『NEEDLESS』(ニードレス)は、今井神による日本の漫画作品。『ウルトラジャンプ』(集英社)にて、2003年11月号から2013年6月号まで連載。超能力バトルシーンとコメディパートの両軸を主軸とした構成で物語が進行する。漫画内にはパンチラやギャグが多く存在し、本編・番外編・短編集のものにも含まれる。特に表紙や、シリアスな場面が長く続いた時にギャグが出る傾向が強い。2009年7月から12月にかけてテレビアニメが放送された。2130年の日本。かつて行われた第三次世界大戦により、東京に「BS(ブラックスポット)」と呼ばれる巨大な汚染区域が生み出されていた。廃墟と見なされたBSは長大な壁で隔離されたが、いつの間にかその荒れ果てた大地に住み着く者が現れた。住み着いた者を「街(シティ)」の人々は「不要者(ニードレス)」扱いしたが、その中には不思議な能力を持つ者たちがいた。その能力者たちを街の人たちは畏怖の念を込め、「NEEDLESS(ニードレス)」と呼んだ。登場人物には特殊能力として「フラグメント(以下:F / 『(能力名)』と記載)」を使える者がいる。能力は1人につき1種類となっており(例外有り)、劇中では能力を基にした必殺技が頻繁に使用される。また、必殺技使用時には技名を叫びながら繰り出すのが基本となっている。年齢、身長、髪色は単行本追加ページの「キャラクターガイド」などにある公式設定である。担当声優はドラマCD版、テレビアニメ版の順に表記。アークライト直属の最高幹部4人。非常に高い戦闘能力を誇る。ただしアークライトに次ぐ強者がこの4人だけというわけではなく、傘下の部隊にも同等の戦闘力を持つ者が存在している(四天王級の力を持つと言われているハットフィールドとシュトローム。右天より強いとされる未央、セツナ、梔等)。当初は3人、最終的には4人全員が聖痕(スティグマータ)の保持者となっている。元は最前線で活躍する部隊ではなかったらしいが、カフカが隊長職に就任後最前線に投入され頭角を現しシメオンの裏方としてブラックスポットで猛威を振るっていたらしい。離瑠直属の暗殺部隊。能力や知恵、時には色香を駆使して任務を遂行する。キラーガールズと称されることもある。聖ローズ学園という養成所が存在し、部隊員は全て学園を卒業している。実は左天によって未央を除く全員がブラック・アトラクションのESPウイルスを感染させられており、彼の傀儡となっている。石山が引き出したブレイドの記憶の中で勢力を築いているギルド。現世でも存在してはいた。本作は、作者が高校時代にノートに描いていた2000ページの長編漫画『NEEDLESS』(未公開、通称『原作NEEDLESS』)が元とされている。これは、ブレイドが主人公の前編『NEEDLESS 1』と、アダム・ノイシュヴァンシュタインが主人公の後編『NEEDLESS 2』に別れ、本作は『NEEDLESS 1』のストーリーをなぞっている。本作の他にも、『原作NEEDLESS』を元にした同じ世界観に基づく作品が描かれている。『NEEDLESS ZERO』(『NEEDLESS 0』とも)と『NEEDLESS ZERO TWO』(『NEEDLESS ZERO II』『NEEDLESS 0 II』とも)が単行本化されており、やや設定が異なるが同人誌『BLACK SPOT』が出版されている。また、聖書をモチーフにした『NEEDLESS』に対し、古事記・日本書紀をモチーフにしたその「日本版」が『白砂村』である。連載中の本編と番外編は、次の時間軸で進行している。本編が進むと、「NEEDLESS1.5」に繋がるとされている。『NEEDLESS』シリーズのほか、『白砂村』と「全能者」(『ウルトラジャンプ』掲載読みきり)も少しだけリンクしているとされる。(0→NEEDLESS ZERO、02→NEEDLESS ZERO TWO)一部のエピソードは西暦年が明らかにされている(本編と「セカンドサイト」には2つの西暦年が出ている)。「ファイアダイヤモンド」はこの表には現れていないが、「創世記」と本編の間である。「セカンドサイト」「エゴイックロータス」は『NEEDLESS 2』のエピソードなのに「NEEDLESS1.5」より前になっているが、理由は不明である。なお、これらを「NEEDLESS1.5」の後に位置づける図も発表されている(ただし最新のエピソードが載っていないため古いものと思われる。本文中の順序は『NEEDLESS』ガイドブックの表より。図(画像)では「セカンドサイト」「エゴイックロータス」と「NEEDLESS1.5」が逆転している)。『NEEDLESS』が連載される前の読み切り作品を集めた作品。のちに本編に登場したキャラクターもいる。作者曰く「ニードレスという能力者がどうやって生まれるかを描いた作品」。BSに住み着いた人達の中でも、突然変異によって人間離れした能力「フラグメント(破片)」を持った人達のこと。『街』の人間から『必要ない者』、または『能力者』と言う意味でこう言われている。ごく稀に街でも誕生することがある。第三次世界大戦の際、どこかの国が落とした新型爆弾によって、人間の遺伝子を狂わせたことによって誕生したと言われている。だが、生み出した新型爆弾はどの国が落としたものか分かっていないため、敗戦国であるはずの日本は各国から高待遇(666人委員会の議席など)を受けつつ「最強の兵士を製造する実験場」として各国から目を付けられている。なおZEROのような例外を除けば、1人のニードレスには1つしか能力が無いが、逆に同じ能力を所有するニードレスが複数存在することはある。