヒーロー的に扱われた向きもある。製作の宣弘社でも、社内では「大人の鑑賞に耐える作品だ」という声はあったものの、社長である小林利雄は「これがカッコいいのか?」と不安であったと述懐している。実際、本作をバンコクに輸出した際、第1話を見た視聴者から「画面が暗すぎる」とクレームが殺到するなど放送当時の評価は高いものではなかった。その後、1980年代に入って各種書籍に再評価の記事が掲載され、さらに映像ソフトが数度に渡って発売されるなど、視聴できる環境が恵まれてきたことにより、放送当時は児童だった視聴者が「大人になって見返しても面白い作品」として評価を受けている。企画に携わった橋本洋二・佐々木守・実相寺昭雄の3人は、本作について後年のインタビューでそれぞれに反省の弁と互いへの謝罪を述べている。実相寺は自身が監督した2本について「失敗作」と評しており、さまざまな媒体で本作を例に挙げ、「発端を手掛けた私が駄目だった」「自分の作風はテレビシリーズの第1話には向いていない」という発言をしている。橋本は3人とも多忙であったために協力体制を作りきれず、胸を張れるような立ち上がりではなかったといい、後年の再評価は「実相寺の力があったから」と述べている。佐々木は自身の脚本について「消化不良」であったと評し、実相寺の演出については「脚本のイメージを汲んで、作品にマッチしたリアルな画面創りを目指していた」と評している。父・春日勝一郎博士によって改造人間となった春日光二が変身する。改造の経緯は明らかになっていない。この変身能力は劇中では「シルバーの力」または「銀の力」と呼ばれている。右拳を左掌に当て、「アタック!」と叫んで変身する。タンクローリーを素手で動かすほどの怪力を誇るが基本スペックなどは不明であり、劇中でも一切語られない。劇中で確認できる限りでは、特殊能力を使用する時やその力をフルに発揮する時に目がごく一瞬発光するものの、特に光線技や飛行能力を見せることもなく力任せな戦い方がほとんどである。また、宇宙人へのとどめも、敵自身の火炎放射を利用して自滅させる、光一とひとみの銃で倒す、松明で焼き殺す、交通事故に巻き込む、崖から投げ捨てる、敵の爆弾を投げ返すなど、特に一定してはおらず、シルバー仮面が自力で倒すケースも少ない。主題歌の歌詞に存在する「シルバーキック」は、ピューマ星人とゴルゴン星人を倒してはいるものの、映像では特に必殺技として描写されているわけではない。シルバー仮面ジャイアントが登場した後、こちらの姿は登場しない。第11話から登場。身長50メートル、体重5万トン。シルバー仮面が、サザン星人に破壊された光子ロケットの光子エンジンから漏れた光子エネルギーを浴び、巨大化した姿。カラーリングだけでなく、等身大時は素肌が露出していた口の部分も、口唇をかたどったマスクに覆われているなどの変化が生じている。また、光二の変身ポーズも変化しており、両手を左右に広げてから降ろして「シルバー!」と叫び、前方宙返りすることで変身する。等身大時とは比較にならないほどのさまざまな武器や超能力を持ち、飛行も可能となった。目に録画可能なカメラアイを備えている。至近距離での核ミサイルの爆発にも動じない強靭な肉体を持つ(第23話)。挿入歌「戦え! シルバー仮面」の歌詞には、太陽が「シルバー仮面のエネルギー」というくだりが存在するが、設定では体内に春日式原子炉を持つとされている。また、光子ロケットとの関連からシルバー仮面も同様に光子をエネルギーとしていることがうかがえる。その活動や正体は春日ファミリー以外にも、ある程度は一般に周知されているようで、第23話ではシルバー仮面ジャイアントがフンドー星人の攻撃から両親を守れなかったことで、光二が少年に詰め寄られるシーンがあった。第20話での光三の台詞によれば、変身後は光二の体内に内蔵されたコンピュータの意識が優先するようである。宇宙の平和的開発のために光子ロケットを開発した科学者・春日勝一郎博士の子供たち。宇宙人に殺された父の研究を引き継いでロケットを完成させ、地球を宇宙人の手から守るのが悲願である。光子ロケットエンジンの設計図は父によって5人の身体に残されているらしいが、それを見る方法が不明であるため、その方法を見つけることがロケット完成への大きな一助になると思い、父の知り合いを訪ねて旅を続けた。実際、ひとみ、光三、はるかの身体に方程式や設計図の一部が何かの拍子で浮き上がる描写があるが、実は光子ロケットエンジンはすでに完成しており、その隠し扉を開くにははるか以外の兄妹が全員いなければ不可能だった。春日勝一郎博士が宇宙の平和的開発のために開発した、高性能ロケット。2基のエンジンによって動く。春日兄妹の体に隠されたエンジンの設計図がなくては完成しないと思われていたが、実は完成済みだったエンジンは第10話で春日兄妹に発見され、第11話で試験飛行が行われたが、サザン星人に破壊される。この時、エンジンから漏れた光子エネルギーを浴びたことによって、シルバー仮面はシルバー仮面ジャイアントとなった。デザインは実相寺昭雄のアイデアを元に山口修が手がけた。2号から4号の試作型を経て津山博士の協力のもと、春日光一が設計開発した超光子ロケット。第20話で初登場。形状は第10話と第11話に登場した光子ロケットと同じだが、ミサイル、レーザー砲、捕獲用の鎖を装備。主にシルバー仮面の援護に使用されていた。最終話でアンドロメダ星と友好を結ぶために、太陽熱をエネルギーとして半永久的に飛行可能な補助装置を搭載され、光一・光二・光三・リカ・紀久男・アンドロメダ星人の赤ん坊・リンを乗せて、30年間の旅に出発した。リカと紀久男を乗せたのは地球に帰る頃には光一たちが年老いてしまうため、帰る時の操縦員の役目を担ってもらうという理由からだった。到着予定は2001年。参照 小学館の各刊行誌に独占掲載。連載期間は『別冊少年サンデー』を除き、すべて1972年1月号から同年6月号まで。番組名の変更に伴い、4月号から『シルバー仮面ジャイアント』に改題されている。

出典:wikipedia

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