菅原神社(すがわらじんじゃ)は鹿児島県薩摩川内市東郷町藤川にある神社。鎮座している地名から「藤川天神」(ふじかわてんじん)と称される。境内には国の天然記念物である「藤川天神の臥龍梅」がある。菅原道真を祀る。学問の神として、受験シーズンは祈願者が多い。大宰府に左遷された菅原道真が隠棲した跡に創建されたという伝承がある。実際はこの地は太宰府天満宮の荘園「安楽寺領」で、そこに勧請された神社が発祥であるとされている。しかし九州征伐で豊臣秀吉に焼き討ちされ、社殿・宝物など全てを失い、創建の正確な経緯は不明である。その後は薩摩藩主島津氏の庇護を受けて再興され、文化年中(19世紀初)には島津斉宣により社殿の修造が行われた。1910年(明治43年)に藤川にある現王神社などを合祀し、菅原神社の摂末社となった。現在は菅原神社の本殿の北側に鎮座している。二の鳥居の脇に道真の墓と伝えられている塚があり、かつては大きな松の木があったが台風被害のため倒れ、2010年現在は小さな杉が植えられている。また、境内には1910年(明治43年)に菅原神社に合祀され摂末社となった現王神社が本殿に隣接して鎮座している。境内入口付近には東京都の上野恩賜公園の西郷隆盛像の横にいる西郷隆盛の愛犬ツンの銅像がある。ツンは元は藤川村原(現在の東郷町藤川原地区)の百姓の家にて飼われていた犬でありこの藤川天神で馬1頭と引き替えに西郷に譲渡された。この銅像は中村晋也の作で、平成2年(1990年)に除幕された。藤川天神の臥龍梅(ふじかわてんじんのがりゅうばい)は鹿児島県薩摩川内市東郷町藤川の菅原神社(藤川天神)境内にある臥龍梅群。1941年10月3日に史蹟名勝天然紀念物保存法(文化財保護法の前身の1つ)に基づき、国の天然記念物に指定された。菅原道真手植えの1株が繁殖したと言われている梅が境内に約150本あり、このうち50数本は竜が伏したように幹が地上を這っている臥龍梅といわれる梅である。天然記念物の臥龍梅は立入り禁止の柵内にあり、柵の外の梅は明治になって植えられたものである。柵外の梅も樹齢約100年になり、開花時には多くの花見客が訪れる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。