実際は化学物質や放射能によるものではなく、「向こう側の世界」からの干渉によって生み出されたことが判明している。BSに住む者の一部が持つ特異な能力。かつてキリストセカンドが保有していた能力の断片とされているため、一般に「フラグメント(破片)」と呼ばれている。能力は素質を持つ者がBSで活動し、覚醒することで身につく。ただし覚醒しても使用しなければ次第に能力は衰えていく。能力のピンキリは激しく、物理法則をも覆すミッシングリンクから、ナイフ並みの威力しかない物まで存在する。外部から恐れられるだけあって戦闘能力に直結した能力が多いが、全てが戦闘用と言う訳ではなく、明らかに補助や援護に特化したものなどその内容は多岐に渡る。ニードレスの発生原因は不明だが諸説あるらしく、クルスは「キリスト・セカンドが死の間際、人々に新しい幸せを与えるために力を分け与えた」と信じている。対してアークライトは「全知全能の神である彼から、欲深い人類が1つずつ能力を奪っていった」としてクルスの説を否定している。その実態は、「向こう側の世界」から流れ込んできたエデンズシードに適応した数少ない人間が、向こう側の住人である「天使」の能力のごく一部を使えるようになったものであり、ニードレスの誕生とキリストセカンドの存在には直接の因果関係はない。シティーで極秘に行われていた、キリストセカンドのクローンを造り出すプロジェクト。かつて666人委員会が政府に介して立ち上げたプロジェクトであり、委員会がキリストセカンドを殺害後、ほとぼりが冷めたころにクローンを作り蘇らせることを目的としている。その際決して取れないチョーカーと額に白毫を埋め込まれる。アークライトがキリストセカンドの聖骸を取り込もうとした際に起こった逆拒絶反応により研究所は崩壊。唯一の生存者である六道銀もBSに逃れたため事実上壊滅したことになっている。キリストセカンドおよびAPによって生み出されたそのクローンが接触した際に発生する異常現象。普通の人間と違い、存在するはずの無い同じ遺伝子(神=キリストセカンド)を持つ者が複数存在するという「法則の矛盾」により発生する。アニメでは666人委員会が次の3段階の過程で進行する現象と定義している(原作も同じ描写だが、アニメの設定と同一の理論で発生しているかは不明)。数年で街でのし上がった製薬会社。アークライトが総帥。慈善事業にも力をいれ市民の信望に厚い。だが、その裏側で人体実験を繰り返し、「不老不死の薬」(後述)を開発し街の貴族階級に売りさばいている。イヴやブレイドからはシメジと呼ばれている。関連用語: ニードレスが生み出された真相に大きく関わる、次元を超えた先の異世界。日本は第三次世界大戦において、地球規模の災害を引き起こす「次元兵器」の研究を行っていたが、他国の工作員によってその試作機が暴走。その結果、「向こう側の世界」への門(ゲート)が開いてしまう。ゲートからは二体の「天使」(後述)が現れるが、いずれも通過時に力を使い果たす。その結果、一体は人間に寄生して生き永らえ「キリストセカンド」となり、もう1体は地下深くに潜り、再生を待つ肉塊になった。その後、日本政府によってゲートの封印が試みられたが完全にゲートを閉ざすことはできず、日本はゲートから染みだしてくるエデンズシードによって汚染された。委員会はやがてゲートを破ってくるであろう天使に対抗するため、肉塊のある場所の上にシメオンビルを建て、キリストセカンドのクローンの研究を開始した。以下50音順に記載。2作が出版されている。声優のキャストは2作の間では同じだが、テレビアニメとは異なる。2007年9月14日発行 ISBN 978-4-08-901156-0(書籍扱い)。約65分。ストーリーは完全オリジナル。原作と脚本と一部の作曲も作者が担当している。本作オリジナルのクロシェットが登場する。イヴがさらわれてからブレイドたちがシメオン製薬に乗り込む間のエピソードで、17.4話(17.5話の「ホラーハウス」よりは前)に位置づけられている。作者がGargoyle好きを公言していたため、主題歌をGargoyleが担当している。2008年1月18日の単行本第7巻特装版に同封。約39分。本編とは関係がないパラレルワールドを舞台にした学園物ストーリー。そのためか、数ある外伝エピソードの中で本作のみ、タイトルに「NEEDLESS」や「ニードレス」が付くことがない。少女部隊のドラマCD初登場である。配役はブレイドが番長、左天と少女部隊が風紀委員、クルスが転校生…と、一風変わった話が楽しめる。2009年7月よりTOKYO MX・毎日放送他で放送された。ハイビジョン制作。原作の単行本第1~7巻に沿ったストーリー。全24話。また作者がアニメ制作を制作会社にほとんど一任しているため、ブレイドと照山を除きドラマCDとは声優陣が異っている。近畿・中京広域圏において、毎日放送と東海テレビとの組み合わせによるUHFアニメは史上初。また南関東では珍しくチバテレビでの放送が無かった。『Needless+ -聖リリィ学園の秘密-』がBlu-ray映像特典のショートアニメとして収録されている。DVD版には未収録。設定は完全パラレル。ある事件を調査するために、クルスが「山田撫子」(やまだ なでしこ)として、全寮制の女子校「聖リリィ学園」に女装して潜入する。イヴと少女部隊3人組はクラスメイト、ディスクは教師、セトとソルヴァは寮長と副寮長、ほのか&なつき&結愛は下級生として登場。全体的な変更として各エピソードでは
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。