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マタンゴ

『マタンゴ』は、1963年8月11日に公開された日本の特撮ホラー映画。変身人間シリーズの番外編的作品。英題は"MATANGO" の他、"The Fungus of Terror"、"Curse of the Mushroom People" など複数ある。製作・配給は東宝。イーストマン・カラー、東宝スコープ、89分。同時上映作品は『ハワイの若大将』である。ウィリアム・H・ホジスンの海洋綺譚「」を原作とし、翻案・脚本化された。当初は早川書房の雑誌『S-Fマガジン』にて「空想科学小説コンテスト」を共催し、入選作の映画化を予定していたが該当作が無かったため、同誌編集長であった福島正実の提案により原作を決定し、福島自身が脚色を手掛けた。奇談・怪談に属する内容だが、同時上映の『ハワイの若大将』とのギャップも手伝って、今日でもSFやホラー映画マニアの間で語り継がれる作品である。また、カルト映画の1つとしても知られているほか、アメリカの映画監督のスティーブン・ソダーバーグは幼少期に本作を見た影響から、30代くらいまでキノコを食べられなかったそうである。これは東京の病院に収容された青年の回想録である。ある日、豪華なヨットで海に繰り出した7人の若い男女が遭難し、無人島に漂着した。そこは、カビと不気味なキノコに覆われた孤島であった。波打ち際で唯一見つかった難破船には、少数の食料が残されていたものの生存者はおらず、「船員が日々消えていく」といった内容の日誌と「キノコを食べるな」という旨の警告が残っていた。当初は協力していたが、やがて7人の心はバラバラになっていき、食料と女性を奪い合い対立する飢餓と不和の極限状態が訪れる。そして島の奥からは不気味な怪物が出没し始め、1人、また1人と禁断のキノコに手を出していく。唯一キノコに手を出さず怪物の魔手からも生き残り、島を脱出した青年はこうして病院へ収容されることとなったが、そこは精神病院の鉄格子の中であり、安全を得たはずの彼は悲観に暮れていた。病院の関係者たちから奇異の目を向けられる青年の顔には、島で見たキノコが生え始めていたのだ。劇中では、「どこかの国が行った核実験で生まれたキノコを食した人間の成れの果て」と設定されている。マタンゴを食した者の身体は次第に胞子で覆われていくが、それにつれて知性は失われ、成体へ変身してしまえば人としての自我は消失し、怪物への変異が完了する。難破船の日誌には、「麻薬のように神経をイカレさせてしまう物質を含む」とある(劇中でマタンゴを食べた者は幻覚を見て気分が高揚し、肌の色艶がよくなって笑顔のままでいる)。船員は、「島で発見した新種のキノコ」と記録していた。ポスターでは「吸血の魔手で人間を襲う」と記述されているが、作品にそのような設定や描写は無い。また、核実験で生まれたキノコという設定以外に文明批評的なものも無く、人間の我欲の行き着くところが無我・無自性のキノコ怪人であり、それが人間性に潜在する本性であるかのようなニヒリスティックなストーリー構成となっている。変身途上のマタンゴは、ドアを開けたり背後から人を襲って島内陸部に拉致する程度の知能は残っているが、言葉は発しない(うめき声は起こす)。薬品や火、光に弱いとされており、銃弾では死なないが、銃身で殴られて腕がもげるなど、骨肉の強度は人間のそれより劣る(ただし、大して血は流れない)。変身途上のマタンゴを、「マタンゴ怪人」と記述した書籍もある。マタンゴが自生する島は木々が鬱蒼と茂っていて常に霧に包まれており、昼なお暗い。歩けば1日もかからず反対側に行ける広さしかないこの島には、潮や霧の影響から多くの船が島に引き寄せられて座礁するため、近海は「船の墓場」と形容されている。浜にはウミガメが産卵に来るが、鳥類は決して島に近づこうとしない。複数出現したマタンゴの中には、シメジに似た形態の個体もいた。これは元デザインに基づいた造形の着ぐるみであるが、1体しか製作されていないらしく、出番は少ない。なお、現実世界でシメジが人工栽培に成功して広く出回るようになったのは1970年代であるため、シメジをモチーフとしているかも不明である。「マタンゴ」の名は、きのこの一種ママダンゴから採られた。また、マタンゴの声はケムール人とバルタン星人、悪魔ッ子の声に流用されたが、ジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ』の日本公開版の予告編では、ゾンビの笑い声としても流用されている。※以上は映画クレジット順。※映画クレジット順制作に際し、合成機器としてオックスベリー社の最新光学合成撮影機「オプチカルプリンター1900シリーズ」が本作のために購入されている。ロケーションは伊豆大島と八丈島で行われたが、いたるところにマムシが出没するうえ、森のシーンではムカデや害虫が多く、スタッフや俳優を悩ませた。土屋嘉男によると、霧の演出のためにスモークを焚いたところ、樹上からいろいろな虫が落ちてきて大騒ぎになったそうである。キノコのミニチュアには、開発されたばかりでまだ使用目的の無かった発泡ウレタンが使われた。キノコがみるみるうちに発育していくシーンは、実際に発泡ウレタンが反応して膨れ上がる様子をそのまま使っている。出演者たちが食べる劇中のキノコは蒸し菓子(米粉を練った和菓子素材)で作られており、食紅などで色がつけられていた(「新粉細工」と呼ばれるもの)。菓子は風月堂が映画用に作っており、毎朝撮影所に蒸したてが届けられた。そのままでは味気なかったため、土屋の提案で砂糖を加えて食べやすくしたところ大変好評で、水野久美は特に気に入って食べていたといい、スタッフたちも撮影の合間につまみ食いをしていたそうである。遭難する登場人物たちには、それぞれモデルとなった人物が存在する。これは脚本を担当した木村武と監督の本多猪四郎が、脚本を仕上げていく段階で設定された。ヨットのオーナーである会社社長・笠井は西武グループの堤義明・清二兄弟、小心者の推理作家・吉田は大藪春彦、仲間を見捨ててヨットで逃げ出す船長・作田は堀江謙一、大学助教授・村井はワイドショーで人生相談に出演していた学者(学生の明子を自分の恋人にしている)、歌手の麻美は「芸能界のどこにでもいた女性」、ヨットマン助手の小山はそんな彼らを庶民の視点から見る人物となっている。この設定はプロデューサーの田中友幸を怒らせたが、本多はほとんど直さずに作品を仕上げている。

出典:wikipedia

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